01プロローグ 僕達は、親友、だもんね、、、 ふふっ~♪ ご、ごめん~♪ ぼ、僕っ…結構酔ってきたかも~♪ で、でも…しょうがないよ~ だって…ずっと会いたかったんだもん~♡ えへへへ~♡ こうやって話すのは、1年ぶりぐらい~? お互いに忙しくて、中々会う機会がなかったよね~ えっ⁉ あ、あぁ…う、うん… そう…だよね… 僕達は…親友…だもんね… 親友…ね… ううんっ! 何でもないっ⁉ ※ でへ、でへへへ~♪ い~っぱい…飲んじゃったぁ~♡ ねぇ~僕ぅ~眠くなってきた~ 終電逃しちゃったからぁ~今日は泊めてぇ~ わ~いっ…やったぁ~♡ ふふっ…ふふふふっ♡ じゃあ~… おんぶぅ…おんぶして~♪ 僕、もう目の前がクラクラしてぇ~ まともに歩けないよぉ~…♡ はぁ~♡ でへ、でへへへ~♪ ありがと~♡ 背中っ…と~っても大きいね~♡ すごく…落ち着くぅ~♡ 小さい頃は…僕の方が身長高かったのにぃ~ いつの間にか…僕より大きくなってぇ~ どんどん男らしくなってぇ~ ずるいよぉ… 相変わらず…と~っても優しいしぃ~ その様子だと…モテるでしょ~ 彼女~彼女とかいないの~? んぇ~? 僕~? 僕は彼女いないよ~ ほ~ら、答えたんだから… そっちも答えてよ~ えぇっ♡ いないのぉ~♡ そっかぁ~♡ 今、彼女いないんだぁ~♡ じゃあ僕が立候補しちゃおっかなぁ~♡ ふふっ…冗談だよ~♡ でもでも~今時、男同士でも問題ない時代だよ~♡ ワンチャンいけない~? いけちゃうよね~♡ はぁ…♡ 僕はいつでも…大…歓…迎…すぅ…すぅ…♡ ※ ふふっ…ふふふふっ… も、もう~そんなに食べられないよ~♡ はっ⁉ う、うぅ…あ、頭痛い… 飲み過ぎたぁ… え、え~っと…ここ…どこだ…? ん~? ソファであいつが寝てて…僕がベッドに寝てる… つまり…あいつの家かっ⁉ そうだっ! 思い出したっ⁉ おんぶして運んで貰ったんだったっ! はぁ…何やってるんだろ、僕… ってか、家主なのにベッドを僕に譲るとか… 相変わらず優しすぎだよ… すんすんっ…うっ⁉ お酒臭いっ…⁉ こ、こんな状態で…おんぶして貰ってたんだ… うぅっ…死にたい… ね、ねぇ…起きてぇ~? シャワー借りたいんだけど~ ねぇ~ってば~ う~ん…起きないなぁ… で、でも…こんなに気持ち良さそうに寝てるのに… 起こすのもあれか… それにしても… ふふっ…相変わらず寝顔…と~っても可愛いなぁ~♡ って、やばいやばいっ! 今、起きられたら…お酒臭い僕のままだっ! ごめんね…? 勝手に使うね…? シャワー…借りるね…? ※ うわぁ~ サラシも汗でびっちゃびちゃぁ~ はぁ…着替え…持ってて、良かったぁ~ んっしょ…ぉいしょっと… えっ…⁉ あわっ、あぁっ…あわわわわっ⁉ きゃぁぁあああああああああああああああああああああっ⁉ ※ う、うぅっ… そ、そう… 今さらなんだけどさ…ぼ、僕… 女の子…なんだ… 胸はいつもサラシで凹ませてただけで… う、うん…さっきも見た通り… 外すと普通にある…でしょ…? ぁっと…うぅっ…そ、その… 何この気まずい空気っ⁉ ってか、さっきから視線が合わないっ⁉ 逸らされてるっ⁉ 明らかに僕のこと、女の子扱いしてないっ⁉ 無理無理無理っ⁉ もうこの状況耐えられないっ⁉ あっ!そうだっ⁉ シャワー貸して貰おうと思ってたんだったぁ~! 借りてもいいよね? うん、借りるねっ! それじゃあ…浴びてくるよ~! あはっ、あははははは~♪ ※ はぁ…何でいきなり…そんな反応するの… 今まで散々、男友達だと思って接してきたくせに… 女の子って分かったら…ガラっと変わるんだ… はぁ…関係が壊れるのを恐れて… ずっと隠してきた僕が…馬鹿みたいじゃん…