1月1日(月) さゆと初詣に行って来た! 彼ピと初詣に行くかと思ったって言ったら、 親の帰省で今こっちにはいないんだって。 おみくじを引いたらさゆは大吉で、 私は末吉だった。 1月10日(水) 結城先生にカウンセリングをしてもらった。 守秘義務というものがあって、ここでの話は絶対に他言しないって言ってくれたので、 岡田くんのことを話した。 「うん。やっぱり、好きじゃない人と無理矢理付き合うのって  できないよね。私も男の人に好きって言われて、お断りしたことあるよ。  すごく辛いよね」 結城先生はどこまでも優しい。 私の言うことを否定することなく、ただただ受け止めてくれる。 それだけで、私の心は楽になっていく。 いやホント、すごい人だなあ。 前に後輩ちゃんが私のことを聞き上手って言ってくれたけど、 究極の聞き上手は結城先生だと思う。 1月15日(月) 岡田くんと廊下ですれ違ったけど、 告白してくれる前と変わらない感じで挨拶してくれた。 私も、あの日のことがなかったかのように返した。 お互い引きずらないようにしようってことなのかな。 うん。 1月28日(日) 今日は部活終わりに後輩ちゃんとスーパー銭湯に行って来た! 部活が終わった後スーパー銭湯に行ってサウナに入るのがマジで最高なんだわと私が話していたら 後輩ちゃんが、私も行ってみたいです! と言ったので、You! だったら来ちゃいなよ! という感じで早速一緒に向かったというわけ。 後輩ちゃんはサウナに10分入った後、 冷たい冷たいと言いながらも水風呂に浸かって、その後休憩用のチェアでめっちゃ気持ちよさそうにしてた。 うーん、いいね! サウナを堪能してるね! と、後輩ちゃんの隣で私はサウナの伝道師になったような気分になっていた。 2人で3セットサウナに入った後、真冬だというのに スーパー銭湯の食堂でかき氷を食べた。 サウナでほかほかになった体に、冷たくて甘いかき氷が最高に染みるんだよね。 「サウナから出た後ってすごい気持ちいいんですね。今なら何があっても許せるような気がします」 かき氷を口に運びながら、後輩ちゃんはそう言っていた。 サウナの良さを分かってもらえて嬉しいな! また一緒に行こうね! 2月12日(月) 連休で学校がお休みなので、 今日までお姉ちゃんが帰省してた。 お姉ちゃんって高2の今頃、もうゲーム作りたいって決めてたのかなぁ。 聞きたいけど何となく聞けず、ずっと一緒にゲームしてた。 お姉ちゃんはゲームクリエイターになるため、専門学校で頑張ってる。 私のやりたいこと、将来の夢は未だに見つかっていない。 2月14日(水) 「くおんちゃん、はい。友チョコだよ」 そう言って、去年同様、さゆが私にチョコをくれた! 今年は私もさゆにチョコをあげたし、あと女子バスケ部の後輩ちゃんにもチョコをあげたったわ! 岡田くんにも友チョコというか、年末はごめんね的な意味で チョコをあげようかと思ったけど、それは彼に対する侮辱になるのでやめた。 2月15日(木) 岡田くんにチョコをあげようかと思ったけど、 それは彼に対する侮辱だと思うのでやめた。という話を 結城先生に聞いてもらった。 「うん。そうだね。  それもあるし、もしかしたら、  岡田くんはチョコをもらうことによって、  如月さんは僕の事を好きなんじゃないかって勘違いしちゃうかもしれないから、  渡さなかったのは正しい行動だと思うよ」 笑顔のまま、結城先生はそう言った。 いやさすがに一回お断りしてるし、そんなことはないんじゃないかなぁと 思ってたら 「一回お断りしたとしても、やっぱり好きな相手には  何かにつけて可能性があると思いたがるものじゃないかな。  人間ってそういう生物だと私は思う」 と続けて発言し、この人は私の心が読めるのか!? ってビビった。 そんな結城先生にもチョコをあげて、相談室を後にした。 ってか結城先生すごすぎでしょ。 あの安心感と聞き上手っぷりに加えて、人の心まで読める説でてきたわ! 2月29日(木) くおんのバスケは今日も絶好調! ってか、あと数ヶ月で私引退なんだよね。 何か実感わかないなあ。 3月1日(金) 卒業式だった。 夏季大会が終わってから全然接点のなかった先輩方に久しぶりに挨拶した。 来年は私が卒業するのかあ。 来年の今頃までには、やりたいこと、見つかってるのかなあ。 3月5日(月) やばい。 学年末テストの範囲が広すぎる。 どうしてこんな広い範囲テストにしちゃうの!? これじゃ一夜漬け作戦でカバーできませんよ先生ェ!! 3月7日(水) 学年末テスト始まったけど、本当にやばいかも。 ちょっと笑えなくなってきた。 3月15日(金) 赤点取って追試になった。 追試でダメだったら留年になるのかな。 怖い。 私留年は嫌だよ。 3月22日(金) 終業式で、追試の結果の発表があった。 どうにか、私は高校三年生になれるみたい。 良かった~~~~~~~。 もう追試決まったときから今日の結果見るまで ずっと気が気じゃなかったわ。 さゆも、お父さんもお母さんも、私の進級を喜んでくれたけど、 進級するというのはまあ当たり前のことであって、 その部分が危なかった自分が、結構情けなく感じたりする。 3月24日(日) 部活で後輩ちゃんに追試上手くいったことを伝えると 「そうなんですね。  私、如月先輩と同じ学年になれるの少し期待してたんですけど」 と言われた。 何てこと言うんじゃーい! 3月29日(金) さゆの家に遊びに行ったら、お昼ご飯にカレーを作ってくれた。 玉ねぎの甘味がよく出てて、何かすごく優しい味で美味しかった。 さゆって、ずっと前のたこパの時も、文化祭の焼きそばの時も思ったけど、 料理の才能あるよなあ。 羨ましいっピ。 4月1日(月) くおんのバスケは今日も絶好調。 エイプリルフールネタで部員たちが 「彼氏できました!」とか「私結婚決まった!」 とか言ってた。 私はエイプリルフールには乗っからなかった。 4月8日(月) 今日から三年生。 新しいクラスにさゆはいなかった。 うぉ~~~~~~~! 二年間同じクラスだったから、三年生でも一緒が良かったぞ~~~~!! さゆは彼ピとも別のクラスだったみたいで、 めっちゃ残念そうにしていた。 担任の先生の挨拶で、高校生活最後の一年だから、 将来自分がどうなりたいかよく考えるように。 と言われた。 そっか。いよいよかぁ。 4月13日(土) さゆのお誕生日をお祝いしに行って来た。 最近よくさゆの家に行ってる気がする。 今年の誕生日プレゼントは、料理のレシピ本にした。 この前も思ったけどさゆって料理上手だし、好きそうだから喜んでもらえるかなって。 プレゼントを受け取ったさゆは、こういうの欲しかったんだぁ。と言ってすごく喜んでくれた。 その笑顔を見ていたら私まで嬉しくなったよ。 さゆ、お誕生日おめでとう! 4月22日(月) バスケ部、今年は新入部員多いなぁ~! 学年、経歴問わず、実力主義で大会の出場選手を選ぶ。 ということを名言している今年の女子バスケ部は、 新入部員のやる気がすごくて、 上級生も気が抜けない感じになっている。 この感じ、私は結構好きだ。 4月23日(火) 進路希望表に「まだ決めてません。多分大学」って書いて出したら 担任から職員室に呼び出された。 「如月さんね、もう三年生なんだから、  もう少し自覚を持って考えなさい」 だって。 はぁ~い。 4月24日(水) 5月のバスケの大会に出場が決まった! 引退までに開催される大会は全部選手として出場したいと思っていたから嬉しい。 4月25日(木) くおんは激怒した。 お昼休み、めっちゃ眠かったので机に突っ伏して寝ようとしていたところ、 「如月っておっぱいでかいよな。  俺この前、如月のおっぱい揉むの想像して一人でした」 的な男子のヒソヒソ話が聞こえて来たからだ。 アホ! 聞こえてるっつーの! ってかそういう話は本人のいない場所でやれや!! も~~~~~!! と直接苦言を呈したかったが、 私を想像してされているという現状が何だか恥ずかしくて、 出来なかった。 4月26日(金) 学年末テストで赤点をとったのを気にしたのか、 お母さんから予備校に行くのはどうかと勧められた。 今まで目を逸らしてきたけど、 私、勉強が出来ない自分と向き合わないといけないのかも。 でも予備校やだな。 だって、クラスの人たち以外に勉強できないことバレるの、恥ずかしいじゃん。 でもでもでも、そういうこと言ってる場合じゃないしなぁ。 ああ、どうしよう。 4月27日(土) 今年も結城先生はスクールカウンセラーとして学校にいるので、 休み明けに相談してみよう。 4月30日(火) 結城先生にカウンセリングをしてもらった。 恥ずかしくて人に話せない、相談なんて出来るわけがないことを 結城先生には話せるから不思議だ。 親に予備校に行くことを勧められている。 でも私は恥をかくのが怖いから行きたくない。 でもこのままじゃいけないのも分かっている。 私のそんな話を一通り聞いたあと、結城先生は 個人的な考えだけど、と前置きした後 「だったら家庭教師とかはどうかな?  一対一だったらそんなに恥ずかしいことないと思うし、  如月さんに合った教え方をしてくれると思うし」 と言った。 そうか!! その手があったか!! ああぁぁ結城先生!! どこまでも優しく、聞き上手で、人の心が読めて、 更には起死回生の一手まで提案してくれるなんて!! あなたは天使様か何かなのですか!? もう結城先生だいすき! バブみを感じてオギャりたい! 5月1日(水) 私、将来の夢というか、こんな風になりたいっていうの、 ちょっとだけ浮かんできたかも。 でもそれをここに書くのはおこがましい感じがするので、 私の胸の中にだけしまっておくことにする。 そして、その夢を叶えるには、大学に行くことは必須だ。 5月4日(土) ゴールデンウィーク明けから、家庭教師の先生に来てもらうことになった。 予備校は嫌だけど、家庭教師なら大丈夫という私のわがままを両親は受け止めてくれた。 今日、お父さんとお母さんがその先生に会って来たんだけど、 すごく優しそうで、いい先生みたいなんだって。 そんな先生だったら、私が勉強できなくても、優しく教えてくれるよね。 うん。良かった。 5月7日(火) 明日からの毎週水曜日と土曜日は家庭教師の先生に勉強を教えてもらう日になる。 なので、部活の顧問に、これから家庭教師の日は部活を休むことを伝えた。 あ~。どんな先生なんだろうな~。 お父さんもお母さんも優しそうって言ってたけど、 大人の感覚と私の感覚は違うしなあ。 もし怖い感じだったらどうしよう……。 5月8日(水) 家庭教師の先生が初めて家に来た。 えっと、先生は、お父さんやお母さんの言う通り、 すっごく優しそうだったし、 びっくりするぐらいかっこよかった。 うわ~! 何なのこの気持ち。 先生が私の部屋にいる間、 ずーーーーーっとドキドキしてたし、 先生が何か話す度にきゅんってした。 って、何できゅんってしちゃってたの私。 勉強教えてもらうのにきゅんってするとか意味分からないし。 でもなんか、不思議な気持ちだなあ。 先生が帰るとき、寂しかったなあ。 5月9日(木) 先生とお話したいな。 5月10日(金) 明日は先生が来る日だよ! 明日は学校ないから、私服と制服どっちがいいかなぁ。 この前制服だったから、私服にしてみようかな。 かわいいって思ってもらいたいなあ。 って、なに考えてるの、私。 5月11日(土) 今日はやばい日だった! 家庭教師の日だったんだけど、 この前教えてもらったところの小テストみたいなことをやって 私がバッチリ解けたら、 先生がめっちゃ褒めてくれた! それでね、先生ってね、声もかっこいいし、褒めるのも上手なんだよ。 私服もちゃんと気付いてくれて、似合ってるねって言ってくれたし、 やばいよね。 私先生に褒めてもらってる時、嬉し過ぎてずーっとニヤニヤしちゃった。 ってか、それで先生に変なヤツって思われたら嫌だなあ。 あとね、明日バスケの大会があるって話したら、頑張ってねって言ってくれた! 先生、家庭教師なのにバスケの応援もしてくれるとか優し過ぎるよ。 優しすぎて変な虫がつかないかくおんは心配です。 ああもう、先生のことになると何かめっちゃ長くなっちゃう。 不思議だよね。 夜更かしして書いて明日の試合に影響出ると良くないからもう寝る。 おやすみなさい。 5月12日(日) バスケの大会だった。 結果は準優勝だったけど、去年の同じ大会とは比べ物にならないほど チームワークが機能していたのでヨシ! 入部して早々に選手として起用された一年生も頑張ってた。 いつも仲良くしてくれてる後輩ちゃんが 「如月先輩がいる間に、新人戦ではない大会で優勝したいです」 って言ってくれて嬉しかった。 私は夏季大会で部を引退する(出場出来たらの話だけど)。 その後輩ちゃんと夏季大会一緒に出場出来て、優勝できたら最高だよね。 そのためにも残り数ヶ月、頑張ろう。 帰宅して、先生に今日の結果とか思ったこととか聞いて欲しかったけど、 連絡先を知らないので出来なかった。 5月14日(火) 明日は先生に会えるよ。 楽しみだなあ。 先生のこと考えたらキュンってする。 ここ最近、ずっとそう。 これって……。 5月15日(水) 私、先生のことが好きなんだと思う。 うん、きっとそうだ。 最近ずっと、この感情って何だろうって思ってて、 ある程度予測はついていたけど、 こんなにも情熱的で、本能に訴えかけてくるようなものなのかって戸惑いもあったりして。 その、なんだ。 先生が部屋に入って来たとき、私、それだけで嬉しい気持ちでいっぱいになるし、 先生と目があったとき、胸キュンがやばいし、 私が頑張ったのを褒めてくれる時、これ以上ないってぐらい幸せな気持ちになるの。 あと、家庭教師の時間が終わって、先生が帰るとき、 やだやだって子どもみたいに駄々をこねたくなるような自分がいる。 もちろんそんなことはしないけど。 そっか。 これが好きって感情かぁ。 先生。 すき。 だいすき。 だいすきだよ。 5月16日(木) せんせいだいすき。 もっとあいたい。 5月18日(土) 今日もかっこよかったし、優しかった。 もうすぐ中間テストだからって、いつもより少し長い時間教えてくれた。 本当に、すごく優しいんだね。 私、先生のそういうところも好きだよ。 先生ともっと仲良くなりたいよ。 5月19日(日) ってかさ、世の恋する人たちはこんな気持ちを抱えてるんだね。 何か、嬉しくて、幸せで、でも切なくて、寂しくて、キュンってして、 恋愛って心が忙しいね。 5月21日(火) 今日から中間テスト。 先生に教えてもらったとこが問題にでた! ラッキー! 5月22日(水) お昼まで中間テスト。 夕方から家庭教師。 先生に、この前教えてもらったところが問題に出たことを伝えたら、 良かったね。って笑顔で言ってくれた。 先生の笑顔、すき。 ああ、先生と仲良くなりたい。 何か距離を詰める方法ないかなあ。 5月23日(木) なかなかの手応えを感じつつ、中間テスト終了。 こんなに手応えを感じるのっていつぶりだろ。 高校受験以来かも。 テストが終わった後、さゆと待ち合わせをして、 久しぶりにフードコートでアイスを食べた。 私の恋の話をさゆにすると、 「わぁ! くおんちゃんにもついに好きな人が出来たんだね!  くおんちゃんが好きになるんだから、きっと素敵な人なんだろうね」 と言ってくれた。 その言葉をきっかけに、私は先生のどこが素敵でどこにキュンとするかを ひたすらに話し続け、気が付けば夕方になっていた。 さゆ、ごめんッ! 私は喋り過ぎたッ……! 5月25日(土) 今日もかっこよかった。 先生の手、男の人の手って感じがして、 見てるとドキドキしちゃう。 5月28日(火) 中間テスト全教科帰って来たけど、 今までにないぐらいいい点数だった! 早く先生に報告したいなあ。 5月29日(水) 中間テストの答案用紙を先生に見てもらった。 先生は、一か月弱でここまでの結果を出せるのはすごいって言ってくれたけど、 きっとそれは、先生の教え方が上手なんだからと思う。 先生がたくさん褒めてくれるから、 私は勉強をもっと頑張ろうって思えるんだから。 ああ、好き。大好き。 一緒にいる時間が増える度に、もっと好きになっていく。 6月11日(火) バスケの休憩中、後輩ちゃんに、 「如月先輩、最近綺麗になりましたね。  男でもできましたか?」 と聞かれた。 出来てないよ。片思い。 って正直に答えるのも恥ずかしいので 「しーらない」 とだけ答えた。 6月15日(土) 今日も優しくてかっこよくて、幸せだった。 ところでさ、私最近気になってることがあるんだけど、 先生ってあんなにかっこいいし優しいんだから、 やっぱり彼女とかいるのかな。 ってか、奥さんいたりするのかな。 そしたら、仕事が終わって家に帰ったら綺麗な奥さんが 「あなた、おかえりなさい。お風呂にする? ご飯にする? それとも私?」 みたいなことを聞いてそれで うぁああああああああああ!!!!!! やめろッ!! 考えるのをやめるんだくおんッ!! 考えるのをやめないと、脳が破壊されてしまうッ!!!!! ということで、くおんは考えるのをやめた。 6月16日(日) 昨日の日記、アホみたいだけど でも気になるなぁ。 今度、訊いてみようかな。 でももしも彼女とか奥さんとかいたら、 私、泣いちゃうかも。 6月19日(水) 怖くて訊けなかった。 6月22日(土) 先生が半袖でうちに来た! 今まで服に隠れていた上腕が見えて、 それで今日の家庭教師の時間、ずーっとドキドキしちゃってた。 何か先生の腕、男らしくてかっこいいし、 その、何だろ、ちょっと、えっちかも。 ああもう、何でこんなこと考えちゃうのかなあ。 あの腕で抱きしめられたら、私どうなっちゃうのかな。 抱きしめて欲しいな。 ぎゅうって。 ってもう、妄想しすぎだっつーの。 7月4日(木) 何か最近、授業が理解できるようになってきてる気がする。 だから、授業が楽しい。 テストも、今の自分がどこまで出来るのかなって、 少し楽しみになってきたかも。 多分こうなれたの、先生のおかげだよね。 先生、本当にありがとう。 7月6日(土) やばいやばいやばいやばいやばい!! すごいことになった!! 今日ね、先生に、最近授業が理解できる感じがして楽しいってことを伝えようとしたら、 ついうっかり敬語じゃなくてタメ口で話しちゃったの! そしたらね、先生が敬語使わないでいいよって言ってくれた!! ああああああ嬉しいいいいぃぃぃぃぃ!! 先生との距離が近づいた気がする! 先生だいすき! すき!! 7月9日(火) 期末テストが始まった。 うん、かなりいい感じ。 7月10日(水) 午前中テストで、午後は家庭教師。 明日のテストの科目を集中して教えてもらった。 ちなみに今日も敬語なし。 仲良しな感じがしてめっちゃ幸せ。すき。 7月12日(金) 期末テスト終了! 結果が楽しみなのは初めてかも。 それぐらい手応えがあった。 いい結果が出たら、先生に褒めてもらうんだ。 楽しみ! 7月17日(水) 期末テスト、今返ってきてる答案はかなりいい感じ! 今日の家庭教師の時間にそれを報告すると、先生はすごく褒めてくれたし、 喜んでくれた。 先生が褒めてくれるの、本当に嬉しい。 出来れば、頭を撫でて欲しいな。 よしよしって。 ってだめ。それは求めすぎ。 7月18日(木) 次に進路希望調査票が配られることがあったら、 大学進学を第一希望に書こう。 多分とか、そういう言葉を使わずに。 私の胸に閉まってある目標のために、大学進学は必須だから。 7月19日(金) 終業式。今日で高校三年生の一学期終了! 今日は彼ピと一緒に下校じゃなかったさゆを誘って、 カフェでお茶をした。 進路の話になって、私は大学に進学したいって言ったら、 さゆは調理師の専門学校に行くつもりだと話した。 料理をするのが好きだから、それを仕事にしてみたいんだって。 何か私、ちょっと感動しちゃった。 出会ったときは、おどおどしてて、 いろんなことに不安でいっぱいのように見えたさゆが 今は自分の人生に正面から向き合って、 好きなことを仕事にしようとしてるんだから。 そんなことを考えていたら 「こんな風に調理師になりたいって思えたの、  一年生の時にくおんちゃんがたこパ開いてくれて、  さゆの作ったたこ焼きを  くおんちゃんやくおんちゃんのお姉ちゃんが  美味しいって言ってくれたからなんだよ。  きっかけを作ってくれてありがとう」 と言ってくれて、私、泣きそうになっちゃった。 さゆ、私の方こそありがとう。 私とお姉ちゃんの「美味しい」をきっかけにしてくれてありがとう。 私の夢と言うか、目標も話したくなったけど話せなかった。 最初にこのことを話す人は、決めてあるから。 7月20日(土) 学校は夏休みだけど、先生は夏休みの間も勉強を教えにきてくれる。 あー、学校ないかわりに先生が毎日来てくれたらいいのになあ。 そうしたら絶対楽しいのに。 7月24日(水) 今日ね、家庭教師の時間の休憩中に、 お母さんが出してくれた麦茶を先生が飲んだの。 そしたらね、先生の喉がごくんごくんってなって、 冷たい麦茶が先生の体の中に入っていって それって当たり前のことなんだけど、 何かめっちゃ尊かった。 先生の喉、すっごく男らしい。 麦茶を飲む先生が尊い。 せんせいすき。すき。すき。 7月25日(木) 恋をして、自分自身で分かっていなかったことに気付く。 私は、多分えっちだ。 いや、何書いてるんだろ。 先生のあの手で、私に触れて欲しい。 私の身体に…………って、はいストップ。 何か思考が暴走してるので今日はもう寝ます。 おやすみ。 7月26日(金) 女子バスケ部の夏季大会に選手として出場することが決まった。 私にとってこの大会が最後の大会だ。 いつも仲良くしてくれてる後輩ちゃんも出場が決定。 部活終わりに二人でファミレスに行って、 絶対優勝しようね。って話をした。 去年の夏、部活を辞めようかと悩んでいた彼女は 今や女子バスケ部の絶対的なエースだ。 去年の夏季大会は最悪だったけど、今年はやれる気がする。 頑張るぞ~! 8月1日(木) あっつ! 今日ネットの天気予報見たら、災害級の暑さって書いてたよ。 やばすぎでしょ。 部活に行くために学校に移動しただけなのに汗だくになっちゃった。 汗かくと下着が透けて見えそうなのがほんとやだ。 好きな人以外に下着とか見せたくない。 先生には見て欲しい。って、何書いてるんだろ。 8月9日(金) くおんのバスケは最終章。今日も絶好調。 3ポイントシュートきめまくったったわ! 夏季大会では後輩ちゃんと私で得点稼ぎまくりたい。 8月10日(土) 何か今日、勉強上手くできなかったかも。 先生がせっかく教えてくれてるのに、 私が理解できていないのが悲しくて、 申し訳なくて、泣きそうになった。 私、そんなに泣くような人間じゃないのに、 何か先生の前でだと、些細なことで泣きそうになっちゃう。 勉強できないって思われて嫌われちゃったらどうしようって思うと怖くなって、 目から涙が溢れて来そうになる。 何とか我慢したけど、眼に涙がたまってるの、ばれたかなあ。 恥ずかしいなあ。 8月11日(日) 昨日先生に教えてもらったところを復習した。 うん! わかったかも! 8月14日(水) 今週は先生も夏休みらしくて、家庭教師の時間はなし。 悲しいし、寂しい。 この前の私が不甲斐なかったから挽回したいのになあ。 8月15日(木) 先生、会いたいよ。 さみしいよ 8月16日(金) 今日はびっくりしたことがあった! 部活が終わった後、さゆと回転寿司を食べに行ったら、 そこで望月先輩がホールスタッフとして働いていた。 何か望月先輩って家がスーパーお金持ちらしいし、こういうバイト的なものとは 全く縁がないと思ってたから、めっちゃびっくりした! 今は大学行きながら、お寿司屋さんのアルバイトのバイト代で生活してるんだって。 仕送りとかないんですか? って聞いたら、 提案されたけど断ったわ。私、自分の力だけで生活してみたいの。 と返されて、か、かっこええ……! ってなった。 お寿司美味しかったし、望月先輩にも会えたし、 お店の居心地も良かったし、また行きたいな。 ってか、さゆと行くのもいいけど、先生とも行ってみたいな。 先生は回転寿司だと何が好きなんだろ。 ちなみにさゆはサーモンのお寿司をめっちゃ食べてた。 私はマグロを食べまくった。 8月17日(金) あいたいあいたいあいたい 8月18日(土) さみしくて泣きそう 8月19日(月) 今週からまた先生が来てくれるの嬉しすぎる。 部活も調子よかった! 8月20日(火) くおんのバスケ最終章、ここに来て最高潮感ある。 週末の大会、マジで優勝狙えるかもな~。 そして、明日は久しぶりの家庭教師の日。 わああああああ~~~~~!!! 楽しみ楽しみ楽しみ! この前みたいに上手くいかないのは嫌だから 先生に教えてもらったところを今日は念入りに復習したし、 その先のところも予習した! はやく明日にならないかなあ。 あ、明日着る服も選んでおかないとね! 8月21日(水) めっちゃ嬉しい一日だった! 先生に久しぶりに会えたのも嬉しかったし、 この前上手くいかなかったところを復習したとき、 すぐに私が解けたのを褒めてくれたのも嬉しかったし、 何より、いっつも「如月さん」って私のことを呼ぶ先生に、 「くおんって呼んで」ってお願いしたら、先生が私のこと 「くおん」って呼んでくれたの! うわぁぁぁぁ思い出しただけでヤバいよ! 名前を呼ばれた瞬間人生最大級にキュンってして 感動のあまり変な声出そうになったから口元を抑えた。 先生的には何が起こったか分からないよね。 ごめんね。 私、先生に名前を呼んでもらえて本当に嬉しかったんだ。 だいすき。 今日は先生のこと考えながら寝てもいいかな。 おやすみなさい、先生。 8月23日(金) 今日がバスケ部最後の練習の日だった。 いろんなことがあった女子バスケ部での活動も、 日曜日の大会で終わりかあ。 部活終わりに、いつもの後輩ちゃんと、 部活外では普段あまり交流のない同級生とファミレスに行って、 最後の大会、頑張ろうねって話をした。 8月24日(土) 明日の大会で部活を引退するって話をしたら、 悔いの残らないようにねって言ってもらえた。 先生、勉強以外のことでもちゃんと話聞いてくれるし、 優しい言葉をくれるから本当に大好き。 うん。悔いが残らないよう頑張るね。 8月25日(日) やったーーーー!!!! 女子バスケ夏季大会、優勝したったわ!!!! 夏季大会って、去年も一昨年もあんまりいい思い出がない大会だったけど、 最後の最後で優勝っていう最高の結果を出せた!! 同級生も後輩ちゃんたちも笑顔で、もちろん私も笑顔で、 部員全員がひとつになって喜んでる感じがして、それが嬉しかった。 嬉し過ぎてバスケ部みんなでこの前行ったファミレスに行って 打ち上げをした。 隣に座ったいつもの後輩ちゃんから 「優勝は嬉しいですけど、如月先輩ともうバスケできないのは寂しいです」 と言われた。 この子は本当に私を慕ってくれる。 そんな風に思ってくれてありがとう。 8月27日(火) 部活がないからずっと勉強してた。 勉強するってことが当たり前のことになっている。 先生のおかげだね。 先生、本当にありがとう。 8月28日(水) 先生に女子バスケの夏季大会で優勝したことを伝えたら、 勉強とは関係のないことなのにめっちゃ褒めてくれた! 嬉しかったなあ。 それでね、勉強もいい感じだった! 昨日予習しておいたからかな。 そのことも褒めてくれて、すっごく幸せな一日だった。 先生だいすき。 9月2日(月) 二学期の始業式で、私の誕生日だった。 さゆが家に来てお祝いしてくれたよ。 でね、すごいのがね、さゆがケーキ持ってきてくれたんだけど、 それ、手作りなんだって! すごくない!? ケーキ手作りとか! めっちゃ美味しかったし、さゆがわざわざ作ってくれたということが 本当に嬉しかった。 いい18歳のスタートがきれたよ。 ありがとう、さゆ! 9月3日(火) 18歳になった時、 私が密かに抱いていた目標を伝えても恥ずかしくないぐらいの学力が備わっていれば、 私の目標を、夢を、あの人に伝えようと決めていた。 先生のおかげで、それだけの学力はついた。 だから、私は伝えるために行動した。 いつもの場所だと伝えきれない。 もっとゆっくり話がしたい。 なので、ルール違反かもしれないけど、 学校以外の場所で会いたいと伝えた。 憧れの人は、それを快諾してくれた。 9月8日(日) 私の憧れの人、結城麻衣先生は約束の時間ぴったりに待ち合わせ場所に現れた。 私服姿を見るのは二回目だった。 いつも白衣を着ている彼女の私服は、 落ち着いた感じで、大人の女性って感じがする。 待ち合わせ場所近くのカフェに入って、 私の対面に座った結城先生は優しい顔で口を開いた。 「まさか、如月さんからお誘いを受けるとは思わなかったな」 「ごめんなさい。突然誘っちゃって」 「ううん、嬉しかったよ。それで、話したいことって?」 「それは……」 「うん」 ここから次の発言までの間、いろんなことが頭の中を駆け巡った。 将来の夢がない、好きな人もいない。 そんな人生を送ってきた私が、 今は夢もあるし、好きな人もいる。 目の前にいる人は、私に夢を与えてくれた人だ。 だから、最初に伝えなきゃ。 私に夢をくれた人に、報告しなきゃ。 「私、結城先生みたいな人になりたいと思ってます。  だから、カウンセラーになりたいです。  結城先生みたいなカウンセラーに」 結城先生は、そっか、と言って 嬉しそうに目を細めた。 「私、幸せ者だなあ。  如月さんにそう思ってもらえるなんて。  ありがとう」 そこから私と結城先生は、たくさん話をした。 結城先生が何故この仕事についているのか、 どういう生い立ちだったのか、 いろんなことを教えてもらった。 優しい笑顔で語られるそれらは、 あまりにも凄惨で悲しく、 ここでは書くことが出来ないような内容だ。 そんなことを、 「もう過ぎたことだから」 と言える結城先生は、どれだけ強いのだろうか。 カフェを出て、近くの大きな公園を歩きながら、 私たちは話し続けた。 「私、今まで生きてきて  いろんな出来事があったけど、  こうして如月さんが私のこと目標にしてくれて、  家に帰れば大好きな家族がいて、  すっごく幸せな人生だなって思えるよ。  如月さん、ありがとう」 結城先生の笑顔は、学校では見せたことのない 先生としての顔ではなく、一人の女性としての顔だった。 「私の方こそ、ありがとうございます。  結城先生に出会えて、結城先生にカウンセリングをしてもらって、  私は救われただけじゃなくて、将来の夢まで出来たんですから。  その、感謝してもしきれないって感じです」 「あはは。大げさなんだから」 「ホントですよ」 「うん。ありがとう」 いつの間にか、日が暮れていた。 ほどなくして、私たちは解散した。 よし。 言えた。 後は、目標に向かって進むだけだ。 頑張ろう。 9月11日(水) 今日は家庭教師の日。 先生にも、私の夢について聞いてもらった。 先生は私の夢を素敵だって言ってくれたし、 きっと実現できるとも言ってくれた。 先生、ありがとう。 9月12日(木) 放課後に部活がないから、すぐに家に帰って勉強している。 今の私は、先生と勉強によって構成されている。 9月13日(金) 進路がまだ決まっていない生徒向けに配布された進路希望調査票に、 大学進学 心理学部心理学科を第一志望に記入して提出した。 こうして自分の進みたい道を堂々と書けることが嬉しい。 9月14日(土) 家庭教師の日だった。 ああだめ。好きすぎてやばい。 先生に恋人か、あるいは奥さんがいるのかいないのか、気になるよ。 ききたい。 でも怖い。 でもききたい。 9月15日(日) 知りたいけど知りたくない。 そんなことばっかり考えてた。 でも、そもそも、もしも先生に彼女がいなかったとして、 私のことを好きになってもらえるかって問題もあるんだよね。 先生にかわいい、すきって思ってもらえるように頑張らなきゃな。 もちろん、勉強も頑張ったうえでね。 9月28日(土) うおおおおおおお~~~!! やったやったやったぁ~! 今日はめちゃくちゃ嬉しいことが分かった! あのね、先生ね、彼女さんも奥さんもいないんだって! つまり、今、フリーってこと!!! それが分かった瞬間嬉し過ぎて、 心のどこかで塞き止めていたいろんな欲望が 表に出て来た。 私は、来月の中間テストでいい点がとれたら、 お願いをひとつ聞いて欲しいって先生に伝えて、 先生はそれを快諾してくれた。 私のお願いは、先生の彼女にして欲しいということ。 でも、それが無理だったら、手を繋ぐだけでもいいし、 いやでもやっぱりキスもして欲しい。 ああああどうしようどうしようどうしよう。 お願い何にするかを考えるとドキドキして眠れなくなっちゃいそうだよ。 9月29日(日) 彼女→さすがにいきなりは重いかも。 手を繋ぐ→手軽でいいけど、もっと欲しくなっちゃいそう。 キス→ぶっちゃけすごくして欲しい。一日限りだったら許してもらえる? ハグ→これもすごくして欲しい。 えっち→待て待て待て。えっちは好きな人同士がするものだろ。     いやでも先生がもしその気になってくれたら……。 9月30日(月) 勉強勉強勉強勉強。 私、高校一年生の時の中間テストの成績が、 高校生活の中で一番いいんだよね。 だから、次の中間テストでは、それを越える結果を出して、 大学受験にも問題のないレベルの点数を出して 先生にお願いを聞いてもらおうと思う。 10月2日(水) 先生に彼女がいないって分かってから、 好きって気持ちがどんどん強くなっていってる。 先生の手、すごくかっこいい。 先生の唇、すごくきれい。 だめだめだめ。 私、すっごく恥ずかしいこと書こうとしてる。 今日は家庭教師の日で先生に会えて幸せだった。 おしまい 10月3日(木) 学校で勉強して、家に帰ってもずっと勉強してた。 10月6日(日) バスケ部の後輩ちゃんに誘われて、 ファミレスにご飯を食べに行って来た。 勉強の息抜きも兼ねてね。 そしたら近くの席にいた大人たちが 「やっぱJKしか勝たんよな。  女子高生嫌いな男はいないっしょ」 なんてことを言っていた。 テーブルにはビールやワインが置いてあって、 お昼から酔っ払う人なんているんだなあと思った。 「あの人たち、不愉快ですね。  如月先輩、席を変えてもらいましょう」 後輩ちゃんがそう提案し、私たちは席を移動したのだが、 正直に書くとその話をもう少し聞いていたい気持ちもあった。 だって、女子高生が嫌いな男がいないってことは、 先生も女子高生が好きってことでしょ? つまり、私を異性として……そういう対象として見てくれる可能性もあるわけで。 そんなことばっかり考えていると、 「如月先輩、やっぱり彼氏出来ましたよね?  と言うか、三年生になってからずっといますよね?  私、分かります」 と後輩ちゃんに言われた。 彼氏じゃなくてしゅきピです……。 前に同じようなことを聞かれたときのように 「しーらない」 と答えると 「ま、如月先輩ほどのお方なら、  彼氏の一人や二人、いや三人ぐらいいてもおかしくはありませんけどね。  その美貌と体で、どれだけの男を狂わせているのやら」 と返って来た。 私は、「その美貌と体で男を狂わせる」という部分が気になって仕方がなかった。 「女子高生が嫌いな男はいない」 「その美貌と体で男を狂わせる」 何かいやらしいが、今日はこのふたつの言葉を聞けたのが収穫のように感じた。 明日からは中間テスト。 大丈夫。すっごいたくさん勉強したから。 10月7日(月) 中間テスト初日。 問題なし。 むしろ、とてもいい感じだ。 この調子。 10月8日(火) 中間テスト二日目。 昨日よりもいい感じかも! この感じだと、自己ベストはほぼ確定している。 あとはどこまで伸ばせるか。 10月9日(水) 中間テストが終わって、夕方から家庭教師の日だった。 先生は、テスト終わりで疲れてない? 無理しないでね。 って言ってくれた。 本当に先生って優しい。だいすき。 10月15日(火) 中間テスト全部返って来たけど、 自己ベストを大きく更新し、学年内でも上位の成績になることができた! うわぁぁぁめっちゃ嬉しい!! 成績上位者の表に「如月久遠」って掲載されてるの見て泣きそうになっちゃった。 担任からも、如月さんよく頑張ったね。この感じが続けば受験も安心だね。って言われて すっごい嬉しかった! そしてこれで、先生に胸を張ってお願いが出来るわけで……。 明日が楽しみだなあ! 10月16日(水) 一線超えちゃった。 10月17日(木) 昨日のことを書くね。 昨日、私は先生とキスをして、えっちもした。 最初はキスをお願いするだけのつもりだったんだけど、 先生が私とキスをしている時、 男の人の部分が大きくなってるのに気付いて、 私、それがすごく嬉しくて、そのまま……。 恋人同士でもないのに、私たちは体の関係を結んだ。 こうして書くと、それはすごくいけないことをしているように思えるんだけど、 している時、私は本当に幸せだった。 先生が私とのキスで興奮してくれたこと、私の体で喜んでくれたこと、 男の人の部分を大きくしてくれたこと、それら全てが私を幸せな気持ちにさせてくれた。 私と一つになっている時の先生の顔、吐息、声、腰の動き、 思い出しただけで体が熱くなる。 先生。すき。 だいすき。 10月18日(金) 明日、告白しようと思う。 先生が、今やってる問題集でいい点取れたらお願い聞いてくれるって言ってたから、 そこで……。 10月19日(土) 幸せ過ぎてやばい。 あのね、私、先生と付き合うことになった! 問題集で満点が取れたから、 キスをお願いして、その後、彼女にして欲しいってお願いしたら 先生がOKしてくれたの! ああぁ~やばいやばいやばいやばい! こんな幸せなことってあるのかなって思うぐらい幸せ! 今日もえっちした。 えっちの最中、気持ちよくてとろけそうな顔になってる先生ってすごくかわいい。 ずっと見ていたい。 大好きな先生、大好きな私の彼氏。 これから私勉強もいっぱい頑張るし、素敵な彼女になれるように頑張るね。 連絡先も交換したから、さっき寝る前におやすみって電話しちゃった。 幸せ。 だいすき。 10月20日(日) さゆに先生と付き合うことになったと報告をしたらすっごく喜んでくれた。 ありがとう! さゆ! 10月22日(火) 今日も電話した。 明日会えるの楽しみにしてるねって。 10月23日(水) 今日もたくさん勉強教えてもらった。 先生が帰った後も勉強した。 私、先生の授業がいかに素晴らしいか、 先生がいかに優秀な教育者であるかを証明するために、 絶対に勉強で手を抜いたりはしない。 10月26日(土) 来週行われる小テストでいい点数を取ったら ラブホに連れて行って欲しい。ってお願いしちゃった。 先生はすぐにいいよって言ってくれた。 わ~~~~!! ラブホだって! どんなとこなんだろ!! 楽しみ!! 先生、そこで私のこといっぱい愛してくれるかな。 私もいっぱい先生のこと愛してあげたいな。 すき。すき。すき! 10月29日(火) 小テストの結果もバッチリだったから、 今度の金曜日、夕方にラブホに行くことになった! 生まれて初めてのラブホ。 大好きな彼氏とラブホ。 う~~~ん楽しみすぎるなぁ~! そう言えば、さっきまで先生と電話してたんだけど、 ちょっと先生の声が疲れてる気がした。 大丈夫かな。 10月30日(水) 今日は家庭教師の日。 やっぱり先生、少し疲れてる気がする。 気のせいかなあ。 気のせいじゃない気もするなあ。 もしかして、私が毎日連絡して、 通話もしちゃってるから、しんどくなっちゃったのかな。 そうだとしたらすっごく申し訳ない。 そんなのって彼女失格だよね。 先生、ごめんなさい。 10月31日(木) 明日は先生とラブホに行く日。 家族には、友だちの家に泊まりに行くって嘘ついちゃった。 ラブホでいちゃいちゃするの楽しみだけど、 その前に先生に最近疲れてないか聞かなきゃ。 疲れてて、それがもし私のせいだったら、私、変わらなきゃいけないから。 11月2日(土) 昨日は先生とラブホに行って、そのままお泊りした。 先生に最近疲れてないかって聞いたら、やっぱり疲れてたみたいで、 でも私のせいじゃないって言ってくれた。 仕事だったり、人間関係だったり、先生、いろいろ大変みたい。 だから私、昨日は先生を思いっきり甘やかしてみた。 生意気かもしれないけど、そうしたくなっちゃって。 私たちはたくさん愛し合った後、二人で寝て、朝を迎えた。 それで、今日は家庭教師の日だったから、朝に一度解散して夕方に私の部屋で再会した。 家に私以外誰もいなかったから、家庭教師の時間が終わった後、 自習するまでの休憩時間に、先生とベッドに入っていちゃいちゃしてた。 そうしていると、幸せで心が満たされていくし、勉強をもっと頑張ろうって気持ちにもなれた。 昔の私は、 将来の夢や、どういう人生を送りたいのかなんて想像もつかなかった。 でも今は違う。 私は、大学の心理学部に入って心理学を学んで、将来は結城先生のようなカウンセラーになりたいし、 そして、今付き合っている大好きな先生、彼氏といつかは結婚したい。 このふたつを両立させるのはなかなか大変な気もするけど、それでも私は頑張りたいと思う。 先生、私にいろんなことを教えてくれてありがとう。 勉強も、人を好きになるということも、先生のおかげで私、分かったよ。 私、先生に出逢えて本当に良かった。 大好きだよ。 ずっとずっと、一緒にいてね。