「勇者しか抜けない剣を妹が抜いてしまったボイス」 (剣の読み方は”ケン”でお願いします) もう〜お兄ちゃん!いつまでチンタラしてるの! とっとと剣抜いてよ! ここで勇者の剣が抜けなかったら、戦力的に後がないんだよ! はっきり言ってこのままじゃパーティーの戦力外だよ! いつまで最初の街で買ったブーメラン使ってるの! 序盤では全体攻撃として役に経ってたけど! もうこの辺の敵には全然効いてないよ! いい加減にしてよ! その剣を使いこなして世界を救うんでしょ!? もうー!情けない! さっさと抜きなさいよ! 勇者なんでしょ! 本当はこんなの、簡単に抜けるんじゃないの!? ちょっと、どいて! (SE:ドンッ)(←いざドンってなると怖いのでやっぱ無し) よっこいしょっと……え? あれ?軽い……この剣、羽のように軽い! 簡単に抜けるじゃん! 重たいふりして……心配しちゃったじゃん! もう!驚かさないでよ! ドッキリだったわけね〜! お兄ちゃん!なに突っ立ってんの! ドッキリは終わったでしょ! 早くこっち来て! (村長とお話する部分なので敬語) 村長さんも、あんな厳粛な感じ醸し出しといて、ドッキリだなんて……お茶目なんですね〜 ってことは、これって勇者の剣じゃないってことですか? 良く出来てるんですね〜 レプリカですか? あ、勇者の剣では……あるんですか? え、あれ?これは勇者の剣……? じゃあなんで私が……抜けたんですか? と、とりあえずお兄ちゃん持っててくれる? え?重たいから無理?え? あれ?……なにこの空気…… まさか……これって……抜けちゃダメなやつ……でしょうか……? もしかしてこれ……本当はこの剣、重たいってこと……? 私が持てちゃ、まずいやつってことですかね……? ドッキリでは……ないってことですよね……? (引き継続き村長とお話) あ、村長さん見ないでください! 違うんです!全然違うんです!なんというか……あの……違うんです! 嘘!嘘です!ジョークというか……何かの間違いです! 羽のように軽いって言ったのはその……同時に鎖のように重いというか……聖少女領域というか……(一番と二番で重さの比喩が変わって心変わりを表現しているね) そ、村長さん!やめてください!なにかしらの祭りを行おうとしないでください! 村の踊り子さん呼ばないでください! 私は剣を抜いていません! え?村長さん……どうしたんですか石なんて持って…… きゃあ!(驚く感じで) (SE:剣で石を弾く音) し、しまったぁ! 石を投げられて……ついつい剣で弾いてしまった…… 村長さん!姑息なことしないでください! お兄ちゃんが剣抜いてれば、こんなことにならなかったんだよ! なんとか村長さん説得してよ! いや……確かにお兄ちゃん……冷静に考えたらちょっと勇者っぽくないというか…… 攻撃がモンスターに全然効いてないのは……ただただ力不足だと思ってたけど……最近、相手の炎を軽減する魔法使ってたよね…… アレってたしかに勇者が使う魔法じゃないというか……どう考えても僧侶が使う魔法というか…… あと、なんかお兄ちゃん、裁縫とかやるし…… ドアノブカバーとか作ってたもんね……勇者はドアノブカバー作らないよね……(そんなことない) あ、いや、ドアノブカバーが悪いんじゃないんだけど……私が筋トレして帰った時にドアノブカバー作っておいたよ〜って言われて、なんというか……ありがとうって言いづらかったというか…… そりゃ確かに、あると静電気から手を守ってもらえて嬉しかったけどさ…… 行く先々の宿屋のドアノブに……どんどんドアノブカバーついていくの……普通に迷惑だと思うし…… ちょ、ちょっと! 一旦……整理しよ! え?村長さん?なんですか? 確定申告?私が? あ、違います。 ”税理士よ!”じゃなくて”整理しよ!”って言いました。 私は他人の確定申告を手伝えるような資格を持ってないんです…… 聞き取りづらいこと言ってすみません…… 昔からある伝統的な村なのに確定申告あるんですね…… すごいしょんぼりされた……剣が抜けた喜びより確定申告されなかった悲しみのほうが勝っている…… と、とにかくお兄ちゃん!一度整理しようよ! だってお兄ちゃんが勇者なんでしょ! まず、お父さんが勇者で……お母さんはハイパー・メディア・クリエイターでしょ……? で、その血を引くものが勇者になると…… 子どもが私達で……子どもが二人以上いる場合はどうなるんだっけ? あ、どっちかが勇者になるんだね。 それで、なんとなくイメージで長男が勇者だと思っていたけれど…… えっ……これはまさか…… 私が勇者ってこと……? あっお兄ちゃん、剣の持ち手にドアノブカバーつけないでくれる? いやいや、まだ分からないじゃん! だってその……私、毎日筋トレとかしてたよ? ただただ筋力で剣を持ててるだけかもしれないよ? それに私……魔法使いだし…… 序盤に火がちょっと出る魔法覚えてから……結局何も覚えなかったけど…… なので最近は、山に埋まってた斧で攻撃してたけどさ…… 高潔な心の持ち主しか持ち上げられないとかいう斧、なぜか持てちゃったからそれ使って敵を攻撃してたけど…… (村長さんと話す感じで) 村長さん…… もう少しだけ待っててください…… 着実に祭りの準備が行われようとしてるんですけど…… まだ決まったわけじゃないんで…… あ、レシート渡さないでください…… 確定申告はできません……こんな伝統的な村なのに…… レジでレシート出るんですね…… そしてこの村、消費税20%あるんですね…… なんか薬草高いと思った…… えっ……勇者の剣が……光っている……!? (SE:キュピーン) 共鳴している!? 私に応えているというの!? 剣さん……応えて! 本当は、お兄ちゃんが勇者なんだよね! (SE:ブブー) 違うんだ…… なんか嫌な音でるなぁ…… じゃあ私が……勇者なの……? (SE:ピンポーン) やっぱりそうなんだ…… 勇者が誰とかより、剣からチープな効果音が出るのが嫌…… もう〜〜!!! もうこうなったら、仕方ないわね! お兄ちゃん、そしてパーティーのみんな! これからは勇者として、みんなを先導するから、一緒に頑張って……魔王を倒そう! あれ?そういえば、お兄ちゃん、この村に来てから修行してたよね…… 勇者じゃなかったとしたら、なんの修行してたの? (SE:ビーム) えっ、お兄ちゃん目からビームだしてる…… それはもう……なに!? 勇者だとか、勇者じゃないとかじゃなくて、人間として、目からビーム出しちゃだめでしょ! んもー!なんなのこの村! こんな変な村こりごりだよー! (SE:ちゃんちゃん♪) やっぱ剣からチープな効果音出てくるの……やだな……