ふひっ…ふひひひっ…♡ あ、あの…来てくれて…ありがと…♡ ってきり断られると思ってたから…すっごく嬉しい…♡ こ、これと言って理由はないんだよ…? そ、その…どうしても…あなたに会いたくて… あ、安心してっ⁉ 昨日みたいに…勝手におちんちんの匂い嗅いだりとかは…しないから… あ~…でも…こうやってあなたと添い寝してると…ちょっと危ないかも… なんか…すっごく変な気持ちなるんだよね… あっ…だ~めっ♡ 離れちゃ嫌ぁ~♡ や、約束する…絶対に…変なことしないからっ… こ、このまま…ぎゅってくっついててもい~い? ふひっ…ありがとっ…♡ すんすんっ…すんすんっ…♡ はぁんっ…♡ あなたの匂い…いいっ♡ 嗅いでると…今まで感じたことない…不思議な気持ちになる…♡ すんすんっ…すんすんっ…♡ ふひひひっ♡ あっ…そういえば… あなたに…話しておきたいことが…あるの… 聞いてくれる? う、うん…ありがと… その…私が…沢山セフレを作るきっかけになった…出来事の話… さ、三ヶ月前のこと…なんだけどね…? 私…お母さんとお父さんと喧嘩してさ、家出したの… 夜中だったんだけど… 二人とも…私を探そうとしてくれて… でも…それが…原因で… 探す最中に…交通事故に…遭ってね… 二人とも…いなく…なっちゃったの… 全部…私のせいなの… 私がっ…二人を殺したようなものなの… うんん…それだけじゃない… 私…ね… お母さんとお父さんに言った最後の言葉が… 大っ嫌い…なの… こんな親不孝、他にないよ… 大好きなのに…どうしてあんなこと言っちゃったんだろうね… 会いたいよ… 会って…もう一度話たいよ… あの時の言葉…本心じゃないって… ついカッとなって言っちゃったやつだって… 本当は大好きだよって…そう伝えたいよ… やっぱり…独りぼっちは寂しいよ… ご、ごめんっ…いきなりこんな話されても困るよね… えっ…♡ ううん…嫌じゃ…ないよ… ふひっ…あなたから抱きしめてくれたの… 始めて…じゃない…? ぁっ… ぅっ… うぅっ…ぐすっ…ひぐっ… ご、ごめんっ…抑えてたんだけどっ… ぐすっ…あなたがっ…暖かくてっ… 独りぼっちじゃないって思ったらっ…余計にっ…こみ上げてっ… うわぁぁぁぁぁぁあぁぁあああんっ⁉ 私がっ…私があの時っ…あんなことしてなければっ… ぐすっ…ひぐっ…どうしてあんなっ… うぅっ…会いたいよっ…会ってちゃんと伝えたいよっ… ぐすっ…ひぐっ…大好きだって伝えたいよっ…! それから私は十分弱…泣き続けました そんな私を…目の前にいる人はずっと… 優しく抱きしめ続けてくれました… ※ う、うん…少し…落ち着いた… ご、ごめんね? 泣くんだったら…自分からこんな話するなよって感じだよね… で、でも…あなたに知って欲しかったの… 私のこと… あっ…ちなみに…今の話… 他人にしたのは始めてだから… 何であなたにだけ話しちゃったのかは… よく分からないけど… だけど…してよかったなっ♡ ふひっ…私に同情して… 優しく抱きしめてくれたしっ♡ はぁ~♡ ふひひひっ♡ このまま…またさっきみたいに… 抱きしめてくれてもいいんだよ…? 抱き枕みたいな感じでさ… 私のこと抱きしめながら…一緒に夜明けを待とうよっ♡ それで…明日は一緒に登校するのっ♡ 手とか…繋ぎながらさっ…♡ も、もちろん…普通の繋ぎ方でもいいんだけど… そ、その…指と指を絡めるやつ…やってみたいかなっ…♡ わ、私…実はあれ…やったことなくてっ… ちょっと…憧れがあるんだよね… って、ご、ごめんっ! 私…何言ってるんだろっ⁉ いきなりこんな…馴れ馴れしいよねっ⁉ 別に付き合ってるわけでもないし… お互い好き同士のっ…両想いでもないのに… 私が寂しいから… 一方的にあなたを利用してるだけ…だもんねっ! ご、ごめん…自分でも本当に最低な女だって…分かってるからっ! な、何でもないっ⁉ い、今の話は忘れてっ⁉ やばいっ⁉ な、なんか…お顔を見るだけで…すっごく胸がドキドキしてるっ⁉ こ、このままだとまた襲っちゃうっ⁉ 彼に酷いことしちゃうっ⁉今以上に嫌われちゃうかもっ⁉ そんなのは…絶対だめっ⁉ あ~そういえば…今日はこの後用事があったんだったぁ~っ! ありがとねっ! も、もう寂しさが無くなってきたらっ…帰っても大丈夫だよっ! というかむしろ帰って欲しいっ⁉ さ、さようならっ! また明日ぁ~っ! その後、私のお願い通り…彼は帰ってしまいました… ※ はぁ…何であんなこと言っちゃったんだろ… うぅっ…めっちゃ困惑してた… 嫌われ…ちゃったかな… 自分で呼んでおいて…いきなり帰れは…やばいよね… でも…あのまま一緒にいたら… きっとまた…抑えられなくなって…襲ってた… そしたらもっと…嫌われてた…よね…? はぁ…私の馬鹿… 本当に…何かがおかしくなってるよ… ※ 私が色々やらかした…翌日のこと… はぁ…授業サボって… 昼間っから…何やってるんだろ…私… あぁっ…空…青いなぁ… あ、あのっ…! すいません…少しいいですか…? えっ…? はい…大丈夫ですけど… えっと…その… 服の表裏が逆ですっ⁉ うぇっ⁉またやったっ⁉ あ、あああああ、ありがとうございますっ! ※ はぁ…また…やっちゃった… その…さっきはありがとうございました… い、いえいえっ! 実は私…ついこの間も…同じことをしたばっかりで… えっ…⁉ やばい…ですよね… え、えっと…その… 人は誰だってミスをする生き物なので、気にしなくていいと、お、思いますっ⁉ あ、ありがとうございます… でも…理由があるんです… 理由…? ちょっと考え事をしてて… は、はぁ… あの…私… 付き合ってもいないし…両想いでもない人に… 手を繋ぎたいとか、一緒に登校したいとか… 馴れ馴れしいこと言っちゃって… あ~なるほど… そ、その…ちょっと違うかもしれませんけど… 気持ち…分かります… えっ…? ぼ、僕…好きな人にずっと男だと思われてて… そ、それは…中々… うん…結構ショックでした… それで… そう思われてるのなら、そのままの方がいいって思っちゃって… 僕…臆病だから…本当のことを言って…関係が壊れるのが怖かったんです… でもある時…女の子だってことがバレちゃって… そしたら、僕のことを異性としていきなり意識してきて… いっつも…僕に対して男友達みたいな接し方をしてくるから… 一生懸命、それに合わせるように…恋心を隠してきたのに… 分かったら…途端に女の子扱い… 今までの僕が馬鹿みたいじゃんって…そう…思いました… だけど…結果的に… バレて正解だったんです… 付き合えたんですか? は、はい…お恥ずかしながら… その…僕は彼のことが好きで… 彼は…僕のこと…ずっと…か、可愛いって… 思ってくれてたらしくて… でも…同性相手にそんなこと言えないから…ずっと隠してたみたいで… 似た者同士…じゃないですか… そうなんです… 僕達…お互いに同じようなことをしていたんです… だから…最初っから…怖がらずに… 本当のことを言っておけば良かったんです… な、なるほど… そ、その…ちょっと偉そうに聞えるかもしれませんけど… 思ってることがあるんだったら… きっと…隠さずに言った方がいいと思いますよ…? えっ…? そう…ですかね…? そうだと思います… もしかすると…馴れ馴れしいって思われたかもしれませんけど… 勇気を持ってアプローチしたことは…すっごくイイ事だと思いますっ! あ、アプローチ…? い、いや別に… 私…彼のことを好きなわけじゃ… えっ…⁉ 違うんですかっ⁉ う、うん… ご、ごめんなさいっ⁉ ってきりそういう…恋愛系の話だと思ってましたっ⁉ あぁっ…僕ってば、何やってるんだろっ⁉ いきなり自分語りして…偉そうに色々言っちゃって… い、いやいや…全然…大丈夫です… ぁ、あわっ…あわわっ! え~っと、そ、その… し、失礼ひまひらぁぁあああああああああああっ⁉ えっ、あっちょっとっ⁉ い、行っちゃった… と、とっても…可愛い人…だったな… なんか…小動物みたいで…うん… でも…そっか… 思ってることは…隠さずに…言った方がいい… うん…よしっ! ※ はぁ…すっごく恥ずかしいことをしてしまった… でも… う~ん…? 手を繋ぎたくて、一緒に登校したいとか思ってるのに… 好きじゃないなんてこと…あるのかなぁ…? もしかして…自分の気持ちに気付いてないだけの人だったのかなぁ…?