【紬】 んぅ…んっ…むぅ…ダメだよ、ダーリン…。 私、アイドルなのに…んー…こんなとこで…。 【紬】 んっ、んぅ…さむ…。 んー…起こさないでよー…。 …って、あっ、ダーリン。 おはよー。 …なに、彼女なんだよ? 彼女が恋人のベッドで添い寝してても、 なーんにも問題ないでしょ。 「うちに来るのはお昼のはず」…?分かってないなあ。 だってだって! 七年ぶりに、ダーリンとお泊りデートできるんだよ? 待ちきれないに決まってるじゃん。 ん、今はね…朝の7時過ぎ。 …えへへ、にしてもちょっと早かったか。 だけど、不用心なダーリンも悪い。 ま、細かいことはいいじゃん。 久しぶりに、ぎゅっ、して? んっ…ぎゅー…。 すーっ…。 んー…ダーリンの匂い。 困ったような顔してても、 なんだかんだ、しっかり優しくしてくれるじゃん。 そういうとこ、昔から好き。 んっ…ちゅ、ちゅっ、ちゅぷ…ぷはっ。 ん…口ん中、甘い?…えへ。 …もっと味見、しちゃう? んぅ…ちゅ、ちゅむ、んっ、んぇー…れう、れう、れう…。 んちゅぅ、ちゅ、ちゅ、ちゅぷ…んぇ、れぇー…れう、れう、れう…。 【紬】 ん。なんだぁ、薫ちゃんも早いじゃん。 【薫】 お、お邪魔…します。 …なんだか懐かしいな。 本当に今日は、呼んでもらえるなんて…って、うえっ⁉ 紬、もう来てたのか。 【紬】 ちゅむ、ちゅ、ちゅ…ん、れるれるれる…。 【薫】 えっ、二人とも、何して…。 …おっ、おい。そこまでだ。 ストップ、ストップ。キスするのをやめろ。 【紬】 んちゅ、ちゅ…ぷは。 ああ、ごめんごめん。 薫ちゃんもキスしたいよね。変わろっか? 【薫】 ばっ、ばか。なんでそうなるんだ。 そもそも二人だって、付き合っていたのは七年も前、 小学生の頃だろう。 【紬】 んちゅ、ちゅぅ、ちゅ…。 べつに…事務所にスカウトされて引っ越しただけで、 別れたなんて思ってないし。 【薫】 ま、またそんな屁理屈を…。 今日は久しぶりに軽く顔合わせをして、すぐ帰るんじゃなかったのか。 【紬】 ん、ちゅ、ちゅ、ちゅぅぅ…そうだっけ。 でもほら、引っ越してからすぐ売れちゃってさ…ちゅうう、ちゅ…。 忙しすぎてずっと、まともに連絡も…ん…、取れてなかったんだよ。 しょうがないじゃん。 【薫】 そっ、そんなわがままが通るか! アイドルとして、もう少し自分の立場に自覚を持て。 【紬】 だって、好きなんだもん。 ほーら、薫ちゃんはしないの? いっつもダーリンの話してたから、好きなんだと思ってた。 【薫】 …ずっと会いたかったのは事実だが、 あくまで大切な友人として、だ。 昔、いじめからかばってくれた恩もあるしな。 たしかに、優しくて、頼もしくて、尊敬もしているが…。 【紬】 じゃあ好きってことじゃん。 【薫】 ばっ…どうしてそうなる。 …とにかく。 人の家に来たんだ、まずは挨拶するのが筋だろう。 改めて…お前の幼馴染の菊池薫だ。 七年ぶりになるが…立派になったな。 また会えて、本当に嬉しいぞ。 【紬】 じゃあ私も…忘れるわけないと思うけど、一応ね。 現役アイドルでー…キミの小学校の時の彼女の、草壁紬です♡ 私は今でも恋人だと思ってるけどね。 こっち来てから、学校でもクラスがばらばらで、 中々会えなかったけど。 またダーリンとこんなに近くに居られて、ほんと夢みたい。 【薫】 高校はお前と同じところに通いたいと言って聞かなくてな。 やれやれ…。 ファンの女の子達が聞いたらなんと言うか。 【紬】 そりゃあ私達、アイドルとしてはクールな王子様キャラ、 って売り方してるけど。 プライベートくらい、好きな人とイチャイチャしないと。 【薫】 だったらなおさらだ。 私はてっきり、少し顔見せをするだけだと思っていた。 それがいきなり、ベッドで抱き合ってキスまで…。 【紬】 言わなかったっけ? 今日から一週間、二人で一緒にお泊りするよって。 【薫】 なっ、最初からそのつもりか…。 なおさらダメに決まっている。 仮にも現役の人気アイドルなんだぞ。 それが、年頃の男と一週間もお泊りなど…。 自分たちの体が、立派な商品である自覚を持て。 【紬】 うんうん。それくらい魅力的だよね、私たち。 想像して?こーんな大人っぽい体つきのアイドルJKが、 薄着で部屋の中うろついてたらさー…。 おちんぽ勝手にむくむく大きくなっちゃってー…、 お猿さんみたいに、毎日えっちしたくなっちゃうよねー…♡ めんどくさーい家事は、ぜーんぶお嫁さんに任せて。 リビングでも、ベッドでも、お風呂でも…ムラムラしたら、 その場でアイドルとパコパコ♡ 【薫】 そっ、そんなふざけたこと…何を考えてるんだ! アイドルが毎日のように、そんな、乱交まがいのことを…。 それに何度も言うが、私を巻き込むな。 【紬】 ふーん…。まあ私は、ダーリンとえっちするほうが大事だし? じゃあ薫ちゃんは、 ダーリンよりお仕事のほうが大事なんだ。 【薫】 別に、勝手にすればいい。 本当だぞ。私を待ってくれているファンのためにもな。 【紬】 ふーん、ほんとかなー? あーあ。薫ちゃんも本心では、昔みたいに素直に、 好きな男の人に甘えたり、かわいがったりしてもらいたいくせに。 ね、ダーリン? ダーリンも薫ちゃんのこと、一週間愛してあげられるよね? 【薫】 ⁉ 本当か…? 【紬】 ね。ほーら、さすがダーリン♡ ちゅ♡ 【薫】 …そうだな。私は不純な真似をするつもりはないが。 お前と紬が羽目を外さんよう、誰かが監視していなくてはな。 うん。私も一週間、ここに泊めさせてもらう。 【紬】 あらまー…くすくす。 ま、ダーリンに惚れてもらうための作戦、 色々考えてきたから…。 これから一週間…覚悟しててね?