ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック1:オープニング~お狐姉妹の面妖な長女、月代-~ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:3 耳元で 【月代】 「初めましてじゃの...『憩雲(いくも)大社』にようこそなのじゃ。このわらわ、月代がお主の心も体もしっかりと癒してやろうかの...」 【月代】 「耳かきと梵天、お耳が幸せになるお耳ふーまで......お主のことをすっかり骨抜きにしてやろうかの。ゆめ、わらわに身を預けるが良い...」 /SE:夜風の音 ;ボイス位置:13 あなたの後ろから声をかける 【月代】 「お主、見かけぬ顔じゃの。旅の者か?此処(ここ)いらのものではないな。」 ;ボイス位置:1 あなたが後ろを振り返る 【月代】 「ふふっ、なに、顔を見れば分かる。」 【月代】 「わらわはこの町の、この神社の守り神。この地の人の子ら、そして動物、小さな虫でさえ、すべての命の顔を覚えておる。」 【月代】 「ところで、お主。なにを驚いた顔をしておる。まるで妖怪やあやかしのたぐいを見たような...」 【月代】 「そうか、お主はこの町の者ではないから知らぬのも無理は無いか。」 【月代】 「わらわは妖狐、人間がところの言う化け狐。しかしわらわはただの化け狐ではない。この神社に祀られている神と狐の半神よ。」 【月代】 「なに取って食ったりはせん、むしろお主に興味があって、わらわは姿を現したのじゃ。」 【月代】 「お主はなにか大きな願いを持ってこの憩雲(いくも)大社に参拝に訪れたようじゃな。はて、何を求めてきたのじゃ。」 【月代】 「わらわがいくら神との半妖だとしても、人の心までは読めぬ。」 【月代】 「ああ、何か大きな夢...もしくは希望があってこの神社を訪れたのであろう。」 【月代】 「わらわはそれが知りたくての。さぁこの神社の守り神である守り神のわらわにお主の願いとやらと申してみると良い。」 【月代】 「なに、恥ずかしがることはない。大望を抱くのが、人間の性というものであろうに。」 【月代】 「ふむふむ......む?今なんと申した...?耳かき...お主は耳かきと申したのか...?」 【月代】 「ははぁ...これまた稀有な願いを抱くアホウがいたものよのう。」 【月代】 「ああ、大丈夫じゃ。引いたりはしておらん。」 【月代】 「というより、懐かしい願いを聞いたのでな。興味を抱いておる。」 【月代】 「もしかしてお主、この神社と耳かきの伝説を知っておるのか?」 【月代】 「なるほど、それでお主は参拝に訪れたのじゃな。」 【月代】 「よかろう。ならばその願い、この憩雲大社が半神。わらわ、月代が叶えてやろう。」 【月代】 「先ずは境内へと参ろうか。もう夜も遅い。それに秋夜(あきよ)である。ここでは冷えてしまうからの。足元にはげに注意してついてくるがよい。」 /SE:神社を歩く足音 【月代】 「さて、この辺で良かろう。そこの拝殿の縁側に腰をかけるが良い。」 /SE:拝殿に座る音 【月代】 「さて早速じゃが、お主の願いを叶えてやろう。ほれ、わらわの膝に頭をあずけるが良い。」 【月代】 「...?何を遠慮しておる、それとも緊張しておるのか?」 【月代】 「安心せい、最初に申したであろう。取って食ったりはせん、と。」 【月代】 「さぁ、はよう頭をこちらへ。」 /SE:頭を膝に乗せる音 ;以下、ボイス位置:3 耳元で囁き 【月代】 「ふむ、よくできたできたのう、偉いのう。それでは右耳からお耳かきを始めていくぞ。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック2:月夜の下でお耳かきはいかがじゃ?(右) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【月代】 「頭の位置はそこで大丈夫かの?なに遠慮なぞしなくて良い。頭をちょうどいい位置に調整して良いからの。」 【月代】 「その位置で良いかの?ではさっそく始めていこうかの...先ずはこの神社の裏の竹の木で作った耳かき棒を用意して...」 【月代】 「この耳かき棒は特殊な加護を受けておってな、決して身体を傷つけることがないのじゃ。」 【月代】 「もちろん普段はわらわ自信が耳かきをするときは狐耳用のを使っておるが、いまこさえたのは人間用。」 【月代】 「なに、安心せい。わらわも時に耳と尻尾を消し、人と寸分違わぬ姿になる時がある、その時にはもちろん人間用の耳かき棒を使っておる。」 【月代】 「たとえば町の天然温泉に行くときなどじゃな。なに、わらわも良き湯で湯浴みをしたくなる時があるのじゃ。」 【月代】 「なので、人間に耳かきをしても大丈夫じゃ。それにこの特製の耳かき棒ならば耳を傷付けることは絶対にないからの。」 【月代】 「今宵は月明りもちょうど良いのじゃ。わらわも元々、夜目は効くがこうして月明りがあるのはありがたい。」 【月代】 「さて、話をし過ぎてしまったの。では少しお主のお耳の中を見せてもらうのじゃ。...んーー、ふむふむ......なるほど......」 【月代】 「お主の耳の中...たくさんの耳垢が溜まっておる。もしかして普段はあまりお耳かきはしないようじゃの。」 【月代】 「あ、気にするでない。むしろやりがいのあるお耳で何よりじゃ。これは久方ぶりの大仕事、じゃのう。」 【月代】 「それでは......まずは細かい汚れを飛ばすために、お耳の中をふーふーしていこうかの。少しくすぐったいかもしれぬが、あまり動いては駄目じゃよ。」 【月代】 「それでは、参るぞ。...すぅ......ふううううううぅぅぅ~~~~......」 (右の耳吹き:5秒程度) 【月代】 「はい、よく我慢できたの......このまま右のお耳かきに参る。もし痛いやなにか違和感などを感じたら申すのじゃよ。」 【月代】 「最初はお耳の入り口の周り、次に中、そして奥へと、順番にお掃除して参るからの。」 【月代】 「もしくすぐったくても、あまり動いたらいけないのじゃよ...万が一ということもありえるからの。」 【月代】 「お耳の中の汚れがどんどん剥がれていく感触......いっぱい感じるが良い。...それでは......お耳を拝借するぞ......」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「...どうじゃ...?力加減はこれくらいで大丈夫かの...分かったのじゃ。では、このままゆっくりお掃除してゆくからのう...」 【月代】 「...お耳の窪んでいるところから、ゆっくり...かりかり......」 【月代】 「お主のお耳を傷つけないように...慎重に...お掃除するのじゃ...お耳をゆっくり...くすぐるように......」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「...?おや...お耳の奥にも結構ありそうじゃね......かりかり...かりかり...ん、っと......」 【月代】 「どうじゃ、人の子よ?気持ち良いであろう。当然じゃ、このわらわのお耳掃除だからのう。」 【月代】 「しかして、まさか人に再び耳かきをする日が来るとはの。」 【月代】 「昔はわらわのようなあやかしの類も平気な夜であったというに...」 【月代】 「っと気にするでない。ただの独り言じゃ。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「......では、たくさん取っていくぞ。まずは大きい汚れから......お耳に張り付いているものを...ゆっくり、剥がすように......ん.....」 【月代】 「こうして...お耳の中...軽くお掃除しただけで、汚れがこんなにポロポロっと取れておるぞ...」 【月代】 「わらわが汚れでいっぱいのお主のお耳の中をしっかり綺麗にしてやるのじゃ......さて奥に進んで行くぞ......ん......」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「じっとして...くすぐったくても...我慢じゃ...ん...やっぱりこの辺はゾクゾクするかの。」 【月代】 「でも、お耳かきはここからが本番じゃ...この気持ちよさを存分に楽しむが良い。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「ほー...あ、この辺はたくさんあるのじゃね...大きいのがいっぱいなのじゃよ...」 【月代】 「これを少しずつ取っていく、のじゃ...はい、じっとして...そのまま、じーっと横になっておれよ...」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「そのまま、そのまま...いまようやく半分くらい...かの...。ん......奥に転がらないように、慎重に...かりかり......」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「痛いところは...なさそうじゃの。お主のその蕩(とろ)け切った、だらしない顔を見れば分かるのじゃ。」 【月代】 「人に耳かきなぞをするのは、はて。いつぶりか。っと。」 【月代】 「...ん...あとすこしで、大きいのが取れるのじゃ...あとは、これを...すーっと引き上げて......んー...っと......」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「ふむ...これで大丈夫じゃ...ではこのままさらに奥の方のお掃除をしていくのじゃよ。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「かりかり...かりかり...しかしこんなに汚れがあるとは、お主どれだけお耳掃除をさぼっていたんじゃ...」 【月代】 「たしかにお耳掃除をしなくても、人間の身体はある程度の期間で勝手に耳垢が落ちる。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「...とはいえ、じゃ。これじゃあまり耳がちゃんと聞こえておらぬのではなかったのではないか?」 【月代】 「いかんのじゃよ。普段から...そうじゃの...せめて1週間に一度くらいはお耳掃除を心がけるのじゃよ。」 【月代】 「少しお主の生活が気になるところじゃ。ふむ、もしやかなり忙しい日々を送っていたりしないかの。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「己の身体に気を使えぬほど忙しいということであれば、この汚れも納得じゃ。」 【月代】 「そうか、もしやお主がこの神社を訪ねたのは、癒しが欲しかったから、か。」 【月代】 「それで、かように熱心に祈念しておったのじゃな。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「どうりでわらわが気になるハズじゃよ。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「わらわはこの神社の半神。人の子の前に姿を現すなぞ、普段はありえぬことじゃ。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「しかし、どうにもお主の様子が気になっての。こうしてお主の前に姿を現した、という次第じゃ。」 【月代】 「それに今宵は珍しく他の人がおらぬ。ならばよいかと思うてな。」 【月代】 「わらわの本質はどうも母性が強いようでな。様子が気になる者がおると、こうしてつい身体が動いてしまうのじゃ。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「さて、お耳の中はある程度綺麗になったの。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「どうじゃ、先ほどよりも多少なり聞こえが良くなったのではないか。」 【月代】 「ふふ、わらわの声がより鮮明に聞こえるようになったかの。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「じゃが、もう少しだけお耳をかりかりしていくのじゃ。」 【月代】 「細かい汚れまでキチンと取らないと意味がないからの。」 【月代】 「せっかく誰かにお耳かきをしてもらっておるのじゃ。普段、自分でお掃除をした時よりももっと綺麗にしないともったいないからの。」 【月代】 「わらわはこうして誰かにお耳かきをするのが好きでの、姉妹たちのお耳もこうして時折お掃除をしておるのじゃ。」 【月代】 「..?神に姉妹がおったら不思議か?別にそのようなことはあるまい。よくある話じゃ。」 【月代】 「わらわたちは三姉妹での。それぞれがそれぞれの役割でこの神社に祀られておる。」 【月代】 「役割についてはまた後に、じゃ。さて、もう少しで右のお耳かきは終いで良さそうじゃの。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「細かい汚れもこれで取れて...完璧じゃ。最初とは見違えるほど、綺麗になったのう。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「...うむ。これで右耳は終い、.お疲れ様なのじゃ。お主の右耳、わらわがしっかり綺麗にしたのからの......あ、まだ動くでない。」 【月代】 「...すぅ......ふううううううぅぅぅ~~~~......」 【月代】 「ふふ、不意打ちじゃ...お耳かきは、お耳ふーで終わるのがお約束だからのう。」 【月代】 「さて、もう少しだけお耳を見せてもらうかの...ふむ、ちゃんと奥まで綺麗になって...これならば大丈夫じゃのう。」 【月代】 「では、今度は反対側じゃ。お主の左耳のお掃除をするぞ。」 ;最後の「ごろーーーーーーーん......」で反対側へ 【月代】 「ではこのまま、わらわのお膝の上でごろーんとするが良い。ほら、遠慮するでない。いくぞ?せーの......ごろーーーーーーーん......」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック3:気分が良い、反対側もお耳かきをしてやろう(左) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;以下、ボイス位置:7 耳元で囁き 【月代】 「...ん...少し、くすぐったいのじゃ...ふふ。じゃが...素敵なごろーんじゃった......なんだか...子どもみたいで可愛いかったぞ...」 【月代】 「それでは、こちらも...右耳の時と同じように...お耳ふーふーからしていくのじゃ....すぅ......」 【月代】 「ふうううううううぅぅぅ~~~~......」 【月代】 「やはりこちらも...くすぐったい、かの...」 【月代】 「それでは、こちらのお耳も少し拝借するぞ......また、中を見させてもらうのじゃ...」 【月代】 「ん-、ふむふむ......んー、なるほど...なるほど...うむ、なんとなく進め方が分かったのじゃ。」 【月代】 「それでは、お掃除を始めていくぞ......さっきと同じような流れで......まずはお耳の入り口の周りから...こうやってかりかりと...」 【月代】 「...ん......特に窪んでるところが、いっぱい汚れがあるのじゃ...軽く...こうして触るだけで、ポロポロって......」 【月代】 「ところでお主にはこうしてお耳かきをしてくれる者はおらぬのか。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「人の子は日々、仕事に謀殺されておるとそのような暇さえない。難儀じゃの...」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「しかしなれば、今宵はよくぞこの神社を訪れたのう。」 【月代】 「自らにきちんと休息を与える。よく判断した。」 【月代】 「そうか、仕事を辞め、旅をしているのかお主。」 【月代】 「なるほど、本当にやりたかったことを見つけるため、旅を...」 【月代】 「偉いのう。最近の人の子にしては素晴らしい行動力じゃ。」 【月代】 「やれ、最近は頭の固い者が多く、わらわたち神域の存在から小さなあやかしまで。まるで忘れさられてしまった。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「...いやそれどころから、存在を信じてもらえぬことが多くてな。」 【月代】 「たかがこの数百年足らずで、時代は、人の子は随分変わってしまったのう。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「じゃから、お主のような人の子は珍しいのじゃよ。」 【月代】 「もしかしてわらわのような存在を見たことがあるのか?」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「でなければここまで冷静に対応などできまい。」 【月代】 「...まぁ良いか。こうしてわらわに身を預けてくれておる。それがなによりのことじゃ。」 【月代】 「感謝するぞ、人の子よ。」 【月代】 「実はわらわも人と話すのは久方ぶりでのう。実はとても嬉しいのじゃよ。」 【月代】 「わらわは元々人が好きでな。昔は人に化け、よく混じって遊んだものよ。」 【月代】 「...と、話過ぎてしまったな。耳かきに集中じゃ。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「耳の浅いところはこのように...ふむ、だいぶ綺麗になってきたのう。」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「あとは細かい汚れをこうして...くるっと耳かき棒を動かして、まとめて...じゃ。」 【月代】 「げに耳垢が取りやすい耳の形で助かるの。うむうむ、良いお耳じゃ。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「うむ、これでお耳の浅いところはお終いじゃの...ここからはお耳の奥をお掃除していくのじゃ......では、参るぞ......」 【月代】 「やっぱり奥は...たくさん出てくるのう......お耳をかきかきする度に、汚れがどんどん.....お主のお耳は本当に...やりがいのあるお耳じゃ...」 【月代】 「...こちらのお耳の壁の方に少し塊が......ん、っと......取れたのじゃ......」 【月代】 「ふふ...大きいのが取れると楽しいのう......さて、またお耳の奥にお耳かき棒を入れていくぞ...ん......」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「...このあたりをまたすこし...かりかり...うむ、だいぶきれいになってきたのじゃ...」 【月代】 「どうじゃ、こちらも聞こえが良くなったのではないか?...ふふ、左様か。」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「それじゃ、もうそろそろ奥も終わりでの...ん......あと少しの幸せを...たっぷり味わうがよい...」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「かきかき...かりかり..かきかき...かりかり..ん...すごく気持ち良さそうじゃのう...お主は本当にお耳かきが好きみたいじゃね...」 【月代】 「ふむ、これでお終いじゃ...。こちらのお耳もしっかり綺麗に...って...?もしかして、まだお耳かきしてほしいのか...?」 【月代】 「お耳かきのしすぎは肌を傷つけてしまうので、あまり良くないのじゃが...」 【月代】 「今回だけ...特別じゃ......もう少しだけ、このまま続けていくからの...」 【月代】 「では...かきかき...かりかり...今度はお耳を傷つけないように、ただお耳を撫でるように...かきかき、かきかき......」 【月代】 「優しく優しく......こしょこしょ、こしょこしょ......ん、ゆっくりくすぐる程度に、刺激して...」 /SE:耳かき音 長 (右の耳かき:30秒程度) 【月代】 「かきかき...かりかり...ん、どう、じゃ...?お耳は気持ちいいかの...?かきかき...かりかり..かきかき...かりかり......」 /SE:耳かき音 中 (右の耳かき:15秒程度) 【月代】 「はい、今度こそお終いじゃ...これ以上続けてしまうと、お主のお耳を傷つけてしまうかもしれぬからの......」 【月代】 「そんな残念なお顔をするでない。よほどお耳かきが気に入ったみたいじゃの...ふふ。」 【月代】 「じゃが、安心せい...お耳かきはまだ終わりじゃないのじゃ......お主の心と身体をふわふわと癒す方法は、他にもあるのじゃよ...」 【月代】 「ははぁ...もう心も蕩けてしもうておるの...。しかし、わらわの癒しの本気はここからである、ゆめ、期待してほしいのじゃ。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック4:わらわの尻尾の毛で作った、もふもふ梵天を味わうが良い(左+お耳ふー) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【月代】 「では、そのままの姿勢でいてくれな。左耳を上に向けたままで。...それで大丈夫じゃ。ふふ...ありがとうのう。」 【月代】 「それじゃこの特製の耳かき棒の反対に少しわらわの尻尾の毛を集めて...ほら、もふもふ梵天のできあがりじゃ。」 【月代】 「なに、少し妖術を使ったまでに過ぎぬ。わらわは神であるからの。」 【月代】 「さ、さっそく梵天をしていくぞ...先ほどよりもお耳がくすぐったくても、危ないからの、動く出ないぞ?」 【月代】 「では、さっきと同じようにお耳の入り口周りから...」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「ふわふわ、ふわふわ、もふもふ、ふわふわ......」 【月代】 「っと、動くでない。なんじゃそんなにわらわの毛でできた梵天はくすぐったいのか。」 【月代】 「まぁ元来、人の子がこの世で味わえるもふもふではないからの、無理もない。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「すりすり、すりすり、...すー、ふわー...ふわわー......」 【月代】 「しかしわらわでも一つ分からぬことがあっての。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「この梵天なるもの。名の由来が不明なのじゃ。」 【月代】 「所説あるとは存じておるが...まぁ興味があれば調べてみるのも一興じゃよ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「先じて申したとおり、わらわはお耳かきが好きでの。ついそういった耳かきに関するウンチクには興味を抱きやすくてな。」 【月代】 「少しでも耳かきの話がでれば、この狐耳がピコーンと反応するのじゃ。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「...何をニヤニヤしておるのじゃ、人の子よ。ピコーンじゃ。わらわの狐耳は敏感での。そのおかげでお主の願いを察せたのかもしれぬ。」 【月代】 「ゆえ、感謝するがよいのじゃ。今宵はたまたま本殿の近くにおったからの。お主に気付けて良かったのじゃ。」 【月代】 「ふわふわ、ふわふわ、もふもふ、ふわふわ......」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「どうじゃ、人の子よ。膝の上でこの尻尾の毛とわらわの手の感触を味わえて幸せかの。」 【月代】 「ふふ、聞くまでもないのう。まるで極楽浄土にいるかのような表情を浮かべておる。」 【月代】 「お主、間違ってもその辺の化け狐には騙されぬようにするのじゃよ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「すりすり、すりすり、...すー、ふわー...ふわわー......」 【月代】 「そうじゃ、わらわたちと同じく化け狐という存在はたくさんおる。まぁわらわたちのような半神は稀有な存在なのじゃが。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「普通の妖怪の化け狐は今でもこの世に存在しておる。いや、化け狐だけでない。あやかしの類はみな、住処を変え、あるいは生き方の形を変え、ひっそりと現世(うつしよ)に存在しておる。」 【月代】 「今の人の子たちにはけっして気付かれぬようにな...」 【月代】 「あやかしも人の子も、昔は共存できていたというに。しかして、今の世ではそうはもう慣れぬものらしい。寂しいの。」 【月代】 「ふわふわ、ふわふわ、もふもふ、ふわふわ......」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「そういえばわらわの姉妹の役割の話をしておらなかったの。わらわたちは三姉妹の半神。」 【月代】 「この憩雲大社に祀られておる、三体の化け狐じゃ。」 【月代】 「この町は昔から狐への信仰が厚くての。それがわらわたち三姉妹を生み出したのじゃ。」 【月代】 「この田舎町の山と海、大地のそれぞれを司る三体の神としてな。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「すりすり、すりすり、...すー、ふわー...ふわわー......」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「さて、梵天はこのくらいにしておこうかの。耳の奥までもう完璧に綺麗になっておる。」 【月代】 「あ、そうじゃ...すぅ...」 【月代】 「...ふううううぅぅぅーーーーー......」 【月代】 「急に身体をビクっとさせて悪いの。申したであろう。耳かきの仕上げはお耳ふーであると。」 【月代】 「なんじゃ、もう少しだけお耳をふーしてほしそうな目をしておるの...仕方がない。」 【月代】 「特別にわらわがお耳をたくさんふーしてやろう。では、参るぞ...?」 【月代】 「ふううううぅぅぅーーーーー......ふー、ふー......ふー......」 【月代】 「ふうううううううううぅぅ、ふうぅぅぅ、ふぅぅぅぅぅ、ふうううぅぅぅぅ.....」 【月代】 「...すぅ...ふううぅぅぅぅ......ふぅぅぅ、うぅぅぅぅ......ふー、ふー、ふううぅぅぅ......ふー...」 【月代】 「...ふふふ、こんなものかの。もう左耳は綺麗...どころか赤くなっておるのう。」 【月代】 「ほほう、なんじゃ人の子よ。もしや照れておるのか?初(うい)やつじゃのう。」 【月代】 「このわらわ、月代は素直な者は大好きじゃよ。どこか愛おしさすら感じてしまう...」 【月代】 「わらわには子がおらぬからな、余計にそう思うのかもしれぬ。」 【月代】 「そうじゃ、わらわは半神。化け狐の神(みこと)。子は為せぬ。」 【月代】 「昔はよく人の子をあやしておったから、寂しさなんぞは感じることはなかった。」 【月代】 「しかしこの数百年は人の子と触れ合うどころか、会話さえ珍しいものになってしまいおった。」 【月代】 「のでな、今宵はお主にこうしてお耳かきが出来て幸せなんじゃよ。」 【月代】 「今日は偶然にしろ、この神社を訪れてくれて感謝するの。」 【月代】 「最初にわらわが懐かしい願いと申したのを覚えておるか?」 【月代】 「あれはの、もう数百年は前の出来事なのじゃ。ちょうどお主によく似た者がこの神社に参拝に訪れての...」 【月代】 「...まさか、の。いや偶然か。なに、気にするでない。少し昔を懐かしんでおっただけじゃ。」 【月代】 「今宵は妙な気分じゃ。まるでわらわの方こそ、化け狐に騙されておるかのよう...」 【月代】 「いや、よもや、お主が化け狐ということはあるまいか。でなければこんなにわらわの膝の上で気持ち良さそうにしている訳がない。」 【月代】 「まったく変わった人の子じゃのう。しかしお主がしっかりと癒されておるならば、幸いじゃ。」 【月代】 「そうじゃ、せっかくじゃからもう一度お耳ふーをしてやろう。こちらのお耳で感じる今宵最後のお耳ふーじゃ。じっくりと堪能するが良い。」 【月代】 「それでは、参るぞ...?」 【月代】 「...すぅ...ふううぅぅぅぅ......ふぅぅぅ、うぅぅぅぅ......」 【月代】 「ふううううぅぅぅーーーーー......ふー、ふー......ふー......」 【月代】 「...すぅ...ふううぅぅぅぅ......ふぅぅぅ、うぅぅぅぅ......ふー、ふー....」 【月代】 「どうじゃ、おおまた幸せそうな顔になっておる。」 【月代】 「..もしやお主はあれか...?変態というヤツなのか...?」 【月代】 「ははぁ...男の子(おのこ)らしいのう。良い、良い。」 【月代】 「申したであろう。わらわは素直な子が大好きであると。」 【月代】 「お主の可愛い反応を見ていると、なんだかドキドキしてしまうのう。新鮮な気持ちじゃ。」 【月代】 「さて、次で今宵のお耳かきは終いとしようかの。すまぬ、もうだいぶ眠い頃合いだと思うのじゃが、また反対側を向いてくれるかの...?」 ;最後の「ごろーーーーーーーーん......」で反対側へ移動 【月代】 「いくのじゃよ...?せーの......ごろーーーーーーーーん......」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック5:仕上げじゃ、最後までわらわの癒しを堪能するのじゃよ(右+お耳ふー) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;以下、ボイス位置:3 耳元で囁き 【月代】 「うむ、ありがとうなのじゃ。...頭の位置は大丈夫かの...?微調整して、一番くつろげる体勢になるのじゃよ......」 【月代】 「ん...と...こちらもまだまだ細かい汚れが残っているみたいじゃの......ふふ、では...さっそく梵天をしていくぞ...」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「ふわふわ、ふわふわ、もふもふ、ふわふわ......」 【月代】 「くすぐったいかの?やはり、お主の反応は可愛いのじゃ。」 【月代】 「わらわの尻尾でできた至高のもふもふ梵天じゃからのう。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「ほれ、ほれ...もふもふ、もふもふ、なのじゃ~...」 【月代】 「ふふ、すまぬ。ついお主の身体が震えるのを見るのが楽しくてのう。遊んでしもうたのじゃ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「しかし今宵も随分更けてきたのう...涼しい秋夜とは言え、この時間では少し肌寒いな。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「じゃがまぁ、こうしてお主の頭を乗せている膝はじんわり温かい。湯たんぽのようじゃ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「それにわらわの胸もな、不思議と温かい。どうやら、熱を帯びておるようじゃ。」 【月代】 「長年生きておるが、わらわはこのような気持ちになったのは初めてじゃよ。」 【月代】 「ほんに、わらわに子どもがおったら。耳かきの度、このような気持ちになっておったのかの...」 【月代】 「こう長く生きておるとな、あまり新鮮な気持ちを感じることが少なくてのう。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「じゃから、こうして今宵はお主からたくさんの気持ちを、温もりを受け取れてわらわは幸せなのじゃよ。」 【月代】 「ふわふわ、ふわふわ、もふもふ、ふわふわ......」 【月代】 「そうじゃ、お主が寒くならないよう、わらわのこの大きな尻尾でお腹を包んでやろう。」 /SE:尻尾をお腹に乗せる音 【月代】 「どうじゃ、見た目よりもとても軽いじゃろう。それにキチンと手入れもしておる。毛並みも良く、もふもふじゃよ。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「しかしお主は贅沢じゃのう...お狐の半神であるわらわに膝枕をされ、お耳とお腹は尻尾に包まれておる。」 【月代】 「この上ない至極のことなのじゃよ。ゆめ、感謝するが良い。人の子よ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「ふわふわ、ふわふわ、もふもふ、ふわふわ......」 【月代】 「さて、こちらのお耳もだいぶ綺麗になってきたのう。最初とは見違えるほどじゃ。」 【月代】 「久方ぶりに人間に耳かきをしたが、腕は鈍っておらなかったようで良かったのじゃ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「奥の方もこうして、くるくる、もふもふっと...ふふ、やはりくすぐったいかの?」 【月代】 「しかしまぁ...お主は良い耳の形をしておるのう。綺麗な三日月のようじゃ。」 【月代】 「それからこれは福耳、かの?きっと良い運に恵まれておるのじゃな。」 【月代】 「運とそれから縁(えん)...エニシは大切にするのじゃよ。」 /SE:耳かき音(梵天) 長 (右の梵天:30秒程度) 【月代】 「気付き、思い出したころにはそのエニシの相手はこの世にはおらぬ。なぞということもあるからの。」 【月代】 「さて、最後の梵天じゃ。心行くまで堪能するが良い。」 /SE:耳かき音(梵天) 中 (右の梵天:15秒程度) 【月代】 「...どうじゃ、気持ちよかったかの。あ、これ。待つのじゃ。あれを忘れておるぞ?」 【月代】 「...すぅ...ふううぅぅぅぅ......ふぅぅぅ、うぅぅぅぅ......」 【月代】 「こうして、キチンと汚れを飛ばさねばならぬからな。」 【月代】 「しかしこれでお耳かきは完璧に終いじゃの...なんだか少しもの寂しいのう。」 【月代】 「いまここにおるのは...この静寂の月夜におるのは、わらわとお主の二人だけ。」 【月代】 「まるで現世(うつしよ)に誰もおらぬようじゃ。今宵は珍しく虫の音すら聞こえぬからな。」 【月代】 「なぁ、わらわは今宵お主に出会えて嬉しかったぞ。神社に訪れてくれて、ありがとうのう。」 【月代】 「はるばる遠くから来たのじゃろう?お主のその靴を見れば分かる。」 【月代】 「旅か...わらわもいつかしてみたいのう。ふふ、この神社に祀られておる以上は叶わぬ願いじゃが。」 【月代】 「ところで今宵、わらわと出会えたエニシ。お主にも大切にしてもらえると嬉しい。」 【月代】 「そうしてまたいつか、再びここで会えることを祈っておる。」 【月代】 「そうじゃ、誓いのなんとやらではないが、もう一度お主にお耳ふーをさせてはもらえぬか?」 【月代】 「ふふ、お主がわらわの温もりを忘れぬように、じゃ。」 【月代】 「それじゃ参るぞ?...すぅ...ふううぅぅぅぅ......ふぅぅぅ、うぅぅぅぅ......ふー、ふううぅぅぅ......」 【月代】 「ふうううううううううぅぅ、ふうぅぅぅ、ふぅぅぅぅぅ、ふうううぅぅぅぅ.....」 【月代】 「ふううううぅぅぅーーーーー......ふー、ふー......ふー......」 【月代】 「こんなものかの。どうじゃ?これだけわらわの...そうじゃな、神の息吹を浴びれば忘れることはないじゃろ。」 【月代】 「ふふ、なんだかわらわまで顔が熱くなってしまった。これはどういうことじゃ。」 【月代】 「ふむ...なぜだかすこし照れくさいのう......さて、これで本当に今宵のお耳かきは終いじゃ。」 【月代】 「痛いところや痒いところ、変なところはないかの?」 【月代】 「左様か、ならばよい。しかしこのままいつまでもお主を見つめていたいが、そうも行かぬな。」 【月代】 「お主にはお主の、わらわにはわらわの。それぞれやるべきこと、果たすべきことがある。」 【月代】 「お主のこれからの旅に、人生に、幸多からんことを。お主のことをこのお狐の半神がここでずっといつまでも見守っておるからの...」 【月代】 「お主に出会えて、わらわはとても幸せじゃ。もっと早うにお主に会いたかったのう...むむぅ。神様はいじわるなのじゃ...」 【月代】 「まぁわらわも神なのじゃが...あいにく他の神、運命の神とやらにおうたことはないが、もし会うことがあったら苦言を呈してやるのじゃ。」 【月代】 「さ、またこの神社でお主をいつでも待っておるぞ。なに、わらわは神じゃ。何年、何十年、何百年経とうが問題なぞない。」 【月代】 「...じゃから、その......必ず、絶対に...また、わらわに会いに来てくれぬかの?」 【月代】 「わらわとお主との約束じゃ。」 【月代】 「...うむ、指切りげんまん、なのじゃ。」 【月代】 「では、また、の。人の子よ...」 /SE:夜風の音 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー おまけトラック1:安眠ボイス&寝息 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー /寝息、吐息の音を数分間ループで収録 ;以下、ボイス位置7:耳元で囁く 【月代】 「今宵もまた月が綺麗じゃの。十五夜ではないが、月見なぞしたくなる。」 【月代】 「隣、邪魔するぞ。」 /SE:左横に座る 【月代】 「久しぶりじゃの、お主。よくぞまた、この神社へ訪れてくれた。歓迎するのじゃよ。」 【月代】 「あれからかなり経ったような気もするが、時の流れはわらわにはゆっくり過ぎての。あまり分からぬな。」 【月代】 「今宵は雲一つない、晴天。酒の肴(さかな)にあぶらげを所望したいところじゃが、あいにく今夜は、互いになにも持ち合わせてはおらぬな。」 【月代】 「じゃが、良い。こうしてまたお主と会えたこと...それが何よりのことじゃ。」 /SE:肩に頭を乗せる 【月代】 「何を驚いておる。お主の肩に頭を預けただけじゃ。この前の礼と思うて、わらわに貸すが良い。」 【月代】 「...実は、の。いまわらわは酒を飲んだかのように心臓が早鐘を打っておる。それから、こうしてすぐ横で感じるお主の匂いが肴のようじゃ。」 【月代】 「なんだか、お主の肩に頭を預けているだけですごく安心してしまう、の......。ふぁ...少しだけ眠いかもしれぬ...その...少しだけお主の肩を借りても良いかの。」 【月代】 「やはりお主は優しいのう、感謝するのじゃ...」 【月代】 「......月夜に愛しい者の隣で眠る...。わらわの...幼いころからの夢じゃ......では、おやすみ、なのじゃ.......愛しい人の子よ......すぅ、すぅ...すぅ.......」