;帰宅中 「ほーれ、歩け歩けぇ、ふーははは、あたしの荷物は重かろう! ……あ、ごめん、投げ捨てようとしないで、取りに行くの無理だから!」 「うー、自分から持ってくれるって言い出したのにとんだツンデレだよ……ふふ、ま、なんだかんだ言いながらも優しいのは知ってるけどねー」 「ん、はぁ……ん、まだちょっと……ジンジンしてるかも……それに、その……あそこから中に出したの出てきて……ショーツにじわぁ、って……あいた、どうしたのって聞いてきたから教えたのに、ポカってするなんてヒドイよ、もう」 「むー、ウソじゃ無いし本当だし……ま、帰り道の往来で言う事じゃないと言われればその通りだけどね、ふふ」 「ま、でも……荷物を持ってくれたり、生徒会への協力も快諾してくれたり、何より……お互い初めてを貰い合って、恋人同士になれたり、今日はとっても素敵な一日だったなぁ……って、何その煮え切らない答え? ……むー、もしかしてぇ、あれだけしたのに恋人同士になるのは嫌とか言うんじゃ無いでしょうねぇ?」 「え? ……おー、そういえば……あ、あははは、ほら、えっと……そういうのの前に行ヤっちゃったから、なんていうか、え、えーと……そだね、なんか流れでちょろっと言っただけだし、改めてちゃんと言おっか……」 「えっと……前から……というか、昔から……君の事、好きだったよ? 今までその、多分ウザイって思われてるだろうなってくらい色々したのも好きだからだし……だから、その……あたしと付き合ってくれるかな……?」 「……えへへ、ありがと! き、緊張なんてしないてよ? だってほら、もう気持ちは通じあってるって判ってる訳だし……うん、ウソです、緊張すっごくしてた……で、でも、ちゃんと答えてくれて……やっぱり嬉しいかな」 「……新入生と三年生、たった1年しか同じ学校に行けないけどさ……好きな人と一緒の学校に1年も通えるって考えれば素敵だよね……だから、これから卒業までよろしくね……ふふ、卒業しても別に引っ越したりする訳じゃないんだから、逃がすつもりなんて無いけどねっ!」 ;3秒程度間