---------- 彼女を幸せにして ヒーローになりたいと思った。 ---------- あとがき ◎ヒロインを幸せにする音声作品 同人音声は、コンテンツの性質上 どうしてもM向け、男性受け、女性が一方的に語りかける形式のものが作りやすくかつ楽しみやすいものですが、 本作では「双方向のコミュニケーション」「目に見えない価値」 という、あるようでないような ”言葉にしにくい”ものをテーマにしました。 「きみ」である「あなた」が存在することで、作中ヒロインのその後の人生に影響があるような、 そして同時に「あなた」も成功体験を積んでその後の人生で色んな人を幸せにできる人間になりました。やさしい世界!やったね! みたいな感じをふんわり楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。 ◎おねショタ おねショタとはそもそも……?と考えたとき インモラル的というか背徳感みたいなものが強めにあったら面白いかなーと思って おねえちゃんの職業が声優になりました。 準公人である声優のおねとショタで18禁は職業的にも当然だめだし、 世間的にはもっとだめ!ウワー”誰にも言えない”ウワーみたいな……。 ◎挑戦することが怖い私とあなたに 「ぼく、大きくなったらおねえちゃんをお嫁さんにするよ!」 セリフとして描写しなかった、最終トラックの「きみ」の言葉です。 大人と比べると、この年頃の男の子には、自由に使えるお金はもちろん、経験や知識、あらゆる「ちから」がありません。 自分ができる少ないことの中からなんとか、と一生懸命考えて最後に贈った言葉は、 受け取ったおねえちゃんを幸せな気持ちにさせました。 目の前の女性をただ笑顔にしたいがために、大人の男性にも負けない勇気と愛を示したこと ずっとひとりで頑張ってきたおねえちゃんには 何よりも嬉しい贈り物だったのではないのでしょうか。 「言葉で伝えること」も、 「心と言葉と行動に齟齬がないこと」も とても大事で、なかなかできないからこそ尊くてかっこいいのだと思います。 特に、愛情や決意、感謝といった「目に見えない価値」というのは、 言葉にしてしまうとその情報量が減ってしまうので、正しく伝えようとすると 言葉に気持ちや一貫性を乗せるという大変な手間が必要になってくるのですが、 そこから逃げない選択を、行動を、一体どれだけの人ができるのでしょうか。 おねえちゃんはその宝物を大切に大切に”胸にしまって”、 時にはそれをお芝居に生かして、 これからもっともっと多くの人を魅了していくのでしょう。 声優 御所園こころは誰にも言えない おしまい -+-+-+-+-+- 制作 ふにゃころり(小石川うに) https://unicolony.com ◆クレジット◆ イラスト   :笹岡ぐんぐ  https://twitter.com/ssokgng 声優、シナリオ:小石川うに  https://unicolony.com お手伝い:大天使ムギエルとミカエルとウリエルとチャミュエルとJさんとYさん -+-+-+-+-+- ◆制作話◆ Ci-enの「制作話」も、よかったらぜひご覧ください。 https://ci-en.dlsite.com/creator/140/article/tag/%E3%81%B5%E3%81%AB%E3%82%83%E3%81%93%E3%82%8D%E3%82%8A%E5%88%B6%E4%BD%9C%E8%A9%B1 クリエイターさんの才能分析を徹底的に行った上で、 個性を生かすような作品作りをしてみました。 -+-+-+-+-+-