さてさて、次はこんな感じの音は如何ですか…? …… …… どうですか~…? 水がポタ、ポタって滴る音…意外と心地よくありません? ふふ、でしょ~? 以前、花奏さんの施術の時に「水琴」を聴かせたって聞いたので、取り入れてみました♪ 滴る音が響かない分、「水琴」とは違いがありますけど… これはこれでまた味があると言いますか、私も結構好きなんですよ …… …… この静かな空気の中で聴くからこそ、癒し効果があるんじゃないかなって思います んしょ… ただ、目の前で聴くのもなんですし、左右から聴いてみましょうか 普段やらない聴き方だと、新たな発見もあるかもしれませんしね…♪ …… …… 少しずらして、お客様に当たるようにしてみたり… えいっ…♪ …… …… 聴こえてくる音が実際に当たっているみたいに聴こえて、少しひんやりした気持ちになるかもですね でも、大丈夫ですよ~…あくまで疑似的なものですから、身構えずに楽にしててください… ほら、今度は落とす場所を変えてみますから… …… …… ふふ、水滴を落す場所を変えただけで、だいぶ聴こえ方に変化が出ますよね 今は湯桶に向けて落としているのですが…お客様にとっては好みの音でしょうか…? …… …… 左耳では湯桶…右耳ではタイルに… 異なる音を耳から全身で感じ取って下さいね…? …… …… さて、次はこんな音はどうです…? …… …… 確かに水をかき混ぜているのですが、厳密には違っていまして… んしょ… ほら、私もお客様の隣に入っちゃいましたよぉ…? …… …… んぅ~~~…いいお湯~…! ふふ、ここまで言えばもうお分かりですよね? はい、私は今、お客様と一緒の湯船に入っているんです 肩をくっつけて、身体をほかほかと温めてます…♪ …… …… こうやって、お湯の中で手を動かしてみると…ちゃぷ、ちゃぷっていい音が聴こえてきますよね 普段は浴槽でくつろいで色々な事を考えたりするものですから、音にまでは意識がいかなくなりがちです… なので、今日はどんな音がするのか注意深く聴いてみてください …… …… ちゃぷ、ちゃぷ… ちゃぷ、ちゃぷ… お客様…お湯加減は如何ですか…? あまり暑すぎるとすぐにのぼせちゃいますからね… 自分の体に合った水温で出来るだけゆったりしたいものです… …… …… ふふ、少しお身体に触れてもいいですか…? あ、いえ…私って男性の二の腕とか胸板を触りたくなる癖があって… べ、別に深い意味とかはないんですが、男らしい部分に触れると安心すると言いますか… だ、大丈夫です…? それでは失礼します… んっ…ふ あ…お客様は細身に見えましたけど、意外と筋肉がついてるんですね 骨とは違う筋肉の硬さが手で感じられて…気持ちいいです…♪ んん…っ 胸板も触っちゃいますね…? んー… ぺち、ぺち…ぺちぺち… ん、ぅん… はっ…す、すいません! 夢中になっていっぱい触ってしまってました… 顔を何度か合わせてるとはいえ、初めて施術をするお客様なのに、こんなこと…失礼ですよね ほ、本当ですか…?そう言って貰えて安心しました…♪ お客様が構わないのでしたら、あとで実際に触らせてもらおうかな…? ふふっ♪ …… …… さてと、いい感じに温まった事ですし、湯船を出ましょうか? んしょ… このまま続けて、お客様のお体を綺麗にしちゃいますね ええ、お風呂に入ってやることと言えば、身体を洗うかシャンプーじゃありませんか? …というわけで、お客様は背中を向けてじっとしていてくださいね~ ん… まずは、石鹸を泡立てネットでしっかりと泡立てて… そのまま使うと、お肌を痛めてしまいますから… んしょ、んしょ… はーい、それでは早速、肩から手のひらにかけて綺麗にしていきますね 失礼しまーす…っと …… …… どうです?気持ちいいですか? ふふ、それなら良かったです♪ こうやって誰かの身体を綺麗にしてあげるのって、結構好きなもので… お客様が良く知る、花奏さんの事も何度か洗ってあげたことがあるんですよ? ええ、あの子とはプライベートでも仲が良くて、お休みの日は一緒にいる事が多いんです たまに泊りがけで旅行に行ったりするのですが、その時にお風呂で洗いっこしたり…♪ …… …… あの子ったら最初はくすぐったくて、じっとできない事が多かったんですけど、今はもう慣れちゃったみたいですね 逆に自分でやるのが物足りないくらいみたいで…本当に可愛くて♪ ふふ♪今、その様子を想像しちゃいました…? だって、モニターを見たら脈が少し早くなっていましたので… 別に想像してしまう事は仕方ないですし、止めはしませんが… リラックスの阻害にならないようにしてくださいね? …… …… はーい、続けて垢が溜まりやすい、鎖骨…そして胸、脇の方も… …… ごし、ごし…ごし、ごし… …… デコルテの辺りは特に皮脂腺がよく働く部位ですからね… しっかりと丁寧に洗っていきませんと… んしょ…んしょ… 胸は形に沿って大きく回すように動かして… 溝がある部分は、小刻みにっと… …… …… んぅ…脇も洗っていくので、少し腕をあげてくださいね… んしょ、んしょ… …… …… わしゃわしゃ~…わしゃわしゃ~… この辺りは毛が絡まってきて、特徴的な音が出ちゃいますよね シャンプーをする時とはまた微妙に違っていて面白いです…♪ …… …… あとは背中の方も… 男性は洗う面積が大きいですから、大変ですっ… んしょ…んっしょ… こういう時は二人がかりで洗った方が効率もいいんでしょうけどね 例えば…花奏さんと一緒に…とか♪ 「お客様、お久しぶりで~す…花奏だよ♪ 響花センパイからお客様が来てるって教えてもらって、私も来ちゃいました」 ふふ、驚きました? 実はさっきからこの別室に来てて、待機してもらってたんです せっかくですし、私たち二人の施術を受けて癒されて行ってくださいね♪ 「えーっと…今はお客様の背中洗いをしてるんでしたっけ… だったら、響花センパイとは反対側から密着してっと… えへへ、こんな感じでいいのかな」 ええ、それじゃあ花奏さん? 私たち二人でお客様のお背中を綺麗にしていきましょうか…♪ 「はーい♪私も響花センパイに負けないように精一杯頑張りますね どうぞ宜しくお願いしますっ」 …… …… 思った通り、二人がかりだと全然効率が違いますね それに…左右に分担した事で、それぞれ違う音が聴こえてくるのがお客様にとって良いリラックス効果を生み出しそうです…♪ 「んしょ…んしょ… そうですね、私もこんな音を出されたら、ゾワゾワ~ってしちゃいそうです お客様…どうか音に意識を集中し過ぎないで、受け流してくださいね」 …… …… 聴こえてくる音を耳を通じて、身体全体で受け止めていってください… そうすれば、自然と心地良い気分になっていきますから…♪ …… …… 「んぅ…背中はこれくらいで大丈夫かな… 響花さん、次は脚をやっていきます?」 そうね、そこまで一通り洗ったら、最後にシャワーで綺麗に洗い流していく形でいきましょ? 「はーい、了解です♪ ではでは、足先の方へ失礼しまーすっと… んん…」 私も…失礼しますね んっ… 「まずは足の指と指の間に手指を入れて丹念に…」 身体の先端は血行が滞りがちですからね… 末端冷え性なんて言葉もありますし、こうやって血の巡りが良くなるようにマッサージしつつ、綺麗にしていきましょう …… …… 「夏場はクーラーが効いて、手とか足が冷えちゃいますもんね~ かくいう私も実は冷え症でして…冷えてくるともうダメって感じです…」 確かに冬場なんか花奏さんの手は氷みたいに冷たいものね あれで急に触れられた時は、思わず声が出ちゃったし… 「えへへ、響花センパイの反応が可愛いからついやっちゃうんですよね~… 私のイタズラに怒りながらも、カイロを渡して気遣ってくれるのがもう…うふふ♪」 あ、あれは別に…冷え過ぎて仕事に支障が出たら困るから渡しただけで…! まったくもう…あんまりイタズラが過ぎると、今度から口を聞いてあげないんだから 「えぇ~!?そ、そんなの困りますよぉ~ いや…でも、逆に冷たくする事で私への愛が感じられたりして…♪」 はぁ…相変わらず受け取り方がプラス過ぎるというかなんというか… ほら、お喋りばかりしてるから、お客様が置いてけぼりになってるわよ? 「はっ…す、すいません… 音を聴いてもらわないといけないのに、私たちが喋ってばかりじゃ、リラックスできないですよね」 というわけで、もう少し静かにしましょ? …… …… 心臓に向かって押し流すようにごしごし…ごしごし… 「膝の裏も綺麗にするのを忘れずに…ですね ここも意外と汗をかきやすい部分ですから…」 …… …… ふぅ…こんな所かしら 花奏さん、そろそろ終わりにしてシャワーで洗い流していくわよ? 「はーい、それじゃあ私は残った泡を手で落としていきますね」 …… …… うん、これで一通り綺麗にできたわね あとはこのバスタオルで濡れた身体を拭いていきましょうか …… ふき、ふき…ふきふき… …… 「えへへ、お疲れさまでした♪ これで水カテゴリの音はおしまいですね」 ふふ、満足して頂けたようで良かったです 花奏さんの登場はお客様への私からのサービスなので、どうかお気になさらずに… 「わぁ…流石は響花センパイだなぁ… 私なんかサプライズで登場しても、お前なんか呼んでない!って言われないかドキドキだったのに…」 もう…お客様はあなたの事を気に入っているのだから、そんな態度を取る訳ないでしょう? 今日だって、受付であなたがどうしているか凄く気にかけていたのだから… 「え、そ、そうなんですか? うぅっ…お客様ぁ…ありがとうございますぅ~…」 あなたにはあなたの魅力があるのだから、もっと自信を持ちなさい? じゃないとせっかくリピーターになって下さっているお客様に失礼でしょ? 「は、はい…っ! あれ…?今、響花センパイが私の事を褒めてくれてたような… え、えへへへへ…」 な、なによその顔は… 私が褒めたら変だとでも言いたいの? 「そ、そんな事ないですよっ ただ、こんな風に褒めてもらえたのが初めてだったから、嬉しくて…♪ あ、あの…しっかり記憶に刻み込みたいので、もう一度…言って貰えますか?」 はぁ…何で同じことをまた言わなくちゃいけないのよっ そんな事よりも、次の施術の準備準備っ! 「くふふ、照れてる響花センパイも可愛いなぁ~…♪ お客様…こんな感じの私たちですけど、最後まで宜しくお願いしますねっ」