恋研部長のらぶあま実験室(ラボラトリイ) ■ファイル1:新たな研究段階へ移行するための準備行動 [放課後、恋研部室にて] (扉をノックし、開ける主人公) ん? おやおや、こんなところにお客人とは珍しいね。 あ!もしかして、部員募集の張り紙を見て来てくれたのかい? (主「はい、そんなところです」) なるほどなるほど、ということは君は入部希望者というわけだね! ふふ。それは素晴らしい。 うーん、そうだね。では、そこのソファに座って待っていてくれるかな? お茶でも飲むかい?……と思ったけど、そういえば今日の分のお茶菓子は全て自分で頂いたんだったね。失敬失敬。 だったらココアにしようか。今日は少し肌寒いからね。甘くて暖かいものの方が何かと捗るというものじゃないかな。 [ココアを前に、机で向かい合わせの二人] こほん、では改めて。 ようこそ。我が恋研へ! もうご存知かもしれないけど、恋研とは恋愛研究部の略。 その名の通り、主に男女の色恋をメインに、それに付随する様々な題材を研究するための集まりなんだ。 ……まあ、「集まり」と言っても現状部員は僕しかいないんだけどね。 あ、そうそう、自己紹介がまだだったね。 僕は部長の谷山望愛。こう見えても3年生なんだ。 君は……ネクタイの色を見るに、2年生かな? これは後で説明するつもりだけど、恋研では特に上下の階級を重んじるようなことはしたくないと思っているんだ。 だから君もあまりかしこまらないで、リラックスして臨んでくれたらいいかなと思ってる。 よろしくね、後輩君。 さて、突然だけど、君は恋愛というものをしたことがあるかい? (「ありませんけど……」) うんうん、なるほど。 いや、笑うつもりはないよ。なぜなら僕も、君と同じ境遇だからね。 僕も一緒、生まれてこのかた誰とも恋愛関係を持ったことはない。 つまるところの「清い体」と言うわけだよ。 だからこそ僕は、いつか来るその日のためにと思って、こういった研究をしているのさ。 言った通り、部員は僕一人だから、基本的には文献からの情報収集やその分析。 稀に実践を伴った研究もしてはいるんだけど…… 基本的にそういったことは一人ではなかなか難しくてね。 そこで今回、その助手を勤めてくれる生徒を探していたんだ。 そう、そこで君が現れた、というわけさ。 今の説明で全てを伝えられたとは思ってはいない。 けれど、少しでも興味を持ってくれたのなら是非協力して欲しいと思ってる。 何か質問はあるかい? (「具体的にはどういう活動をするんですか?」) 具体的な活動内容……ふむ。 僕の研究内容については部外秘になっていてね。 ただひとつ、もし君の僕に対してのファーストインプレッションが少しでもプラスなのだとしたら、けして悪いようにはしない。とだけは言っておこう。 どうだろう。僕の手をとって、この研究を新たなステージへと発展させてくれないかい? (了解する主人公) 本当かい? ありがとう。君がこんなにも積極的で、僕は嬉しいよ! ふふ、ふふふ…… え?あーいやいや、ちょっと興奮してしまってたね。 心配しなくても、別に取って喰おうって言う訳じゃないんだ。 ただ、一人では実証不可能だった幾つかの問題への道が開けることが楽しみでね。 うん、では改めて、今から僕たちは恋人同士だ。 (突然のことに驚く主人公) ふふ、そんなに驚かないでほしいな。 なぜならここは恋研で、僕たちは恋愛に関する研究を行う。 僕達自身に「恋人同士」というラベルをつけることで、この研究は随分と取り回しが良くなるんだよ。 もちろんこの関係は仮のもので、この恋研の中だけのものだからね。 僕には君の、ここ以外での色恋についてまでどうこう言う権利はないし、そのつもりもないよ。 君がそれを望まないというなら、ただの部長と部員ということにしておいてもいいんだけど…… (主「いいえ、問題ありません」) うん、きっとそう言ってくれると思ったよ。 君は本当に素晴らしい助手君だね。 もしかしてこうなること、薄々感づいてここまで来たんじゃないのかい? いやいや、僕は下心を咎めたいわけじゃないんだ。 ただ、僕としてもあまりにも順調にことが進んでて、少々驚いていてね。 ああ、君の本心がどうであれ、協力してくれるという言葉に偽りがあるとは思えない。 だったら、僕は君のその言葉を信じることにするよ。 それがお互いの利益のため、だと思うからね。 それに……恋とは下心から始まるものと言うじゃないか。 擬似的なものだとしても、それの幕開けには相応しいものだ。 そうとは、思わないかい? (頷く主人公) ふふ、どうやら君と僕の相性はぴったりのようだね。これからが楽しみだよ。 さて、本心では今すぐにでも実験に入りたいところなんだけど、今日はもう遅いからね。 続きは次回の活動で、ということにしておこうかな。 (主「何か用意するものとかありますか?」) いや、特に何かを用意するという必要はないよ。。 君は、ただ放課後にここに来てくれれば、それだけで十分。必要な物がある場合はこちらで全部用意するつもりだからね。 えっと、ちなみに恋研の活動は毎週月曜、水曜、金曜の放課後。 場合にもよるけど、概ね2時間から3時間を予定してるよ。 なので次回の活動は明後日、金曜日の放課後に実施する。 時間厳守、とまでは言うつもりはないけど、是非、忘れる事のないようにお願いするよ? ■ファイル2:手を繋いで歩くことによる心身への影響の調査 [後日、放課後部室にて] ところで君は今、好きな人っているのかい? ふふ、あまりに唐突だったね。 先日、恋愛経験については尋ねたけど、今現在の君の恋については聞いていなかったなと、あの日帰ってから考えていたんだ。 無理やりこういった関係を作ってしまって問題はなかったのかと、少し不安に思ったというわけさ。 (主「いえ、特には」) そうか、それなら何も気後れすることなく実験に協力してもらえそうでよかったよ。 憂事はなるべく解消しておいたほうがいいからね。 君も、何か気にかかることがあるならなんでも聞いてくれていいんだよ? (主「今日は一体何をするんですか?」) なるほど、要するに今日の実験内容についてだね。 ※今日はこのまま家に帰るよ。 帰ると言っても、もちろん何もしないわけじゃないよ? 君、ちょっと右手を前に突き出してみてくれるかい? (言われたとおりにする主人公と、その手を掴み恋人繋ぎにする) ん…… ……こうやって、手を繋いで下校したいと思っているんだ。 いろいろ考えたんだよ。実験したいことは山ほどあるんだけど、最初には一体どれが相応しいのかって。 その結果がこれさ。こうやって、恋人繋ぎをするときの感触や感情の変化、実際に体や行動にどういう影響を及ぼすかと言ったね。 ……初めてかい?少し手が震えているのがわかるよ。 ふふ、そうだね、僕も同じだ。簡単なことなのに、どうしてこんなに胸が高鳴るんだろう。 文献等で聞き及んではいたけど、実際に体験するとなかなか…… 君の手、暖かいね。 こうやって繋いだ手の中に感じる温度や水分。 これはまさに恋人たちにしか感じることのできないもの、なのかな。 ……素敵だね。 君はどう思う? ……あ、そうだ。だったら今日のことをレポートにして提出してくれないかい? レポートと言っても、ほんの少しで構わないよ。 たった一言二言でも、ただ君が思ったこと、感じたことを言葉に、文字にして僕に教えてほしい。 どうだい、やってくれるかい? (承諾する主人公) ふふ、本当に助かるよ。ありがとう。 (主「そろそろ行きましょうか」) うん、そうだね。それに、ちょうどいい夕焼けだ。 恋人たちが手を繋いで家路につくのにお誂え向きの背景、十分に堪能させてもらうとしようじゃないか。 [手を繋いだまま、校門から出てくる二人] どうしたんだい、そんなにキョロキョロして。 (主「いや、知ってる人間に見られてないかなっと思って」) ふふ、確かに。少々人目が気になるところはあるね。 だけど、今はこっちに集中してほしいな。 それに、これは純然たる研究のための行為であって、不純異性交遊に当たるものではないと僕は考えている。 そもそもそれは、青少年の健全な成育に悪影響を及ぼすものとして扱われているんだろう? ならばこの研究は、その表裏の位置にあるものだと言っても過言ではないと、僕は思っているよ。 青少年を取り巻く性というものは大人たちによって「悪」としてみなされることが多い。 だが実際はどうだろうか。 感情を持った人間である以上、恋愛感情や性欲と言ったものは多かれ少なかれ必ずつきまとうもので、 それを外野がいくら頭ごなしに否定したところで一個人同士の密接な関係には入り込めないだろう? そのときに繋がった物同士、性に関しての知識や倫理観が欠如したままでは、ほぼ確実に不幸せな結果を生んでしまう。 だから僕たちは正しいことを学ばなくてはならない。 社会が忌避する性というものを、実際に当事者になる前に知っておく必要があると思うんだ。 ……話が脱線してしまったね。 つまり、僕らくらいの男女が手を繋いで歩いている程度、誰からも咎められる言われはない。 それ以上に、健全に成長して大人になっていくために必要なことなんだ、と言いたいわけさ。 僕達人間は、恋をする生き物だからね。 お腹が空くのと同じ。眠くなるのと同じ。 生きている以上、生理的欲求に抗うことなんてできないからね。 ……しかし君、それは無意識かい? いや、時々僕の手を確かめるように強く握ってみたり、指の付け根をコリコリしてみたり…… 嫌じゃないけど、少しくすぐったいかな。あはは…… (主「本当ですか?」) え?あ、うん。正直に言ったほうがいいかな。それが研究者としての義務だからね。 ……少し、気持ちいいなって、思ったよ。 だからお返し、させてもらおうかな。 (ぐりぐりと、主人公の手を握り返す) 気持ちいいかい?ふふ、それは何よりだね。 ただ手を繋いでるだけかと思いきや、こんなふうに追加のスキンシップを得られるなんて、全くこれは奥が深いものだ。 ん?どうしたんだい?急に立ち止まって。 ああ、そうか。君の家はこっちの道なんだね。ついつい習慣で自分の家へと向かっていたよ。 では、今日の研究はここまで、だね。お疲れ様。 (なかなか手を離そうとしない望愛) …………。 ふふ、なかなかこの手が離れてくれなくてね。 なんだかこのまま離すのを惜しく感じてしまってるようだよ。 それは、君も同じなんだろう? (頷く主人公) うん、正直でいいね。 なら今後も、活動のあとはこうやって手を繋いで帰ることにしよう。うん、それがいい。 実験とは1度だけでなく、継続して行うことも大切だからね。 何度も何度も数を重ねるに連れて、今日の、最初に感じたことがどういった変化を見せるのか、楽しみじゃないかい? ということで、残念だけど今日はここまで。 (ゆっくりと手を離す) さて、この感触を忘れないうちに研究日誌を付けないとだね。 君もレポートの件、よろしく頼むよ? ■ファイル3:キスの種類による、反応と感情の変化の違いについて [放課後、部室にて] やあ、君か。お疲れ様。 (書類を提出する主人公) おや、これは…… ああなるほど、前回のレポートだね。うん、受け取ったよ。 では早速……ふむふむ……(提出されたレポートを読んでいる) ふふふ、僕の手、そんなに柔らかかったのかい? んぅ、嬉しいねぇ。 君の手もたくましくて、僕は好きだったよ。 今日もまた、楽しませてもらえると嬉しいな。にへへ。 うん、うん……なるほどね……(続きを読む) ……うん、読ませてもらったよ。 やっぱり男の子の思考は僕ら女子のそれと、多少の違いがあるようだね。これは興味深いことだよ。 このレポートは資料として、研究ファイルに入れておくね。 では、今回のテーマについて説明したいんだけど、いいかな? 今日は、その……「キス」についての研究をしたいと思っている。(「キス」から少し恥ずかしそうに) ……ああ、もちろん魚の話ではないよ?キス、口づけ、接吻についてのことさ。 「手を繋いだら次はキス」なんて、ほとんどお決まりの段階のようだからね。 もちろん、君が僕とキスをすることに抵抗がなければ、でいいんだけど…… (主「もちろん、協力しますよ」) やってくれるんだね。ありがとう! ……君、なんだか楽しそうだね。 不安に思ったりしないのかい?今から行うことは、君にとっても初めてなんだよね? (主「初めて同士なら何も怖くないですよ」) そっか、僕も初めて、君も初めての初めて同士。わからないならお互いに歩み寄って学んでいけばいいだけのことか。 そうだね、これが研究だってこと、危うく忘れかけていたよ。 君はほんとうに最高の助手君だね。頭がさがるよ。 じゃあ次は詳細についてを。 「キスについて」と言っても、普通に君と僕でキスをするだけだと研究の意味は無いと思って、いろいろと過去の研究から引っ張ってきたんだ。 まずはこれを見てくれ。 これは僕が以前独自に研究をした、様々なキスの方法についてをまとめたものだよ。 これらの中から幾つかをピックアップして、実践をしてみたいと思ってるんだ。 まあ中には少々刺激的なものもあるかもしれないけど、それも研究のためだからと思って協力してくれたまえ。 ああ、それでは早速始めよう。 ………… あの……そんなに見つめられてると始めにくいんだけど…… うん、僕の方からするから、君は、その……目を瞑っててくれないかい? あと、あまり恥ずかしがらないでほしいな。 ……僕まで、恥ずかしくなってしまうからね。 それでは、まずはライトキスから。 これは文字通り、軽く口をつけるだけのものなんだ。 少しだけ顔を傾けてくれるかい? ん……ちゅっ。 ……と、こうやって頬にキスしたりなんかに用いられるらしいね。 ほら、君からも…… (頬にキスをする主人公) ん……ふふ。なんだかこそばゆいものだね。 では次はバードキス。 鳥が嘴で啄むように、唇を尖らせて何度も行うキスなんだって。 こちらも、頬にさせてもらうね。 ん……ちゅ。 ちゅ、ちゅっ……ちゅ、ちゅむ、ちゅ、んちゅ……ちゅ、ちゅぅ…… んぁ、君の頬に唾液が……ちゃんと拭いてあげるね。 (頬を拭う) うーん、自分で練習するのと違って、なかなかどうして難しいものだね…… (主「練習?」) ああ、言わずもがな、僕は異性とのキスの経験なんて皆無だから、 こうやって……んちゅ、ちゅぷ……って、親指の付け根を使って。 ほらここ、なんとなく唇っぽい形状をしてるだろう? (主「なんかいやらしいですね、それ」) いやらしいかい?ふふ……これも研究の一環さ。 それに今、僕たちは本当のキスをしているんだよ? それに比べればそんなこと、瑣末なことさ。 さあ、次は君からだよ。 うん、そうやって唇を尖らせて…… んふ……ふ……ん………… ん……なんだかこうやって音を立てられると、途端に興奮度が増すように感じるね。 頬と同時に、耳まで感じているようだよ。不思議な事だね。 ああ、では次に進むとしようかな。 次に行うのはプレッシャーキスと呼ばれるものだね。 これは、そうだね…… 一般的に言われるキスの典型的なものじゃないかな? もちろん、君の中でのキスの常識がディープキス主体のものでなければ、だけど。 ドラマや、子供向けの少女漫画なんかでよく見られるキスだと思うよ。 (主「それって口同士のやつですよね?」) ああ、そうさ。ここからは唇同士のキスになってくる。 君、覚悟はいいかい? (主「望むところです」) ふふ、本当に頼もしいよ。 では、目を…………ん、よろしい。 ん……んぷ…………(口付ける) ……ぷぁ………………ふぅ…………(離す) これは……うん。キス、だね。 自分の手とするのなんかよりも、ずっとずっと良い…… うん、柔らかくて、ほんのり湿っていて、暖かくて…… ああ、キスとはなんて素敵なものなんだろうか。(うっとりと) …………ごほんっ(咳払い) そうだね。もっと……実験を続けよう。 言っておくけど、けしてこの快感の虜になっているわけではないからね? うん……次は、そうだね……スウィングキスというのをやってみようかな。 少しテクニカルな部類になると思うけど、僕も頑張るから、君も。 もし上手にできなくても、笑わないでほしいな。 では……はむ……(主人公の下唇を軽く噛む) (下唇を咥えたまま) どうだい?痛くはないかい? このキスは、相手の唇を甘噛みしたまま、少し頭を左右に振る…… 唇の感触を楽しむためのキス、なのかな? ん……んぅ…………(実行する) ……少々鼻が擦れるね。なんだか変な気持ちだよ。 (/下唇を咥えたまま) 普通に生きていたらあまり人と鼻をこすり合わせる、なんてこともないだろうしね。 そういえば、唇を使わないで鼻の頭で行うキスというのもあって、それはスメルキスと言うんだ。 お互いの匂いを感じるためのキスらしいけど、唇を使わないのにキスって名前が付いてるのはなんとも違和感を覚えるね。 っと、また脱線してしまったかな。 ほら、君からもどうぞ……(下唇を突き出すように) (下唇を咥えられたまま) ん、んふ……ふぁ…………ん…… き、君……それは少し激しすぎないかな…… うん、そう……そのくらいのほうが気持ちいいよ…… (/下唇を咥えられたまま) ……ふぅ。 うん、これはまだ僕達には難しかったかもしれないね。 でも、それがわかったのも研究の賜だと、僕は思うわけさ。 さあ、どんどん行こうか! じゃあ次のキスは……バインドキス、かな。 これは……少々言葉にしにくいなぁ。 相手の唇を食べてしまう、と形容するのもあながち間違いじゃないかもしれないけど…… うん、とりあえずさせてもらうね。 ぁ……はぷ。 (キスしながら) あぷ、あむ、んぷ……ちゅぷ、んぷ……ぁぷ、ちゅぷ…………(唇を唇で包むようなキス) どうかな?……あぷ、はむ……これは…………んぷ、ぁむ…… 君の唇の感触……んぷ、ぁむはぷ……ぷちゅ……すごくいいものだね…… はぷ、んぷ、んちゅ……ぁむ……あむぁむ……んりゅ、ちゅぴ…… (/キスしながら) ……んふふ。先程のに比べて、これはわかりやすくて良いね。 本当に、味わうような、食感を楽しむようなキスだ。 ふふ。君、なんだか表情が緩んでないかい? そんなに頬を赤らめて……かわいいなぁ。 ではこのまま、次の項目に行くとしよう。 次は、インサートキス。 もう、名前を聞くだけでもわかるかな。 ああ、ここからは舌も活用するキスの実験さ。 このキスはその中でも軽い方。 ディープキスの中のライトキスって感じかな? 舌を出して…… (舌を出したまま) こうやって……ん、れりゅ、れる……んちゅ、れる、れろ…… ……相手の口の中に軽く舌を入れて……れりゅ、れる……舌先で相手の舌にキスをするような…… りゅる、れろ……そんなイメージで行うといい…… (/舌を出したまま) ……のかな? では今度は君からも…… ……んりゅ……んれ、れる……んぁ……りゅふ……んりゅ……ぁふ…… ……うん、上出来だ。 でもこれは……少々もどかしいような心地を覚えるね。 君も、このままもっと深く繋がりたくはないかい? ふふ、正直ものだね、君は。 そんな気持ちにぴったりなキスがこの次、カクテルキスだよ。 これは、所謂ディープキスというものだね。 お互いがお互いの唇や舌を刺激しあい、感じ合うためのキス…… ……もう、方法はわかってるよね? ほら……早く…… [このあたりから徐々に興奮が隠せなくなってくる望愛] (キスしながら) ん…………ぁぷ……ちゅる、れりゅ、んちゅぷ、ぴちゅ……んぁ……はふ……はぷ、はむ、れりゅ…… 今までのが……愛を確かめ合うためのキスだとしたら……んちゅ、ぷぁ……れりゅ…… んちゅ……これは……お互いを求め合うための……ん……キス……とでも言えるだろうか…… れぷ、んりゅ……君も、この短時間で……んぷ、りゅる……結構キス、上達したんじゃ……ないかな? ぁぷ、ちゅる、れる……僕も……君がどこをどうすれば良い反応を見せてくれるのか……ちゅる、ちゅるる…… 色々と……試しながらやってみてるんだけど……ちゅる、じゅる……んふ……ぁ………… これは一つの研究題材となりうるだけの……んぷ、れりゅ……深みを、持っているね………… (/キスしながら) ……ぷは…………はぁ、はぁ……ん……ふぅ………… しかし、これにばかり没頭していては研究にならないかな……あはは。 ……ん、ふぅ……さて、それじゃあ次を…… 君、舌を出してくれるかい?……うん、そう。れぇーって。 ……今からするスロートキスは、相手の舌を吸うように愛撫するキスさ。 まずは僕からしてみるから……ん……タイミングを見計らって、君からもしてくれるかな? ……ん、では…… (望愛が主人公の舌を吸う) はぷ……ちゅる……んぷ……、ぢゅる、ちゅる……ちゅぷ、ちゅむ……んふ…… ぁぷ、はむ……ちゅるちゅる……じゅるる……ちゅる……れりゅ………… ……んふふ……ほら、君からも……れぇ…… (主人公が望愛の舌を吸う) ……えれ……んぁ……ぁっ…………はぇ……れりゅ……んぷ、れるりゅ……んちゅ…… んぅ!……ん……ぁえ……ぁふ…………れ……ぇれ…………ん…………んぅ……! ……ち、ちょっとまって。(舌を出したまま) 唾液が……んじゅる…… はぅ……ふぅ……ふぅ…………んふ…………ふぅ………… なんだか先程から……唾液の分泌量、普段より多くなった気がするね。 うん……お互いに……だよ。 これも一応記録しておかなくては……かな。 ……さて……次は………… ああ、次のキス……ん……オブラートキスと言うんだけど……ふぁ…… 今行ったものはどちらかと言うと……それに近かったかなと……思ってね。 これは相手の舌を……吸いながら、包むように…… (主「先輩、しましょう」) っ……そうだね……では、始めようか………… (キスしながら) れる……ぢゅる……んりゅ、りゅる……ちゅる、んぷ………… 先ほどのキスとの違いは……じゅる、ちゅ……吸うだけでなく…… 舐めたり、軽く噛んだりといった……ちゅる、んりゅ……刺激の手段が増えるところ……なのかな……? ぁぷ、はむ……ちゅる、ちゅるる……ちゅむ、ぢゅる、れりゅ……ん………… しかし……んちゅ、れる……この絡みつく感じ……痺れてしまうね……んぁ……ふ…………ちゅる…… (/キスしながら) ぷはぁ…………はぁ……はぁ………… ふぁ……は…………っ…………んふ…………はぁ……ふぅ………… えっと、そうだね……今日実験する予定だったキスは……ここまでなんだ……んぅ……ふ………… ……最後に……今日の復習をしようと思うんだけど……いいかな? ああ……では、これが本日の締めだね……ん…… 君から僕に……今日行ったことを活かして……好きにしてみてくれるかい……? ああ……僕はきちんと目を瞑っておくよ。 ん…………(目を瞑り、顎を上に上げる望愛) ……では、始めてくれ。 (初めは優しく唇へのキスを) ん……ちゅっ……ちゅ……ちゅ……ちゅぷ…………んふ……ちゅる…… ちゅ、ちゅ、ちゅる……んぷ、ちゅ…………ちゅる………… (次第に舌を使ったキスに) ん…………んむ…………んぁ……れる、んりゅ…………れぷ、んふ……ぁぷ………… じゅる……ちゅ、ちゅる…………んふふ……優しいキスだね…………ぁぷ……れる………… じわじわと……頭のなかが溶かされていくのを……ちゅむ……感じるよ…………れる、れりゅ……ちゅぷ……ちゅる………… ぁぷ……ちゅる、ちゅ、ちゅぷ……ぁふ……ふぁ…………れる、れるれりゅ………… (段々と激しく、責めるようなキスになっていき、少し苦しそうに感じる望愛) れりゅ……んぁ……ぁぷ……ん……れりゅ、れぅ……んりゅ、れる、れちゅ……ちゅる、ぢゅる…… れろ、れるれる…………っ……ぁ…………ぁぇ……れる……れぷ、ちゅる……りゅる…………ん……! んぷ、ちゅ……君、なかなか上手……んぷ、りゅ……だよね…………ん……ぁぷ…… この短期間でここまで理解するなんて……ちゅる、んぷ……ぢゅる………… んふふ……んちゅ、れりゅ……流石だよ…………ぁ……ぷゅ…… (執拗に舌を責めるようなキス。気持ちの高ぶりが抑えられない望愛) んじゅ、ぢゅる……ちゅぷ、ちゅる、んちゅ、ぢゅぷ……れりゅ、れる、れぷ、んりゅ、ちゅぷ…… ぢゅる……すごいね、君……んちゅ、ちゅる、んじゅ…… 僕の弱い所……僕でも理解してなかった弱点を……こんなに簡単に見つけるなんて…… 君は本当に……最高の助手くんさ……んちゅ、ぷぁ……れりゅる…… んりゅっ、れりゅ、んる、んぷ、ちゅぷ、ぢゅる、ちゅむ、ぢゅるる…… れりゅ、れる、んりゅ、ちゅる、んぷ………… ぁえ……!?ん……ひぅ…………ん……ぁ……んりゅ……っ………… ぷぁ……っ…………はぁ…………は……んふ………………ふゅ………… 君…………そこは…………ダメだよ………… ん…………ふ…………ぁ……ふゅ…………んぅ………… ……はぁ……ふぅ…………ん…………………… ん……ああ、ごめんね。……もう大丈夫、落ち着いたよ。 (主「なんかごめんなさい」) ふふ……これは好きにしていいといった僕の責任さ。君を責めるつもりはないよ。 それに……とても心地の良いものだったよ。……素敵だった。 しかし、僕の舌はこんなにも敏感だったんだね。これは大発見だ。 自分のことは自分が一番わかるとはよく言うものだけど、 それが自分以外の人間とか変わって初めて得られるものの場合はその限りじゃないということがよくわかったよ。 自ら触れた時はなにも感じないのに、それが君の唇や舌だとこんなにも…… うん、これはさらなる研究が必要だね。そうに違いない。 それに今回行ってない項目についても、また追加で検証して行きたいと思う。 ……えっと、今日の研究の成果をレポートに留めなくてはなんだけど……その前に、お花を摘みに行っても……いいかな? ■ファイル4:昼食を共にすることによる味覚への影響+α [昼休み、恋研部室にて] ん?助手君じゃないか。 お昼休みに部室まで来て、一体何事だい? 活動に意欲的なのはいいけど、時間外にまで付き合ってくれなくてもいいんだよ? (主「先輩はここでなにを?」) ああ、僕かい? 僕はいつでも、できることをしておきたいからね。 日頃の研究の整理や、活動の準備なんかをしているのさ。 (主「もし良かったらお昼一緒にどうですか」) なんと、お昼のお誘いかい?それは嬉しいねぇ。 ちょうどお腹も空いてきて、そろそろいただこうと思ったところだったんだ。 うむ、では君はソファにでも座って待っていてくれたまえ。 [少し後] 待たせてしまったね。では早速頂くとしよう。 おや、君のそのお弁当、もしかして手作りかい? ふむ、栄養も色彩もバランスが良さそうだね。 これは、自分で? (主「親に作ってもらってます」) なるほど。君は親御さんによっぽど愛されているようだね。 家族愛が感じられる素敵なお弁当だ。見ているだけで幸せになれるよ。 (主「先輩のは……」) ああ、僕のはサンドイッチだ。 こんなでも、一応手作りなんだよ? なんといってもサンドイッチは、作業の片手間に食べやすいからね。 僕みたいな人間にはピッタリの料理だとは思わないかい? ……そうだ、君にも一つおすそ分けしてあげよう。 ふふ、遠慮しなくてもいいんだよ?こんな事もあろうかと、いつも少し多めに作ってる…… ……というのはまあ、嘘なんだけど。 僕は、頭を使ったり実験をしたりすると、とてもお腹が空くのさ。 だから、活動の日はいつお腹が空いてもいいように、少し多めに持ってきてるんだよ。 (渡されたサンドイッチを食べる主人公) ……おいしいかい?んふ、それは良かった。 お返しに僕にも?ん、君は優しいね。 それじゃあ、そのミニトマトをもらおうかな? (弁当箱を差し出す主人公) ……うーん、僕は君から食べさせてほしいなぁ…… (主「「あーん」ってやつですか」) うむ、理解が早くていいね。 じゃあ、はい。あーん………… はぷ…………んむっ(主人公の指が口の中に入ってしまう) れる、ちゅ……君ぃ……指、入れ過ぎだよ?(口にミニトマト入ってます) むぎゅむぎゅ……(ミニトマトを食べてる) ……もしかして、君は女の子の口に指を入れて喜ぶタイプの人間なのかい? (主「まあ、嫌いじゃないですよね、普通」) ふふ、君はわかりやすいなぁ。 随分前にネットで、彼氏にそういうことをされる云々といった書き込みを見たことがあってね。 やっぱり男の子はそういうの好きなのかなと思っていたんだよ。 もっと……してみたいかい? ふふ、そんなにニヤついて……本当に君は…… ああ、では今日の活動はそれについての研究にしよう。 放課後までに幾つかプランを練っておくよ。楽しみにしててくれたまえ。 それよりも早く食べてしまわないと、お昼休みが終わってしまうよ? [更に少し後] あ、そうだ。君、食後のお茶はいかがかな? 今日はちゃんとお茶菓子も用意してるんだ。デザート代わりにどうぞ。 (机からチョコレートを取り出す望愛) ああ、チョコレートだよ。君、甘いのは大丈夫かい? (早速食べだす主人公) ふふ、気に入って頂けたようで何よりだよ。 ……ところで君、こういう話を知ってるかい? チョコレートには媚薬効果があって、それはまるで恋に落ちているような感覚だと言うらしいんだ。 一説によると、それはキスによって覚える興奮の数倍にも登るという…… ……確かめてみないかい?僕と一緒に、そのチョコレートで。 いやなに、難しいことはしなくていいのさ。 まず、この前のキスの感覚を思い出して欲しい。 できれば終盤の、恋人同士のキスのほうがいいだろうね。 ……で、次はそのチョコを口の中でゆっくり溶かすように味わって…… では僕も……はむ。(チョコのかけらを口に入れる) ん…………んる……………… どう……かな?ドキドキ、してるかい? 僕は……そうだね……少し心拍数が高くなってきたような気がするかな……? いや、でもこれはプラシーボ効果かもしれないね……うん。 で、次は………… (顔を近づけてくる望愛、すぐに唇が触れる) ん……ちゅ、ちゅぷ………… このままキスをしてみるとしよう……んちゅ、ちゅる、れる………… (キスしながら) はぷ、れぷ、ちゅるる……ぁぷ……ん……れるれる……んりゅ………… んちゅ、ぷぁ……どう、だろうか……ぢゅる……興奮……してるかい? んふふ……ちゅる、れりゅ……言わずもがなって感じ……だね……れりゅ、んりゅ、んぷ……ちゅぴ…… これは……ちゅる、ちぷ……まさに媚薬……んちゅ、じゅる……凄いよ……ぁぷ、んっ……ぷぁ…… (徐々にゆったりとした、ねっとりめのキスに) れりゅ……んちゅ、ぷゅ……んりゅ、れる…………ぁぷ、はむ……りゅる…… この前とは……ん……また違った感覚…………りゅ、ぢゅる……ちゅ…… 前回は体が痺れるような……りゅる……ちゅるる……ものだったけど……っ………… 今日の……これは、脳が……んぷ、ぅぷ……ぢゅる……溶かされているような……んりゅ、ちゅ…… 本当に…………りゅれ……ちゅぷ……れる…………甘い……キスだね…………んる……ちゅ………… ちゅる……ちぷ…………れりゅ、はぷ…………んぷ、ちゅ…………ぇる……りゅぷ………… ちゅぴ…………んりゅ……れぷ、はぷ……ちゅる…………ぢゅるる………… (/キスしながら) (昼休み終了のチャイムが鳴る) んぷぁっ…………んふ……ふぁ…………ふぅ………… 残念ながら……はぁ……時間切れの……ようだね………… んふふ……結果は…………言うまでもないかな…… でも、一応レポートにはしておかないと…… 君は先に授業に行ったほうがいいんじゃないかい? 教室、ここから遠いんだったよね。 僕はもう少しだけ……することがあるからね。 (主「ではお先に失礼します」) うん、では放課後に、またね。 (主人公部屋から出て行く) …………………………はぁ、全く………… ……この体の火照り、どうしたらいいんだろうね……ふふ………… ■ファイル5:口内における指の愛し方と、得られる相互の快感について [その日の放課後] 全く、君はそんなに僕の口を弄りたいのかい? (主「わかりますか」) わかるさ、部屋に入ってきてからずっとソワソワしてるじゃないか。 ……君はえっちだよ。 ふふ、それは僕に言われたくないって顔かい? たしかに、その通りだね。 君もえっちで、僕もえっちで。 だからこそ、こうやって数々の実験が順調にいってるんだ。 ならば、この素晴らしき出会いに感謝しようじゃないか。 うむ、では早速……と言いたいんだけど、まずは諸注意を。 僕の方の都合で申し訳ないんだけど、いくつか禁止事項を設けさせてもらいたい。 一応、聞いてくれるかい? では、まず一つ目、あまり指を奥まで入れないこと。 知ってるとは思うけど、喉の方まで刺激されてしまうとえずいてしまうからね。 こればっかりは生理的な反応だから、注意してくれたまえ。 二つ目、一度に入れる指は二本まで。 これは僕のキャパシティの問題かな。 君の指の太さだと、それ以上を入れられると喋れなくなりそうだからね。 そして最後、これはそこまで重要じゃないんだけど…… 僕の舌、あまり引っ張ったり摘んだりはしないで欲しいな。 ……先日のキス、お互い調子に乗りすぎていたところはあると思うんだけど、 僕があんな風になってしまったのは、君に舌を甘噛みされたからなんだ。 あの後、色々大変だったんだからね……(小声で) ……ごほん(咳払い) ともかく、以上の三点はぜひ気に留めていてもらいたい。 (主「わかりました」) うん、よろしい。 では……んぁ……(口を開けて待機する望愛) ほら、来ていいよ……(口開けたまま) (指で口の中をいじられながら) ……ん……んゅ…………ぁ…………ぁふ…………にゅ………… んふ……ん…………ぁ……ふぅ…………ん…………ぅ………… んぁ…………は…………ねえ、君…………ん………… ニコニコしちゃって……ん……ぁぐ……ぇ…………楽しいのかい?……んっ……ふ…… ぁふ……そんなに舌を……責められると……んふ……ぁ……体……震えてしまうね…………ん……っ…… もしかして……ぁ……僕からも……むぐ……んむ……舐めた方がいいの……かな……? (主「じゃあお願いします」) ふふ……了解だよ…………ん……ふぁ…………れる……れりゅ………… (/指で口の中をいじられながら) (口に入れられた指を舐めながら) んは……んりゅ、れる……ん……ちぅ……ん……ぅ…………れる…… ぷぁ……はぷ、ちゅる……れる……んふ……ぁ…………ぷぁ…………ん…… こんなので喜ぶなんて……んぷ、ちゅ……君は変態だね……んふふ……れる、りゅる…… ぁぷ、ぢゅる……でもその表情……ん……いいよ…………ぁぷ、ん…… 僕はそうやって……ちぷ、ちゅぷ……喜んでもらえるのが……どうやら好きみたいだね……はむ、れるぅ…… ちゅる、ちゅ……んぷ、ふぁぁぷ、ぢゅる、ぢゅるる…………んりゅ……れぇ……ぁぷ…… でも……ん、ふぁ……ぷゅ、ちゅ……こういったのは、その…… 「口でする」ことの代償行為だっていう……んぷ、れる……イメージが強いんだけど…… ぢゅる、ちゅぴ……君も……そういった意味で喜んでくれているのかい? (主「たぶんこっちのほうが好きです」) ……んちゅる、ちゅ……はむ、ちゅ……なるほど……これはこれで……ちゅぷ、ちゅ……また別物なんだね…… れりゅ、ぢゅる……まあ僕としても……こうやって、君の顔が近いほうが……ん……安心するなぁ…… ちゅる、ちぷ、ちゅぷちゅぷ……んちゅ、ちゅ……ぷゅ、んぷ、くぷ……ちゅるる…… うん……好き……ちゅる、ちゅぷ……これ、好きぃ…………(うっとりと、興奮した様子で) (/口に入れられた指を舐めながら) (これ以上はまずいと、望愛の口から指を抜く主人公) んっ……ぷぁ………… ……どうしたんだい、君。 ……もう、いいのかい? (主「はい、満足しました」) そっか。満足してくれたのなら、僕もやった甲斐があるというものだよ。 しかし君、なんだか顔がぽやっとしてるね。 んふふ、ドキドキしてくれたってこと、なのかな? だったら今の気持ちを、またレポートにして提出してくれたまえ。 する側とされる側、どちらの気持ちも僕は知っておきたいからね。 ■ファイル6:耳の舐め方によって得られる効果の差異の検証 [ファイル5のしばらく後] おや、レポートはもう終わったのかい? ふふ、お疲れ様。 お疲れ様ついでにと言っては何だけど、もう一つ、付き合ってもらえるかい? ああ、先ほどの実験において、僕は新しいテーマを発見したんだ。 あまり身構えなくてもいいんだよ。君はただ、寝転がってるだけでいいんだからね。 [ソファの上で主人公に膝枕をしてる望愛] どうだい?首、痛くないかい? (主「柔らかいです」) ふふ、女の子の体は男の子のそれに比べて、柔らかくできているからね。それは当然だよ。 膝枕はするのもされるのも嬉しいという記述、あれは本当みたいだね。 なんだか君をいつもより、愛おしく思ってしまうよ。 うん……では、今から行うことの説明を。 今から僕はこのまま、君のお耳を舐めてみたいと思う。 独自に収集した情報によると、耳舐めと言うのは単純なコミュニケーションに留まらず、 リラックス効果によって相手を寝かしつけたり、逆に快感によって相手を興奮させたりと、 時と場合と方法によって、様々な運用がされるものらしいんだよ。 先ほど僕は指を舐めながら、君が「舐められる」という行為に興奮する人間なのだとしたらどうなんだろうと思ったのさ。 ……なんだか今日はお口を使った実験ばかりだね。 でも、それが好きなんだよね、君は。ふふふ…… では早速……いくよ? (耳を舐めながら、ささやき調で) れぇる、れる、ぇる……んりゅ、れる、れるりゅ…… ……ふふ、どうだい?心地いいものだという認識はあるんだけど、もし気持ち悪かったら言うように。 んりゅ、れるれる……れる、んる……ぇる……れぇ……んりゅ…… おや?もう表情が緩んできたね……れゅ、んりゅ、れる…… ……なんだい?手、握って欲しいのかい? 全く君は…… いや、いいんだ。今は、そういう時間だからね。 いっぱい甘えてくれていいよ。それが、恋人の役目だから……んりゅ、れる…… れる、りゅる……んりゅ、れる、れぷ……ぁむ……りゅるりゅる……れろ………… ん…………(少し考える) ぁぷ……はぷ、ちゅる、ちゅ、ちゅる……ちゅぷちゅぷ……れりゅ………… ふふ……君。今、体が跳ねたよ。 舌で舐めるのもいいけど、こうやって唇で耳の縁にキスをするのもいいみたいだね…… (主「ちょっと今のは勘弁して下さい」) え?ダメかい? ああ、なるほどね。 つまり、興奮させる耳舐めとリラクゼーションのための耳舐めとの違いはそこにあるというわけか…… これは素晴らしい発見だね……ふふふ…… ではこっちの……れる、りゅる……舐める方で……りゅ、んる……れるれる……してあげるね…… んりゅ、れりゅ……るぷ……れぇ、れる、れりゅ……んりゅ…… ふふ……舐める度に漏れる君の吐息……れる、ぇぷ……なんだかえっちだね…… 男の人のこういう声ってあまり聞く機会がないからかな……すごくドキドキしてしまうよ……んりゅ、れるる…… れる、れりゅる……んる、りゅぷ……ちゅる……れるれる……ぇる…… ……ん……眠くなってきたのかい? ……うん、いいよ。ではこのまま、君が眠るまで、続けさせてもらうよ…… (眠りへ誘う優しい耳舐めを5分間程度) れりゅ、れる……ちゅる……………… おや?……眠ってしまったのかい? ん……ちゅる、ちゅ……(耳に残った唾液を舐めとる) ……手は握ったまま、なんだね。君、なんだか子供みたいだよ。 (/耳を舐めながら、ささやき調で) (囁き、独白調で) ……僕は本当に感謝しているんだよ。 君という存在に出逢うことがなければ、僕の研究は文字通り独りよがりなままだったはずさ。 僕の求める無理難題にも嫌がることなく答えてくれて、限定的にとは言え恋人同士という関係を受け入れてくれて…… もはや君は僕にとって、かけがえのない存在なんだろうね。 この感情……もしかすると、これこそが僕の追い求めているものなのかもしれない。 それが本物だと言う確信が持てるまでは、君に付き合ってもらうからね。 本当に君は、最高の助手君だよ。 さて、完全下校までもう10分もないんだけど、やっと眠ってくれたばかりの君を起こすのは流石に気が引けるね。 予鈴がなるまでは……このままで、いい……かな? (/囁き、独白調で) [END]