【リューシア】 ん…おや。 …気がついたのね。 …。 聖母さま、あなたの遍し慈しみの心に感謝いたします…。 人間さん、…人間さん? …まだ混乱している? 大丈夫。ここは私たちの修道院で、 人間さんはさっき…あっ駄目…んっ。 護りの結界から力任せに抜け出そうとしたら…骨が折れちゃう。 「痛い痛い、やー」よね? わんぱくな人間さんですね…。 こんなかわいい見た目で。ふふっ。 代わりに、脱力の縛めを編んだわ。 もう、暴れたり、大きな声を出す力も…なくなってくる。 大丈夫…大丈夫…。 もう恐ろしい淫魔はいないのよ。 まずは安心して…。 そう、ここは私のお膝の上…。 暖かい日差しと、水と、花の香り。 よーし、よーし。 エルフがそんなに怖い? うん…たしかに、人間さんの世界にとっては、 エルフはよくわからない存在だろうし、 特に森に来る人間さんにとっては、 怖い思いをすることもあるかもね。 でも私達は違う。 どんな種族も、聖母さまのもとでは同じ家族。 私たちの力を、人間さんのために使わせてほしいの。 本当よ? …。 もし信じてくれるなら、私の胸においで。 脱力が強すぎれば、ゆっくりでいい。 あなたの意志で、抱きついて…。 ん、んぅ…。 そう、……。 そうよ…。 いい子。あなたは本当に良い子よ。 真心を込めれば、人間さんは応えてくれるのね。 ずっと、怖かったでしょう…。 もう大丈夫。 ここは、遠い、とおい所だわ。 ああ、こんなにかわいい生き物なのに…。 小さくて、細くて、あたたかい。 …ひと目見たときから、あなたしかいない、って思ったわ。 …少し目を閉じて。 ん…っ。だめ、そのまま。 んっ…ちゅう…ちゅっ。小さい骨格。首筋もこんなに細くて…。 ちゅう…ちゅっ…。ふふ、くすぐったい? 私に身を委ねて。 私の胸の、温かさを思い出して。 きっと、どんな人間さんのよりも、大きくて、柔らかい、おっぱい…。 ちゅ…ぷは。 …人間さんらしい、かわいい目つきになった。 すっかり…慣れてくれた。 ええ、ええ。まだチャームが残ってるけど、心配ないわ。 落ち着いたら、私たちの部屋でセラピーをしてあげるから。 いい? ふふ。いい子ね。 じゃあごほうび。もう一度、ぎゅうー。 …。 よし、よし…大丈夫、大丈夫ですよ…。