おつかれさまです。 久しぶりなのに、朝早くからお掃除を手伝ってもらっちゃって、ありがとうございます。 今日は結婚式だったので、隅々まで綺麗にしておきたかったんですよ。 本当に素敵なお式でしたね。 愛を誓い合うお二人の姿……なんだか胸がじーんとしちゃいました。 あなたはどうでしたか?何か感じました? おかげさまで、聖堂の床もピカピカですね。 これなら、信者の方々も気持ちよくお祈りできると思います。 ……ふふ、あなたが手伝ってくれると、なんだかすごく心強いです。 都会での生活は、どうですか? ……えっと、その……何か、良い出会いとか、ありましたか? あ、ごめんなさい。 シスターの私が詮索するようなことじゃ、ないですよね。 でも、昔からあなたのことを知っているから、つい気になっちゃって……。 そっか……。そうなんですね。 ……なんだか、少しだけ……安心しました。 ふふっ、でも、村ではもっぱらの噂なんですよ? あなたが帰ってくるたびに、どんどん素敵になるって。 なんだか逞しくなったみたいだし……背、また伸びました?声も、前より少し低くなったような……気がします。 あ……またごめんなさい。 私、ちょっとはしゃぎすぎちゃいましたね。 そっか……もうすぐ、帰っちゃうんですね。 ……また、ここも静かになっちゃいますね。 私、この修道服を着た時から、神様と自分に誓ったんです。 恋愛も、結婚も、誰かと特別に触れ合うことも……全部、神様に捧げるって。 でも……時々、静かな夜に一人でお祈りしていると、ふと考えちゃうんですよね。 もし、違う道を選んでいたら……今頃、どうしていたのかなって。 でも、この道を選んだことに後悔はありません。 ……こうして、あなたとまた会えたことも、きっと神様がくれた、ご褒美なんだと思っています。 あ、そうだ。 シャツ、汗で濡れていませんか?一生懸命手伝ってくれたから……。ありがとうございます。 風邪ひいちゃうといけないから、すぐに着替えてくださいね。 シャツは、私、洗っておきますから。 はい。いつものように、汚れも……汗の匂いも、私がきれいにしますから。 ……ふふ、任せてくださいね。 それじゃあ、着替えてきてくださいね。 ……ゆっくり休んでいてください。私も、少ししたらお茶でもお持ちしますから。