【戦いしか知らなかった少女が感情を取り戻してきたのに、食べ放題がデカい炒飯食べないと好きに頼めないタイプだったボイス】 ボクは…… 戦いしか知らなかった…… いや、知らされていなかったというほうが正しいだろう…… 戦いだけがボクの生きる意味だと思っていた…… 自分の本当の感情すら分からず…… あるのは……殺意だけだった…… それが、とても虚しいことだと教えてくれたのは…… 戦わない生き方があると教えてくれたのは…… キミだったんだ…… ずっと一緒に居てくれると言ってくれたキミを信じる…… ボクもキミが好きだ…… 今でも笑顔で居られるのは……キミと居る時……などだ…… 具体的に言うと……キミと居る時やキョウリュウジャーを見てる時や……仮面ライダードライブを見ている時とかだ……あとガイキングとかも…… それを総じて”キミと居る時など”と表現した…… ということで、キミとずっと一緒にいたい…… だからボクの中のあの頃の感情……”殺意”を封じることにした…… もしボクの中の”殺意”が出てきそうになったら、その時はボクを…… 止めてくれ…… 思えば……戦いに明け暮れていた頃……ボクは名前も無かった…… 殺戮マシーンと呼ばれていた……周りの人たちは呼びづらくなったのか、略してサツマと呼んでいた…… キミに拾われてから、感情を少しずつ取り戻し……そしてサツマと呼ばれてた頃を振り返ると気になることがある…… サツマって、なんかすごい……いじられてる気がする…… サツマ、イモ食べる?とか言われた気がする…… なんか腹たってきた…… (発作みたいに) うっ”殺意”が来る! ”殺意”を、止めてくれっ! はぁ……はぁ…… ありがとう……また……”殺意”に心を奪われるところだった…… イジられていたという苦い思い出で……”殺意”に心奪われるところだった…… ということで今日は……少しずつバイトして得た……初めての給与…… こんなボクを拾ってくれたお礼に……諦めずにずっと応援してくれたお礼に……食べ放題をごちそうすることにした…… 食べ放題……夢のようなシステムだ…… 今日は、遠慮しないで食べてくれ…… 店員さん呼ぶね…… (SE:ちーん) (SE:歩いてくる音) (店員と話す感じで) 店員さん、メニューお願いします…… え?いや、こんなデカい炒飯なんて頼んでない…… これを食べてから好きに頼めるようになる……? いや、でも好きな料理食べ放題って…… あ、確かにここに小さく書いてある…… 炒飯をすべて食べると好きなものが自由に食べれるようになりますって……書いてますけど……文字小さくないですか……? あ、いえ……なんでもないです…… 飲み物はオレンジジュース2つで…… はい……じゃあまた……食べ終わったら呼びますね…… (SE:歩いていく音) (発作みたいに) うっ”殺意”が来る! ”殺意”を、止めてくれ! う……ぐぐぐぐぐ……騙しやがって…… はぁ……はぁ…… ありがとう……また……理不尽な食べ放題システムで……”殺意”に心を奪われるところだった…… 大丈夫…… それに……分かっている…… 先程の店員さんは利用されているだけだ…… 店長にそう思い込まされているだけに違いない……店員さんがデカい炒飯でお腹を満たして、食べ放題にかかる費用を浮かそうとしているわけじゃない…… ボクもそうだった…… 何も知らない……利用されるだけの戦士だったころ…… 上の指示は絶対だと思い込まされていた…… そう、上の命令を何も疑わずに従っていたあの頃……ついでに周りがサツマ呼びに飽きた頃……いつしか人間コンピューター……電脳殺戮マシーンと呼ばれていた…… 略してデンマと呼ばれていた…… 今になって分かる…… 絶対に……バカにしていた…… (発作みたいに) うっ”殺意”が来る! ”殺意”を、止めてくれ!! あいつら……人が何も知らないから変なあだ名つけやがって…… はぁ……はぁ…… いや、ごめん…… でもデンマって…… 炒飯を食べよう…… 誰が悪いわけじゃないし、ボクの予算も少なかったし…… お店はそれに見合った提供をしているだけなんだ…… と思いたいけど、なかなか思えない…… 複雑な心…… でも、昔には無かったこの複雑な気持ちも大切にしていきたい…… んぐ…… ん?この炒飯…… チキンラーメンが入っている…… それにしらすも入っている…… これを食べ切らなきゃいけないのか…… (発作みたいに) うっ”タッパーに入れて持って帰りたい欲”が! ボ、ボクの”タッパーに入れて持って帰りたい欲”を、止めてくれ!! 絶対に大量に食べなきゃいけないのに!変わり種の炒飯! ふざけやがって!! はぁ……はぁ…… ありがとう……でもキミ、だんだん止め方雑になってない? 今、飯食べながら「どうどう」って言ってなかった? 気のせい?そうかなぁ…… またか、だるいなって顔してた気がするけど…… まあ殺意じゃなくてタッパーに入れて持って帰りたい欲だったし…… え?炒飯が変わり種なだけでリアクションでかすぎる? で、でも…… 大量に食べなきゃいけないならシンプルな炒飯にしてほしかった…… キムチ炒飯とかレタス炒飯くらいにしてほしかった…… それにオレンジジュースが全然届かない…… 忘れてるのかな…… そういえば、ボクがデンマと言われている時にも忘れん坊な友達がいた…… 昔はやたら話しかけてくるやつだなとしか思わなかった…… 今思えば、友情を感じていたのかもしれない…… そいつは忘れん坊だけど、私と違って学があった…… オーストリアの首都は?とか聞いてきて、ウイーンって返事することがあった。 その時に彼女はよく、「(苦笑する感じで)デンマちゃんがウイーンだって」と笑っていた…… 今になって思う…… あいつ絶対バカにしていた…… (発作みたいに) うっ”殺意”が! ボクの”殺意”を、止めてくれ!! あいつ絶対、デンマがウイーンって言ってるってバカにしてただろ! そもそも私のあだ名、全部あいつが考えたやつだし!長期計画でバカにしてただろ!! 最終的にボクのあだ名、究極アヘガオ・デンママンになってたからな! ふざけやがって…… あと、ついにキミ、ボクの”殺意”止めなくなったね…… なんか苦笑いで眺めるようになってきたね…… まぁ……昔の話だし、今更 言っても仕方ないよな…… それに彼女も危険な場所に居たのは間違いない…… 今頃なにしてるんだろうな…… "思い出し殺意"してたら喉が乾いてきた…… オレンジジュースまだかな…… あと炒飯やたら脂っこいし…… めちゃくちゃ喉かわきそう…… これで更に胃もたれさせる作戦だったら嫌だな…… とりあえず店員さん呼ぶね…… (SE:ちーん) (SE:歩いてくる音) (店員と話す感じで) すみません……オレンジジュースまだですか……? え?忘れてた……? そういうこともありますよね…… え?ボクも……なにか大切なことを忘れている? ボクは何も忘れてないですよ……何言ってるんですか? オーストリアの首都? そんなのウイーンに決まってるじゃないですか……あっ……え? ええ!? そうです……ボクは……デンマです…… お、お前もこっちで……平和に暮らしてたんだな…… そっかここで店長やってるんだ…… よかった……本当によかった…… ん?店長? いやじゃあ、このデカい炒飯!お前の仕業じゃん! (発作みたいに) うっ”殺意”が!