「妹達が食べ放題で頼んだカニクリームコロッケが忘れた頃に届いたボイス」(仮称) ■「あ〜お腹張った!姉ちゃん!食べ放題だからって、食べ過ぎだぞ!」 ◯「はぁ〜?あんたが馬鹿みたいにいっぱい頼むからでしょ!もう何も入らないじゃない!今宵は食後にデザートを頼む予定だったのに……あんたのせいで頼めなかったでしょ!」 ■「まあまあ、別にいいじゃん!美味しかっただろ!それに姉ちゃんだってアホみたいにタン塩食べてたじゃん!」 ○「タン塩は美味しいからいいの!二人とも、情けないわね〜!お兄ちゃんなんて最後の方全然食べてなかったじゃない!だいぶ序盤に、休戦の証の祝杯をあげてたでしょ!」 ■「休戦の証の祝杯?」 ◯「まあいいわ、そろそろ会計しましょう」 ■「お腹はって動けないかも……もうちょっと待ってくれ……」 ◯「そうね、まだ食べ放題終わるまで時間はあるし、少しゆっくりしましょう」 ■「そういえば兄貴、唐揚げ全然食べなかったけど、嫌いだったっけ?」 ◯「確かに食べてなかったわね。あんたがレモンかけたからじゃないの?」 ■「はぁ〜?唐揚げにレモンは普通だろ〜?」 ◯「ということで、お兄ちゃんは唐揚げにレモンかけるかけないの話題に乗る派?乗らない派?」 ■「なんだその二択!」 ◯「いいでしょ!もう唐揚げにレモン勝手にかけるかけない討論なんて、こすられ続けてつまらないでしょ!唐揚げの二択も、次のステージへと移行すべきよ! ■「捻くれすぎだろ!何が次のステージだよ!」 ◯「お兄ちゃんは、赤いきつねとたけのこの里どっちが好き?」 ■「きのこたけのこ論争も、赤いきつね緑のたぬき論争も、確かにやり尽くされてるけど!だからといって並列にはならないだろ!」 ◯「お兄ちゃんは、主人公とアンディどっちが好き?」 ■「主人公とアンディ……?なんだ……?あっ!まさか姉ちゃん!ドラクエ5(ファイブ)のフローラビアンカ論争を……フローラ視点で捉えているのか!?あの壮大な話をあえてフローラ視点で!?」 ◯「お兄ちゃんはポケモン赤と緑どっちが好き?」 ■「あれ?急に普通の質問になった……いや、なんか怪しいなぁ……兄貴騙されるな!まだ答えちゃだめだぞ……なんか裏がある気がする……」 ◯「さぁどっち?」 ■「ちなみに姉ちゃんはどっちなんだ?」 ◯「私は緑に決まってるでしょ、目に優しいし!」 ■「あっ!まさか!これ、ポケモン赤とポケモン緑の二択じゃない!ポケモン赤と、色の緑を比較している!意味わからないだろ!」 (SE:歩く音) (SE:皿を置く音) △「おまたせしました、カニクリームコロッケです」 ◯「え?」 ■「え?」 ◯「こ、これは……まさか……カニクリームコロッケ!?」 ■「ね、ね、ね、ね〜ちゃん!姉ちゃんが最初に頼んだカニクリームコロッケじゃん!熱々の……カニクリームコロッケじゃん!」 ◯「だだだ……だからなに?お腹がねじ切れそうなくらい張った時には、逆に揚げ物でしょ!それが通(ツウ)ってもんよ!」 ■「なわけねーだろ!そろそろ会計かな〜って空気になってただろ!」 ◯「あんた、揚げ物、好きでしょ、頼んどいてあげたわ」 ■「いや!確かに揚げ物好きだけど、こんなお腹張ったタイミングで来ても、食べられるわけ無いだろ!」 ◯「私の好意が受け取れないっていうの……?」 ■「食べ放題で人の分、頼むのは好意というか悪意だろ!」 ◯「あ、店員さん、すみませ〜ん……今宵はちょっと頼みすぎちゃったみたいで……もし残した場合はどうなるんでしょうか……」 △「殺します」 ◯「す、すぐに妹に食べさせます!……ちょっと、あんた早く食べなさいよ!私が殺されちゃうでしょ!」 ■「無理だって!姉ちゃんが頼んだんだろ!」 ○「だって……店員さん殺すなんてぶっそうなこと言うから……」 ■「聞き間違いじゃないか……? このご時世……流石にそんなこと冗談でも言わないと思うけど……」 ◯「あ、店員さん、すみませ〜ん……ちなみになんですけど……今まで食べきれなかった人を何人くらい葬ったんでしょうか……」 △「あなたは今まで食べたパンの枚数を覚えているのか……?」 ○「じゅじゅじゅ……13枚です!私は和食派です!」 ■「なんで東方紅魔郷(こうまきょう)みたいな会話してるんだ……」 ○「店員さん怖いんだけど……彼女きっとUNオーエンだよ……」 ■「姉ちゃんは今日はじめて東方紅魔郷プレイしたのか?」 ○「とにかく今宵はカニクリームコロッケをどうするか考えましょう……」 ■「食べ放題だから……さすがに持って帰ったりしたらまずいよな……あと……さっきから気になってるんだけど……今宵って言うなよ!なんでセカオワのドラゴンナイトみたいになってるんだよ!」 ○「今宵は百万年に一度太陽が沈んで夜が訪れる日だっていうのに……」 ■「ドラゴンナイトに寄せるなよ!毎日太陽が沈んでる星に生きてるだろ!」 ○「このままカニクリームコロッケが食べられなかったら……ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバードに申し訳が立たないわ……」 ■「ドラゴンナイトに出てくるカタカナじゃん……」 ◯「あんた、何か策はないの?」 ■「策ね……こうなったら……」 ◯「まさか……」 (※ここからちょっと口調が変ですがスーパーイナズマキックという元ネタがあるので、おっさんに懲りずに演じていただけると幸いです) ■「お姉様、アレを使うわ」 ◯「ええよくってよ!」 ■「うわああああああああああ」 ◯「スーパー!」 ■「イナズマ!!」 ◯「カニクリームコロッケ食(ぐ)い!!」 (ここまでスーパーイナズマキック) ■「頑張れ姉ちゃん!」 ◯「うおおお!食べ尽くしてやるぜ!んっ!熱っ!熱い熱い!!こんなん熱いの勢いで食べれるわけないでしょ!」 ■「そんな……スーパーイナズマカニクリームコロッケ食(ぐ)いが通用しないなんて……」 ◯「勢いで誤魔化そうとしただけでしょ!お腹はってるのに無茶させないで!」 △「静かにしてもらえますか?」 ◯「あ、すみません……」 ■「店員さん怒らせちゃったじゃん!」 ◯「待って……もしかしたら……紙に書けば伝わるんじゃない?」 ■「手紙ってこと?」 ◯「そうよ……ちょうどここに紙とドラクエバトルエンピツがあるわ……」 ■「ドラキーのバトルエンピツだ……毒のキャップまでついてる……」 ◯「(読む感じで)拝啓、店員さんへ……食べ放題で食べ過ぎの候(そうろう)いかがおすごしでしょうか……」 ■「いやな時候(じこう)の挨拶……」 ◯「(読む感じで)言葉ではついつい強く言い過ぎちゃうこともありますよね……カニクリームコロッケ……本当はダメだと分かってるんですけど……どうしても頼みすぎちゃって……もったいないことはしませんので、せめて持って帰ることはできないでしょうか……?(ここまで読む感じで)っと、これでいいでしょ」 ■「いけるかな……」 ◯「すみません〜!店員さんに手紙書いたんですけど、読んでもらえますか〜?」 (SE:歩いてくる音) (SE:ビリビリ) ◯「ひ、ひどい……」 △「お前を殺す……」 (SE:デデン!!) ■「ヒイロ・ユイごっこすんな!!」 ◯「無理だったわ」 ■「なんでいけると思ったんだよ!兄貴もなんか言ってやってくれ……って兄貴!?どうしたんだ!お箸なんて持って……」 ◯「お箸!?まさか、お兄ちゃん!?カニクリームコロッケを食べる気じゃ!?」 ■「お腹張ってるはずなのに……いや……兄貴!?序盤に食べるのを控えていたのは!?」 ◯「食欲がなかったわけじゃなく……カニクリームコロッケのことを考えていたのね! ■「確かに唐揚げはおいしい……だけど序盤に食べるとすぐにお腹が張ってしまう……」 ◯「唐揚げをはじめとした揚げ物、そして炭水化物、それらでお腹が満たされたあと、カニクリームコロッケなんていう炭水化物と揚げ物の合せ技なんて来たら!絶対に処理できなくなってしまう!」 ■「そ、それを見越してあんなにおいしい唐揚げを……あえて、見逃したというのか!?」 ◯「お兄ちゃん!ありがとう……!私、今後はもう少し計画的に食べるね!」 ■「兄貴の有志、しかと見届けるよ……ありがとう……兄貴……」 ◯「さて、安心したらなんだかお腹空いてきたわね……焼き鳥でも食べようかしら」 ■「なんでそうなるんだよ!」 ◯「すみません、店員さ〜ん!ファイアバードください」 ■「あ、あれドラゴンナイトのカタカナじゃなくて、焼き鳥をファイアバードって呼んでる変なやつだっただけかよ!」 △「ファイアバードは、岩塩と砂糖醤油、どっちにしますか?」 ■「変な二択!」 ◯「岩塩でお願いします、あと、株式会社スターリースカイで領収書お願いします」 ■「スターリースカイ、企業だったんだ……」