先輩……!お待たせしました……。 すみません、生徒会の仕事が長引いてしまって……。 いえ、大変だなんて……私はただの書記ですから……。 部活動をしている先輩に比べれば、 私が担っている役割なんて大したことありませんよ……。 ……あ、それよりも先輩、この後のご予定はいかがですか……? でしたら、今日も我が家に来てくださいませんか? 丁度復習したいところがありまして……勉強に付き合って頂きたいのです。 お待たせしてしまった身で恐縮なのですが……どう、でしょうか……? 迷惑だなんて……!雪村の家の者は皆、先輩を歓迎しています……! 昔から……そうでしょう? ……ふふ。 それでは、参りましょうか。 この冬花が、先輩をご案内致します……♪ ……あ、すみません……。 学園の近辺では、過度な接触はしないというお約束でしたよね……。 それなのに腕を組ませてもらって……。 ……ですが、先輩? 見たところ、周囲には誰も居ないようですし……。 特別に、お許し頂けませんか? やはり私の体、どうしても冷えてしまって……。 先輩の体温を感じていないと、少し震えてしまうのです……。 ……ふふ、ありがとうございます。 先輩は、お優しいですね。 私のこの……人ではない、妖の血を引く体を受け入れてくださって……。 それだけで私、雪女として生まれて良かったとすら思ってしまいます……。 ……それに、先輩。 私、こうしていると冷たいはずの体が、芯からぽかぽかと温まってきて…… とても安心できるんです……。 ……先輩も、ですか? それは……えっと、その……嬉しいです……。 私が、先輩のお役に立てているだなんて……。 ……。 ……では、もし先輩が心細くなってしまった時は、ぜひ私にお声掛けください。 いつでも、どこでも……こうして先輩のお傍に駆け付けますから。 はい……♪ 雪村の家を代表して、これからも私が先輩を支えて参ります。 ですので、どうぞお任せを……。 ふふ。