◆おまけ・その2 「とある深夜での優衣・その2」  ………… 【優衣】 「…………。兄さん……?」 【優衣】 「胸式呼吸…………。うん、大丈夫。寝てる」 【優衣】 「くすっ。……よいしょっ、んふふ……。  無防備な顔……安心しきった顔……」 【優衣】 「……大人びた……かお……」 【優衣】 「人は変わっていくものね。  ……まあ、中身はそうそう変わらないものだけど」 【優衣】 「……、今晩も……失礼…………ちう」 【優衣】 「……こう同じことを続けていると、  時として、刺激を欲するものね」 【優衣】 「刺激、か……」 【優衣】 「…………ん、……っ……ぁ……。まただ……」 【優衣】 「うぅぅ……、どうしちゃったんだろう……。  ……すんっ、すんっ……。っ、っ……ふぁぁ……ぁ」 【優衣】 「兄さんの匂い……すん、すんっすんっ……。  んっ、ッ、はぅっ……はぁぁ……ぁ……っ」 【優衣】 「……なんで……。んん、ぅ……兄さんの匂いが……ぅ、ンッ……!  ふはっ、はっ……はっ……は……ふ、ぁ……」 【優衣】 「……今までこんな感覚なかったのに……、  ……すんすんっ、ンはっ、はふ……ふ、っ……〜〜っ♪」 【優衣】 「兄さん……? ん、はぁ……ごめんなさい……」 【優衣】 「ん、っ……あ……やっぱり、濡れてる」 【優衣】 「……汚い、けど」 【優衣】 「すぅ……はぁ……は、ぅっ! んっ……!」 【優衣】 「……下から掬うようにして、っ……はぅっ!  ンっ、っ……っ」 【優衣】 「はあ……ぁ、ぁっ……は……ん、っ……ンっ、ぅ♪  ンはぁ……は、……これ、  ……はう……きもちぃぃ……すぅ、んっ」 【優衣】 「はぁ……は……、んく……は……ちょ、直接……直接だと、  どうなるのかしら」 【優衣】 「ん……、……すこしだけ……。  だから……」 【優衣】 「んっ、フ……ぁ、……トロトロ……。  ……んっ、っ……んっ――!」 【優衣】 「っ、はっ、ぁ……ぁっ、これっ、これぇっ……すごっ……♪」 【優衣】 「んっ、ン、ふ……はっ、はっ…………っ、すぅぅ……っ。  ンっ、っっ、っ! っ、ふあっ、は、ぁぁ……っ♪」 【優衣】 「はぁ、は……ふ……ぁ……ぁ……」 【優衣】 「ナカは……っ、う……ぅぐっ! いたっ……!」 【優衣】 「っ……ダメ、……届かない……。  奥が……この、奥がっ……うずうずするのに……っ」 【優衣】 「私じゃ……痛みが勝って、できない……」 【優衣】 「私じゃ……私の、指じゃ……」 【優衣】 「…………兄さん……。  ……兄さん。  兄さん……っ、兄さんっ……!」 【優衣】 「兄さんなら……、兄さんならっ……この疼きを、止められる……?  兄さんなら……兄さんの、ならっ……私の、奥まで……っ」 【優衣】 「っ、ふぐ……っ! にい、ざっ……! にいさ、っん!  はぁっ……、はっ……! ぅっく、っっ、にっ、さ……っ!」 【優衣】 「ぅぅっ、ぐ、……来る、来るっくるっ、ぅぅ〜〜っ……!  ぬ、むぐ、ぅぅっ、ぅぅぅ……っ!」 【優衣】 「っ――! くぁ、はあっ……! はっ、……ぅ……ぁっ……、  は、ぁ……はぁ……、はあ…………はぁ……ふ……」 【優衣】 「はぁ……今の……。  今のが……絶頂……? 兄さんと同じ……。  私も……兄さんみたいに…………興奮、して……」 【優衣】 「私、もしかして……、……兄さんがほしいのかしら……。  …………兄さんに、……愛して、もらいたいの……かしら」 【優衣】 「……私は、妹……。兄さんの……妹。  愛し合う、なんて…………許されない。許してくれない……。  わかってる……わかってる、けど……」 【優衣】 「……心では、わかってるのにっ……どうしてっ……」 【優衣】 「好きじゃない……好きなんじゃないっ……。  好きになっちゃいけないっ! すき……好きじゃないの……!  私はっ、兄さんを好きになんて! …………なって、ない……」 【優衣】 「…………ねえ。すき、って……こういうこと……?  心で納得できなくても、体が求める、って……そういうこと……?  ……はは、ははは…………そんなことって、ある……?」 【優衣】 「……兄さん……私は、どうしたらいいの?」 【優衣】 「兄さん……」 【優衣】 「…………助けて……」