『神社の巫女のお姉さんの癒しのお祓い耳かき』 ◆ トラック1 ご参拝ありがとうございます。 ようこそ、癒しの森の神社へ。 あら、あなた…? 顔色が悪いようですが、大丈夫ですか? どうぞこちらで休まれてください。 はい、そちらの縁側に座って頂いて結構ですよ。 ここの縁側は日陰になっていて、良い風が通ります。 どうかごゆるりと横になってお過ごしください。 遠慮しないで、さぁ…。 たまには木々の音、風の音に耳を澄ませてはいかがでしょう。 ほら、遠くから鳥のさえずりが聞こえます。 少し、深呼吸してみましょうか。 目を瞑り、唇のかみしめをひとつほどいて… ゆっくり息を吐いて… とめて。 吸ってー… 吐いて… とめて。 吸ってー… とめて。 吐いてー‥ 呼吸を楽にしていいですよ。 お加減、少し良くなりました? 今日はどこかに向かわれる途中で、 具合が悪くなったのでしょうか? まぁ。ここが目的地? なるほど。 お祓いの噂を聞いて、お越し頂いたんですね。 それは、遠路はるばる、ありがとうございます。 それで‥ 参拝者さんは、どういったことでお困りなのでしょうか? 疲れが溜まりやすいとか?  よく眠れないとか? ふむ……。 数日前から身体が凝っている…? そうですね……。 今のお体の状態を、少々お調べしてもいいですか? 凝っているのは、どのあたりですか? 肩のあたり、少し触りますね。 失礼します。 うん、やっぱり固いですね。 こちらの腕を上げてもらえますか? 腰と背中も、少し触りますよ。 ……やはりそうですね。 どうやら、気の流れが、滞っているみたいです。 反対側も拝見してもよろしいですか? うーん。 肩から背中にかけて、体が固くなっていますね。 力が抜けず、常に緊張した状態が続いている……。 そんな印象を受けます。 少し質問をしたいのですが……。 最近、ずっと同じ姿勢で作業をする事など、 ございませんでしたか? 例えば、長時間の立ち作業や、 あるいは長く座って作業することなど。 次に、睡眠時間はどうですか? 体をゆっくりと休めることはできていますか? ふむ…。やはり、そうですか……。 ひどい肩こりは邪気のせいですね。 ええ、邪気です。 あなたの体の状態なのですが、 気の流れが悪くなったことにより、 邪気が溜まりやすくなっています。 今も、肩から背中、背中から腰にかけて邪気が溜まってるので、 具合が悪くなっているのです。 ああ。いえいえ、邪気といっても、 それほど怖がる必要はございません。 邪気というのは、 言葉の響きほど、特別恐ろしいものではございません。 もっと、ありふれた物でございます。 不浄な物や、悪しき物に近づかなくても、 何気ない毎日の生活を送る中で、 邪気は体に溜まってしまう物なのです。 そして、この邪気が溜まることで、体に色々な不調が起こります。 今、あなたが感じているような、 体の凝りや倦怠感などが、そうです。 また、邪気が溜まると、体の不調だけではなく、 心の不調に繋がることもあるので気をつけて下さいね。 でも、逆もまた然りなんです。 つまり、体を充分に休めたり、心を癒したりすることによって、 邪気を祓うことができるのです。 この神社にずっと伝わって来た神楽鈴(かぐらすず)と、 秘伝の耳かきによって、あなたの体の邪気を祓っていくので、 どうかご安心ください。 邪気を祓うには、 入念な準備と決まった手順が大事なので、 その流れをお伝えしますね。 最初は、呼吸を整えるところから始めます。 私の合図に合わせて大きく吸って、ゆっくり吐く。 そうやって深呼吸をしている間に、 神楽鈴を小さく鳴らして、 心の曇りを払い清めます。 次に、聖水を含ませた綿で、お耳を清めます。 ここで耳の表面の穢れを落として、お祓いの準備を整えます。 それから、同じ聖水を指先になじませて、 耳のまわりを軽くマッサージします。 左、右、そして両耳の順に。 気の巡りをよくすることで、 溜まった邪気が浮き上がるように促します。 準備が整いましたら、耳かきをいたします。 竹製の耳かき棒を使って、丁寧に耳かきをしますね。 一通り耳かきをして、 取り切れなかった細かい耳垢は、 梵天で綺麗にします。 仕上げは優しく、幸福の吐息をそっと送り込みます。 左右の耳を清めて、耳かきをすることで、気の流れが整うのです。 気の流れが整った状態で、深い眠りに入ることにより、 心も体も元気に回復いたします。 お祓いの手順は以上です。 何か気になることがあれば、 お祓いの前でも、最中でも、いつでもご質問ください。 では、お祓いのための専用のお部屋へご案内します。 準備をいたしますので、少々お待ちください。