【リューシア】 人間さん、お手々出して…。 んー、いい子。 そのまま、机の上に置いて、力を抜いててね…そう。 …緊張してる? こういう風にするの初めてか。 爪はね…誰かに整えてもらうと、とっても綺麗になるんだよ。 かわいいお手てが…もっとかわいくなりますからね…。 人間さんのお手て、ちっちゃいね…。 それに、とってもやわらかい…。 お手入れ、いっぱいしてあげないとね。 くすぐったい? ごめんね。 怪我はしないようになってるから、 もし苦しかったら、動いてもいいよ。 …え? ふふ。爪がぴかぴかになる気持ちよさは、 終わったあとじゃないとわからないかもしれないわ。 ちょっとだけ、いい子で待ってようね…。 そうだね 、最初だから、まるーい感じで整えてるよ。 こうするのが一番、怪我しにくいの。 もっとおしゃれさんしたかったら、 また、伸びてきたら試してみようね。 人間さんが怪我しちゃったら大変だからね。 弱い乳首さん、触るときもだよ。 あ。怪我しちゃったときは、すぐ言うんだよ。 ここは安全な場所だけど、それでも、ね? ちょっとしたひっかき傷でも、 病気になって死んじゃったりするんだから。 私、嫌よ。人間さんが死んじゃったら。 はい、きれいになった。 反対の手に交代ね。 人間さんのいいところ? えっとねー…。 かわいいところ。 かわいいっていうのは…見た目もそうだけど。 柔らかくて、小さくて、暖かくて…お人形みたいで。 でも…人間さんが私たちのこと、好きでいてくれるのが好き。 だから、お世話しないと、って思っちゃう。 好き、って言ったら、好き、って絶対返してくれるとこ。 すっごくかわいい、って思っちゃう。 それから…人間さんって、何事にも一生懸命でしょう? 種族として…そういうものだものね。 知らないことがたくさんある。 毎日見てても…飽きない。 私、そういうものが好きなの。 ん…でも、ほんとは選べないかな。 人間さんの、全部が好きだから。 あなたに会えて、本当に良かったわ。 こんなこと、今まで生きていて初めて…。 うふふ。 そう言ってたら…もうすぐおしまいね。 …ほらね。 ぴかぴかになるの、今度は待ち遠しいでしょう? もうすぐ…もうすぐ…。 はい、おしまい。 きれいになったー…。 よく我慢できたね。 はい。お手て、繋いでみよ? ぎゅーーー…。ふふ。 ん…ちゅ。