■EXトラック1 (演技:思い悩んでいるトモコ) どこから話せばいいのでしょうか……。 私のお腹が大きく膨らみ、うちの子は新しいパパの存在に気が付いていました。 けれど、一体、誰が新しいパパなのかということは言えずにいたのです。 だって、新しいパパは僕ちゃんなのですから……。 僕ちゃんとうちの子は同じクラスで仲もよく、よく一緒に遊んでいます。 きっといろんな悩み事も相談し合っていることでしょう。 でも、僕ちゃんは私との関係をうちの子には決して言うことができなかったのです。 どんなにつらく重々しい気持ちでいたかは想像にかたくありません。 (演技:息子に独白するトモコ) (位置:正面・普通) ねぇ、今日はあなたに伝えなければならないことがあるのよ……。 そう。新しいパパのことよ。 ママね、好きな人ができたの。 だから、赤ちゃんが生まれたのよ。 赤ちゃんのパパはね、あなたの新しいパパでもあるの。 今日は、新しいパパを紹介しようと思うの。 きっと仲良くやっていけると思うわ……。 紹介するわね……、新しいパパはこの人よ。 (演技:息子に僕ちゃんが新しいパパだと紹介するトモコ) (位置:正面・普通) 驚いたわよね。 あなたといつも遊んでいたでしょう? 出会いのきっかけはあなたが作ってくれたのよ。 あなたと遊ぶために新しいパパはこのお家にやってきた……。 そこで、ママは新しいパパと出会ったの。 最初はあなたのお友達として接していたわ。本当よ。 でもね、何度も顔を合わせているうちに、小さな恋心が芽生えていったの……。 決定的だったのは、新しいパパが骨折をしたときよ。 ママのせいで新しいパパは腕を折ってしまったのね。 だから、ママは新しいパパのお世話をするために新しいパパのお家にお世話に通っていたの。 毎日顔を合わせているうちに、ママはどんどん新しいパパに心を惹かれていったわ。 新しいパパもね、ママと同じ気持ちだったのよ。 ママと新しいパパは愛をぶつけ合ったわ。 そして、生まれてきたのがこの赤ちゃんなの。 (位置:正面・近距離) かわいいでしょう? あなたが小さいときを思い出すわ。 大切に大切にあなたのことを育ててきたの。 この赤ちゃんもあなたと同じように大事に育てていきたいのよ。 そしてね、新しいパパと四人で仲良く暮らしていきたいの。 もちろん、あなたが戸惑う気持ちもわかるわ。 お友達が新しいパパになるんだもの。 なんて呼んだらいいのかもわからないわよね……。 だから、ゆっくりでいいの。 少しずつ、みんなで歩み寄って、新しい家族になっていきましょう? 大丈夫。心配しないで。 新しいパパとママはこんなに愛し合っていて、子どもたちのことも大切に想っているんだもの。 私たちなら誰もが羨(うらや)む仲睦まじい家族になれるはずよ。