「うっふ~ん♡ 激エロお姉さん怪人ムチプリーナよ~ん♡」  真占(しんせん)学園の全校集会の最中、体育館の舞台上に突如として現れた巨大な女はそう宣言すると、腰と頭に手を当て悩ましく身をくねらせた。  彼女は激エロお姉さん怪人ムチプリーナ。エロスでの世界征服を目論む「ドスケベ帝国マジエロス」の激エロ怪人である。  その身長は3メートルを優に超え、胸も尻もムチムチと肉付きの良すぎる肉体をピンク色のピチピチレオタードに押し包んだ、まさにエロスの化身。ドスケベの女神。彼女の振りまく妖にして艶なる魅力に学園の男子生徒や男性教師は思わず股間にたぎりを覚えてうずくまり、女生徒や女教師たちもぼんやりとその姿に見惚れてしまうほどであった。  そして彼女の背後にはドスケベ戦闘員たち——いずれも黒色の艶めかしい光沢を帯びたピタピタ全身スーツの下にはちきれんばかりのドスケベボディを押し包み、美麗な顔を全頭マスクで覆い隠すことで、非人間化され、女体の有する性的魅力のみを誇示したエロスの侵略者たちである。 「この学校は今この瞬間からドスケベ帝国マジエロスの教育機関として生まれ変わるのよ~ん♡ 生徒も先生もみーんなドスケベ帝国のドスケベ戦闘員として教育してあげるわぁ~ん♡」  ムチプリーナは高らかにそう宣言すると、両脇を上げたセクシーなポーズで身をくねらせる。途端に彼女の全身——胸の谷間や腋窩、股間部を中心として——からピンク色のガスがむわぁ……と放出される。彼女の持つ特殊能力の一つ、ドスケベフェロモンである。  甘い匂いのするフェロモンは人間の性感神経に訴えかけ、どんな性的嗜好を持つものであっても彼女の虜にしてしまう。ピンク色の気体は瞬く間に体育館全体に広がり、集まっていた生徒や教師たちに作用した。 「異議のある人はおちんぽおったてなさ~い♡ んっふふふふふ~♡」  その言葉に異議を唱える者は最早誰もいなかった。皆一様にトロンとした目で舞台の上の巨大な女性型怪人を見上げ、股間や胸に手を伸ばしていた。こうなってはもう、ムチプリーナの命令に喜びをもって服従するだけの意志のない人形の完成である。  彼らの運命は決まったも同然た。マジエロスのドスケベ戦闘員になるため、教育という名の改造手術が待っている。なかんずくエロスの才能のあるものは怪人へと変えられ、搾精奴隷としての才能を見出された者はマジエロスの女怪人や戦闘員の慰み者へと堕とされるのである。そこに男女の別はない。男であってもマジエロスの科学力をもってすれば簡単に女に変えることができる。女にチンポを生やすことなど朝飯前なのである!  だが、そんな折——  一人の少年がマジエロスの痴行を止めんとムチプリーナの前に舞い降りた。 「破廉恥な行為もそこまでだ!」 「あらぁ~ん♡ ヒーロー君じゃなぁい」  全身タイツの戦闘服に身を包み、凛然とした表情でムチプリーナを睨みつけるその少年は、「疾風迅雷ボーイ」。小柄な体躯を生かした超スピードとそこから繰り出される目にもとまらぬ連撃を得意とする、最近巷で活躍中のヒーローである。  正体は真占学園の生徒が一人「風雲寺隼人」。その正体は誰も知らない。 「お姉さんを倒しにきたのぉ~ん?」 「問答無用! 僕の疾風突きで地獄に送ってやる!」 「いや~ん♡ そんなに敵意剥き出しにしないで~ん♡」  ムチプリーナは巨大な乳房をたゆんっ……と揺らし、両手で♡の形を作る。 「あっはぁ~ん♡ お色気ビームよぉ~ん♡」  官能的な声と共に両手の間から♡の形をしたリング状の光線が連続して放たれる!  だが、少年ヒーローは超スピードでなんなくそれを回避した。 「これに当たるとぉ……お姉さんにメロメロになってぇ……とーっても気持ちよくなれるのよぉん♡ そぉれぇ~♡ うっふ~ん♡」  後を追うように再びお色気ビームが放たれる。  しかし、そのピンクの光が捉えたの影だけだった。 「いやぁ~ん♡ あたってぇ~ん♡」 「遅すぎるぜ!」  回避しながら、ヒーローはあっという間に距離を詰めていた。  しかし、懐に潜り込み、その必殺の迅雷アッパーを繰り出そうとした矢先——。 「なんだ……この匂い……」  手が止まる。  ぼんやりとムチプリーナの巨体を見上げたその瞳が色を失い、トロンと蕩けていく。 「あらあらぁ……流石はヒーロー君お色気ビームをかいくぐって近づいてくるなんて流石ねぇ……」  ムチプリーナのぽってりと分厚い唇に、勝利を確信した愉悦の笑みが浮かぶ。 「でーもぉ……ざ~んね~ん♡ お姉さんの周りはぁ……もうすでにフェロモンでいーっぱいなのよぉ~ん♡」  挑発的にぶるんと両乳房を弾ませる。レオタードの胸の部分に空いたハート型の隙間からむわぁ……とピンク色の気体が漏出し、周囲に拡散していく。 「甘くてくらくらしちゃうくらい……いい香りでしょ~? 魔性のドスケベメスフェロモンよぉ~ん♡」 「馬鹿……な……♡」  ヒーロースーツには通常の毒物を無効化する力がある。体育館に充満する程度の濃度なら問題なく活動できた。それが、あだになった。無警戒で近づいたところに、ドスケベメスフェロモンを思いっきり吸ってしまったのである。 「この香りにはぁ人間の性的興奮を刺激して理性を抑制させ……思考力を低下……」  そこまで言いかけて、ムチプリーナはかぶりをふった。 「あーん♡ そんな難しいことはどうでもいいわよねぇ……とにかくぅ……お姉さんのフェロモン嗅いだらぁみーんなエッチなことしか考えられないお猿さんになっちゃうのよぉ~ん♡ ヒーロー君もぉ……エッチな気持ちになってきたでしょぉ~ん♡」  甘ったるい声が少年ヒーローの耳に蠱惑的に響く。その股間のモノは充血し、スーツにくっきりと浮き出ていた。今すぐ目の前の巨大な女体に擦り付けたい。あの爆乳で挟まれたい。セックスしたい。ちんぽハメたい。そんな単純な欲求で頭の中が埋め尽くされていく。 「僕はヒーローなんだ……こ、こんなフェロモンなんかに、惑わされるか……」  けれど、少年ヒーローは拳を固め、ムチプリーナに反撃しようとする。ヒーローとしての矜持、そして彼の強靭な理性によって、かろうじて正気を保っているのである。 「あーらぁん? まだ頑張るつもりなのぉ? 凄いわねぇ~ん。じゃあぁ……特別にぃ……腋見せセクシーポーズでぇ……追いうちのフェロモン放出~♡ あっはぁ~ん♡」  女怪人は巨大な乳房をばるるんっ、と惜しげもなく揺らし、官能の艶声と共に両手で頭を抱えるような煽情的なポーズを取った。 「はーい……むっわぁぁぁん♡」  声と連動するように、汗ばんだ腋や胸の谷間から一層濃い色のフェロモンが放出され、まるで意思をもった生き物のように少年ヒーローを取り巻いた。 (これは……ヤバい……)  咄嗟に息を止めようとしたが、その時にはもう手遅れだった。その魔性の香りを嗅いだ途端、脳内がピンク色に染まった。理性と思考力が霞み、体の奥から湧き上がる性的興奮に、股間の膨らみはますます硬くなっていく。 「どうかしらぁ? さらに濃厚になったメスフェロモンの香り……これはぁ……ヒーロー君でも耐えられないわよねぇ~ん♡」 「あぁ……はぁ、ぁぁ……♡」 「あっはぁん♡ 前かがみになっちゃってぇ……お勃起のせいでぇ……動けなくなっちゃったのぉ? お顔も赤くなっちゃって……可愛いわぁ~ん♡」  勝ち誇ったような笑みを浮かべ、ムチプリーナがヒーローへと近づく。  見上げるほど大きな巨体。二人の身長差は2倍、いやそれ以上もある。前かがみになりながら戦おうと拳を構える情けない姿勢のせいで、その差はさらに歴然としていた。  体育館でぼんやりと成り行きを見守る生徒の誰の目にもどちらが勝者で、どちらが敗者であるか明らかであった。 「く……くるなぁ……♡ はぁ、はぁ……くそ、怪人めぇ……♡」 「頭の中がぁ……ピンク色に染まってぇ……もうまともに考えることもできないでしょぉ~ん?♡ ねーえぇ……戦いなんかやめてぇ……お姉さんとぉ……い・い・こ・としなぁい?♡」  ヒーローの頭の中にムチプリーナの声が心地よく響く。甘ったるく粘り気のある艶やかな声を聴いているだけでかろうじて踏みとどまっている理性が溶けていく。 「ほーらぁ……マジエロスのエロエロ改造で作られた……お姉さんのドスケベな体…… みーてぇ~ん♡」  ムチプリーナはヒーローの眼前に屈み、そのドデカスケベボディを誇示するように両手を後ろで組んだ腋見せポーズを取った。腋見せガニ股エロ蹲踞——男の劣情をこれでもかと煽り立てるような激エロポーズで、トドメを刺しにきたのである。  その全身からむわぁぁ……と再び濃厚なメス臭が放たれる。 「ヒーロー君より背もずーっとおっきくてぇ……ピッチピチのレオタードに包まれたぁ 太もももぉ……お尻もぉ……ぶっとくてむっちむち……どこにおちんぽ擦(こす)り付けてもすっごぉく気持ちいいのよぉん♡」 「やめ……はあぁ……すっごぉ……♡」  ヒーローの理性はもう崩壊寸前だった。わざとらしいエロポーズで誘う女怪人を睨みつけているはずなのに、蠱惑的な光沢を帯びたピチピチレオタードに強調されたド迫力の爆乳や、オーバーニーハイブーツをはちきれさせそうな肉感的でムチムチした太ももを食い入るような眼差しで見つめていた。 「おっぱいはずっしり大きい……Ⅴカップ♡ こんなドスケベ爆乳みたことないわよねぇん♡ も~っとみていいのよぉ~ん」 「ああぁ……おっぱい、おっきい……♡ だ、ダメ……‥♡」 「ほぉ~らぁ……ぼいぃ~ん……ぼいぃ~ん♡ ぼいぃ~ん……ぼいぃ~ん♡ ゆっさゆっさ~♡ ゆさゆさ~♡」  目の前で上下に、左右に弾んで揺れる女の魅力の塊。男の視線を吸い寄せるために魔改造された激エロバストの振りまく凶悪なまでのセックスアピールにいくらヒーローと言えど、思春期の少年が耐えられるはずはなかった。 「んっふふふ……ぼいんぼいんおっぱいおめめで追いかけちゃってるわねぇ~ん♡ ほらほらぁ~ん♡ おっぱいの谷間もみてぇん♡ お胸のところのぉ……ハート型の穴から見えるながくてぇ……ふかぁい……た・に・ま……あぁん……すっごくいやらしいわねぇ~ん♡」 「あ……ああぁ……すごい、エッチ過ぎるだろ……くうぅ、ぅぅ……♡」  おっぱいに顔を埋めたい。ふかふかで柔らかいおっぱいの谷間に顔を突っ込んで、甘ったるいフェロモンを嗅ぎまくりたい。おっぱいちんぽを挟んで欲しい。抱き着いておっぱいにちんぽ擦り付けたい。おっぱい。おっぱい。おっぱい。おっぱい。おっぱい。おっぱい——。  頭の中がおっぱいのことで埋まっていく。 「もう我慢なんてできないでしょ~? 今すぐお姉さんのドスケベボディにぃ……ぎゅうううぅ~って……しがみつきたいわよねぇ~ん♡」 「あ、ああぁ……おっぱい……お姉さん……♡」 「いいのよぉ……きてぇ~ん♡ お姉さんがぁ……優しく抱っこしてあげるわぁ~ん♡」  両手を広げた女怪人に向かって、ヒーローがふらふらと近づいていく。もうそこに戦いの意志はない。目にハートを浮かべ、口を半開きにした彼の頭の中には、スケベな妄想と性欲だけが詰まっていた。 「はーい……はーい……いらっしゃぁい いい子ねぇ……ぎゅうううぅ……♡」 「ふああぁ……あっ、あぁぁ……♡」  ムチプリーナの両手がヒーローの体を抱き寄せる。二人の体格差のせいで、その様子はまるで巨大な樹にまとわりつき樹液を求める小さな虫を思わせた。 「すっごぉ……柔らかい……これ、いいぃ……はあぁ……」  柔らかな肉に押し包まれながら、ヒーローの表情がさらに崩れていく。彼女のドスケベボディは視覚的なエロスを振りまくだけでなく、感触も最高だった。柔らかく、温かく、いい匂いがして、抱きしめられているだけで全身の細胞が心地いいと歓喜の声を挙げていた。 「よーしよーし……いい子ねぇ~ん♡ ヒーロー君♡ 町の人を守ることよりもぉ……わるぅい怪人を倒すことよりもぉ……気持ちいいこと優先♡ おちんぽ優先♡ それでいいのよぉ~ん♡ 快楽はぁ生物の本能だもの♡ ほーらぁ……お姉さんのパイパイにお顔うずめてぇ……ドスケベフェロモンもーっとくんくんしなさぁ~い♡」  心地よく脳内に響く声に誘われるまま、深い谷間に鼻先を潜らせ、頬ずりをするみたいに乳肌を堪能しながら、そこにこもった特濃フェロモンを直嗅ぎする。 「んんんんんんんんっ~~~~~~~♡♡♡」  その瞬間、気持ちいいという感覚で頭を殴られたような衝撃が襲い掛かってきた。  それはまさに嗅覚を通じて感じる快感そのものだった。甘ったるい匂いが鼻腔を突き抜け、脳内をピンク色で染め上げる。ヒーローは全身をガクガクと震わせ、絶頂していた。射精を伴わない脳イキである。 「んぉぉ……♡ ふぉ……ああぁ‥……はあぁ……にゃに、こりぇぇ……♡」 「んっふふふふ……」  腕の中で蕩け切った声を上げ、小刻みに痙攣するヒーローを見下ろすムチプリーナの口元に嗜虐と優越の入り混じった笑みが浮かぶ。 「はーい……これでお・し・ま・い♡ 噂のつよぉいヒーロー君もぉお姉さんのエロエロボディとドスケベメスフェロモンには勝てなかったわねぇ~ん♡」 「うぅ……はぁ、はぁ……くそ、僕は、まだ……負けてなんかぁ……♡」 「なーにぃ? おっぱいにお顔ぐりぐりしてそれで抵抗しているつもりなのかしらぁ~ん♡ かーわいぃわねぇ……♡ いくらお姉さんに抵抗しようとしてもヒーロー君のエッチな体はもう……完全に堕ちちゃってるわよぉ♡」 「あうぅ……ううぅ……」  挑発的な言葉さえも、その甘ったるい声で囁かれると心地いい愛撫として感じられる。このままじゃダメだ、なんとか抵抗しないと。かすかに残った正義の心が抵抗しているが、フェロモン漬けにされた体はムチプリーナに恭順を示すようにその豊満な身体に甘え続けてしまう。 「おちんぽもぉ……スーツの下でバッキバキにお勃起しちゃってるじゃな~い♡ どうしたら気持ちいいかはぁ~わかるでしょ~ん?」 「や……ダメ……それだけは、ダメぇ……♡」  したいこと。想像してしまう。それをやったらもっと戻れなくなってしまう。だから必死で考えないようにした。けれどそうすればするほど、かえって意識してしまう。 「遠慮しなくていいのよぉ~ん♡ 勃起おちんぽお姉さんの柔らかぁいおまんこにぃ…… スーツの上から擦(こす)り付けちゃいなさぁ~い♡」  欲望を見透かしたように、ムチプリーナは少年のしたいことを口にする。その途端、まるでスイッチが入ったかのように体が動き始めていた。 「んあぁ……ヤダ……ダメ……んんぅ♡ あぁぁ……♡ んぁっ♡」 「あらあら~ん♡ ほんとにやり始めちゃったわねぇ~ん♡ お姉さんのおっぱいにお顔埋(うず)めたままぁ……エッチな腰ヘコダンスしてぇ……ヒーロースーツとお姉さんのレオタード越しに、擦(こす)り合わせるみたいにぃ……おちんぽ……ずーりゅ、ずーりゅ、ずーりゅ、ずーりゅぅぅぅ♡」  小馬鹿にしたような調子の掛け声に操られるように、ヒーローは腰をヘコヘコと前後させ、勃起したモノをあろうことか敵の女怪人のおまんこに擦り付けてしまう。  ダメだとわかっていても、一度始めればもう止まらなかった。あまりにも気持ち良すぎたから。勃起したペニスを擦り付けるたびに、スーツとレオタードの滑らかな感触がアクセントになって、甘い官能が腰全体にじわぁ~……と広がっていく。   「なんだかぁ……床オナ、してるみたいねぇ~ん♡ くすくすくす……♡」 「んぅ、んうぅ……ふぉぉ……♡ だ、だまれぇ……んふっ、くうぅ……♡ はぁ、ぉぉ……んぅぅ~……‥♡」 「みんなの希望平和を守るかっこいいヒーロー君がぁ……エロくてスケベなわるぅい女怪人相手にトロ顔晒して腰ヘコつかせてるなんてファンの子が知ったらきっと悲しむでしょうねぇ~ん♡」  ムチプリーナの甘ったるい、けれど馬鹿にしきった言葉に、ヒーローの背徳感がチクチクと刺激される。 「それどころかぁ……エッチ攻撃で簡単に負けちゃうなさけなーい雑魚オスだって軽蔑されちゃうかもぉ♡」  このままじゃいけないのに。悔しくて、情けなくて仕方ないのに。  抵抗の意志も、理性も、正義の心も、甘ったるい快感に塗り潰されて、背徳感や悔しさが被虐的な心地よさに変わっていく。 「うっふふふ……そうならないように頑張れ~……ヒーローくぅ~ん♡ 腰ヘコ床オナおちんぽアタックでぇ~激エロお姉さん怪人なんかぁやっつけちゃえ~♡ えいえいっ♡ えいえいっ♡ えいえいっ……えいっ……えいっ……えいえいっ……♡ えいっ……このっ……悪の怪人めぇ……やっつけてやるぅ……♡ えいっ……えいえいっ……このっ……このぉ……♡ 正義のヒーローは……つよいんだぞ……♡ えいえいっ……えいっ……♡」  ムチプリーナの馬鹿に仕切った心情代弁攻撃。ヒーローはしかし、その声に合わせて腰をヘコつかせてしまう。えいえいっ♡ と馬鹿に仕切った声に呼応するように、おまんこをおちんぽで攻撃してしまう。気持ちよさで頭がトロトロに蕩けて、与えられた言葉をそのまま自分の思考に置き換えられてしまっているみたいだった。 「エッチなだけの……怪人なんかに……負けないぞぉ……♡ えいっ……えいっ……くうぅ……えいえいっ……♡ えーい……えいえいっ……観念しろ……♡ えいっ……えいえいっ……まいったか……このっ……♡ えいっ……えいっ……えいっ……えーいっ……♡ 悪はやっつけてやるぅ……♡ このっ……このぉ……この、このこのぉ……♡ えいえいっ……えいっ……えいえいえいっ……♡ えいっ……えいえいっ……♡」  夢中になって腰を振る。戦っているつもりにさせられて、無意味なおちんぽ自爆攻撃を繰り返させられる。もうヒーローの頭の中には快楽しかなかった。自分の無様極まる姿も、悪の怪人に弄ばれていることも、周囲のドスケベ戦闘員たちがくすくすと笑っていることも、ドスケベな空気に当てられた生徒たちのオカズにされていることもわからない。  さらに、無意味な攻撃を煽る声と同時に、反対の耳から淫らな喘ぎ声が流し込まれる――。 「あっ、あっ、ああぁ~んダメェ~ん……あんっ♡ あんっ♡ あっはぁ~ん♡ ヒーロー君のおちんぽつんよぉ~いいぃん♡ やんっ、あっ、あっ、あぁ~んつよぉい……ヒーローおちんぽにぃ……まけちゃ~う♡」  それもまたムチプリーナの声だった。ドスケベフェロモンによって聴覚をハックされたせいで、どんな音でも自由自在に聞かせることができる。ムチプリーナのフェロモンマジックの一つだった。   「お姉さん、せーばいされちゃーう♡ あっ、あっ、あっ、あぁ~ん♡ いやぁ~ん♡ あっは~ん♡ も~だめぇ~ん♡ んあっ♡ やんっ♡ あんっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっはぁ~ん♡」 (声……エロ過ぎる……気持ちいい、でも……腰止めなきゃ……いや、もっとこいつをこらしめなきゃ? あれ、なんで……? わかんない……気持ちいい、気持ちいいよぉ……♡)  摩擦のたびに腰全体に伝播する甘い官能。  日常生活で感じることのないレベルの興奮。  少年はもうそれが敵の邪悪な攻撃だともわからない。意識に流し込まれる悩殺的なドスケベ喘ぎに煽られて、自分の勝利を勘違いし、さらに猛然と惨めな腰ヘコアタックを繰り返してしまう。 「んっふふふ……お姉さんのぉ嘘喘ぎ……どーおぉ? 嘘だってわかっててもぉおちんぽに響くエロエロボイス流し込まれたらぁもーっとスケベな気分になっちゃうわよねぇ~ん♡ んっふふふ……ほーんと、ヒーロー君ってぇ……チョロいわねぇ~ん♡」  完全に術中にハマった少年を嗜虐の眼差しを向けるムチプリーナ。正義を掲げる真面目なヒーローが自らの魅力に男が溺れ、乱れ、狂っていく様を見るのがたまらなく楽しいと表情が物語っていた。 「じゃーあぁ……こういうのはどうかしらぁん♡」  もう勝負は決していた。にもかかわらず、ムチプリーナは淫らな追撃を繰り出そうとしていた。ドスケベ心情代弁攻撃である。 「んあっ、あっ……ああぁ……激エロ怪人お姉さんのぷにぷにまん肉におちんぽスリスリきもちいいぃ~ん♡ エロメスフェロモン……すーはーすーは……んううぅ~ん、らめぇ~快楽中枢にきくきくぅ~ん♡」  頭蓋骨の内側にダイレクトに響いてくる粘り着くような妖しい声。恍惚に痺れた思考が汚染されていく。自分のモノでないはずなのに、まるで自分自身がそう感じているかのように感じさせられてしまう。 「んあぁ……やめろぉ……♡ んおっ、んんぅ……すううぅ……はああぁ……すうううぅ……はああぁ……♡」  声に操られるかのように腰の動きが激しくなって、呼吸を激しくしてしまう。情けないよがり声を上げるたびに自分がダメになっているという自覚を抱きながら、やめられない。気持ちいいから止められない。 「んううぅ……ふうぅ、おぉぉ~ん♡勝手に心情代弁しゅるにゃぁ思考操られちゃうからぁ♡ 脳みそピンク色になってぇ……♡ 気持ちいいしか考えられなくにゃるううぅ♡ んあっ……あああぁ……ダメだめぇ~ん♡ 精液あがってくりゅぅ……」  ムチプリーナの言葉に、射精の二文字が頭をよぎる。気が付けばガチガチに勃起したペニス全体が甘く痺れ、突き上げるような衝動が腰の奥に渦巻いていた 「んぉぉ~っ♡ ぉぉ……ダメ……ダメぇ……♡」 「あっはぁ~ん♡ もう射精しちゃうのぉ~ん? ヒーローなのにぃ……悪の女怪人相手にぃ……屈服お漏らししちゃうんだぁ~」  背徳感を煽る言葉に少年の背筋が震える。ドスケベなだけの女怪人に屈服させられる。負ける。敗北。そんなこと絶対にダメだ。ダメなのに。腰をヘコつかせるのを止められない。貪るようにムチプリーナの体を、おちんぽの快楽を求めてしまう。 「いいわよぉ~ん♡ お姉さんがきもちよぉく負かしてあ・げ・るわぁ~ん♡ 最後はカウントダウンしてあげるからぁ……ゼロって言ったらお漏らしするのよぉん♡ い・く・わ・よぉ~ん」 「負けない……んおっ♡ 僕は……ヒーローは……負けないんだぁ……♡」 「じゅーう……ほーらぁ……むちむちふかふかおっぱいにお顔埋(うず)めてぇ……濃厚メスフェロモンで脳みそ痺れさせながらヘコヘコ♡ ヘコヘコ♡ ヘコヘコ♡ ヘコヘコぉ~ん♡ 床オナ腰ヘコ頑張れ~♡」  甘ったるい声。甘ったるい匂い。甘ったるい快感。全てが絡み合って、おちんぽに、脳に響いてくる。 「きゅーう……お姉さんのおまんことおちんぽで仲良し~するのきんもちいいわねぇ~ん♡ もっとヘコヘコ腰振ってぇ……い~っぱい気持ちよくなりましょうね~ん♡」  抵抗しないといけないのに、ムチプリーナの声に操られるように、腰が律動をやめてくれない。 「はーち……でもいいのかしらぁん?こんなにあっさり敵の女怪人に負けちゃっても♡」  ダメに決まってる。わかってる。でも、でも。 「ダメぇ……あっ、あっ、ダメなのぉ……こんなスケベなだけのお姉さん怪人に負けるなんてダメなのにぃ……ヘコヘコとまんにゃ~いぃ♡ スーツの中で先走りでぐっちゅぐちゅになったおちんぽこすりゅのぉ……きもちよしゅぎりゅうぅぅ~ん♡ んあっ、あっ、ああぁ~」  ムチプリーナの心情代弁攻撃に流される。意識が塗り潰され、頭の中で言葉が反響し、口から情けない声があふれ出る。 「なーな……仕方ないわよねぇ~ん♡ お姉さんがエロ過ぎるのがいけないもんねぇ~思春期のヒーロー君がこんなえっろぉい女怪人に勝てるわけないもんねぇ♡」  勝てない。ああ。こんなの、勝てるわけがない。気持ちいい。いや、負けちゃダメなんだ。気持ちいいよぉ……。負けちゃダメなのに。気持ち良すぎるぅ……。 「ろーく……もうヒーロー君はぁ……ドスケベ怪人のお姉さんに捕まって……なさけなぁく負け汁漏らすしかないのよぉ~ん♡ 負け……まーけ……負け負け負け負け♡ ヒーロー君のまーけ♡」  負ける。 「ごーお……雑魚ヒーローはぁ……えろぉいだけの怪人にも勝てませぇ~ん♡ んっふふふ……こんなに馬鹿にされてるのにぃ……気持ち良すぎて腰へコとまんないわねぇ」  気持ちよく負ける。 「よーん……このままだと負けちゃうのよぉ?ヒーロー君の勝利を信じてる人を裏切っちゃうのよぉ~ん♡? 悔しいわねぇ~……でーもぉ……それが気持ちいいわねぇ~ん♡」  悔しいのに。いや、悔しいのが気持ちいいい。 「負けるのがぁ……悔しいのがぁ……気持ちいいなんて……お前ってほんとどうしようもないマゾだな♡」  冷たく囁かれた声にゾクっと背筋が震える。  マゾ。その短く鋭い言葉が、刺さってしまって。 「さぁん……あっはぁ~ん♡ 今すっごいおちんぽ反応したわよぉ~ん♡ お姉さんはぁ、見逃しませ~ん♡ お前、なんて呼ばれて……ゾクゾクしちゃうんだぁ♡ なさけなーい……マゾヒーローくん♡」  バカにされてるのに、腰の動きが早くなる。 「にぃい……おちんぽの気持ちいいのと馬鹿にされる気持ちいいの合わさってどんどん射精感あがってくるわねぇ~ん♡」  カウントダウンに合わせるみたいに射精感が高まっていく。ここで射精したら終わりだ。何がかはわからない。けれど、確実に終わらされる予感があった。だから必死に抵抗した。抵抗しようと試みた。 「んあぁっ……やだぁ……やだぁ……負けるのだめぇん♡ ダメ……負けダメェ……ヒーローなのに……負けて気持ちよくなっちゃ……ダメェ……あっ、あっ、ああぁ~ん♡ ダメなのにぃ……勝てないよぉ……激エロお姉さん怪人にぃ……負けちゃううぅん♡ イっちゃううぅ……イっちゃうよぉぉ~ん♡」 「やだぁ……んおっ♡ おぉぉ~……負けにゃいぃ……♡ 負けないんだぁ♡」 「いーち……いいのよぉ~ん♡ イって……お姉さんがぁ……お色気ビームでとどめを刺してあげるから♡」  ムチプリーナはそう宣言すると、ハート型に合わせた両手をヒーローに向けた。 「ほーらぁ……うっふぅ~ん♡」  悩ましい嬌声と共に放たれた♡型ビームがヒーローの小さな体に直撃した。  ぽわわ~んと間の抜けた柔らかな音が弾けたその瞬間、少年の心と体はピンク色の歓喜に染まった。 「快感が高まってぇ……心がトロトロになってぇ……お姉さんに負けたい欲求……高まっちゃうわねぇ~ん♡ 我慢はぁ……むだよぉん♡ ほぉら……もう一発♡ あっはぁ~ん♡」  続けざまに放たれるお色気ビームが、けなげな抵抗を甘く、甘く、蕩かしていく。 「もう耐えられないわねぇ~ん♡ ヒーロー君の敗北確定♡ ザコおちんぽのまーけ♡ 負け負け負け負け♡ ヒーロースーツの中に負け汁お漏らししなさぁ~い♡ ザコマゾヒーロー君♡ ぜぇろぉ♡ うっふぅ~ん♡」 「んおぉっ……♡ ダメっ、だっめええええぇ……♡」 「はーい……ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅうううぅ♡ 負け癖お射精……ぴゅくっ、ぴゅうううぅ……♡」  甘ったるい掛け声に合わせるように精液がびゅくびゅくと漏れ出し、ヒーロースーツを正義の心を白く汚していく。気持ちいい。負けてしまったのに。悔しいはずなのに。全ての感覚がただひたすらに気持ちよくて、幸せに泥んでいく。射精しながら、多幸感に脳を蕩かされながら、本能のままに腰をヘコらせ続けてしまう。 「わるぅいお姉さんに負けるの気持ちいいわねぇ~ん♡ ほーら、負けちゃいました~ってアピールするみたいにイきながら腰ヘコ続けなさぁ~い♡」 「ふぉっ♡ んぅぅぅ~……でりゅうううぅ……イくのとまんにゃあ……ふぉっ……んぉぉっ……イくっ……またイっくううぅ……♡」 「悪のお姉さんのわるぅいデカパイに捕まってフェロモンいーっぱい嗅ぎながらぁ……屈服の快感……負ける快感……支配される快感……しーっかりおぼえましょうねぇ~ん♡」  長い長い射精が終わる。終わってもまだ、少年は悪のデカパイに顔を埋めたまま、ビクビクと痙攣し続けていた。 「あっはぁ~ん♡ 激エロお姉さん怪人に完全敗北しちゃったわねぇ~ん♡ あらあら……出し過ぎてヒーロースーツにぃ……どろっどろのシミ、できちゃったわねぇん♡」  ムチプリーナはヒーローを引き離し、その小さな体を体育館の上に横たえた。彼の顔は真っ赤に紅潮し、息も絶え絶えと言った様子だ。体に力が入らない。悪と戦う意思さえ甘い快楽によって完全に蕩かされてしまったのである。 「こんなにいっぱい出せて……えらいわねぇ~♡ よしよし……いい子いい子ぉ~ん♡ んっふふふふ♡ さ、これに懲りたらもうお姉さんのお仕事の邪魔はしちゃだめよぉ~ん♡雑魚マゾヒーロー君♡」  ムチプリーナは高らかに笑うと、体育館に集められた生徒たちを処置するため、ドスケベ戦闘員たちに指示を出し始めた。最早、ヒーローのことは驚異とも思っていないようだった。  完全敗北。彼のヒーロー人生で初めての、そして一生記憶に残り続ける衝撃的な経験だった。