トラック3 始まったら終わるものだから んっ…ふぁあ~ 朝かぁ…って、あれ? あいつがいない… あぁっ…そっか… もう家出たのか… ふ~ん… 起こしてくれても良かったのに… 行ってらっしゃいって言わせてくれても良かったのに… ふふっ…でも…すっごく幸せだなぁ…♡ あいつも私のことを拒まなかったし… もしかしたら…このまま…結ばれたり…? でへ、でへへへ~♡ まじでそんなことになったら…幸せすぎっ…んんっ⁉ うぅ…あ、頭が… また…この感覚っ… 何かがっ…流れ込んできてっ… 誰なのっ…その水晶のっ… あっ…うん…あなたの言う通り…寂しいよ… そっか… 幸せだけど… これもいつかは終わっちゃうんだよね… うん…私…怖い…怖いよ… あいつがいなくなるのが… いつかは…目の前から消えちゃうんだよね… 苦しい…辛い… いつも近くにいるはずなのに… 声が…鼓動が聞こえ…ない… んぇ…? 何っ…言ってるの…? うん…そうだよね 始まったら終わるものだよね… 私は…始まった…? うん… あっ…! ふふっ…そっか… その通りだよね…♡ だったら…逃げられなくしちゃえばいいんだっ…♡ んぇ…? そうなの…? あいつは…私のこと好きなのっ…♡ それじゃあ…なおさら… ちゃ~んと…しないとねっ…♡ そうすれば…少なくとも… あいつがいなくなることも…ないよね… おかえり… ねぇ…あのさ… お姉ちゃん…あんたにプレゼントがあるんだ… んぇ…? 今日の私…何かおかしい? 別人みたい…? うんん…そんなことないよ… そんなことないって言ってるじゃんっ⁉ はぁ…はぁ…はぁ…はぁ… ねぇ…どうしてそんな目で私のことを見るの…? あんたの方がおかしいよ… 私のこと…好きなんだよね…? はぁ… ちょっとだけ…こっちに来て…? そうそう…それでいいんだよっ…♡ はい…プレゼントっ♡ ふふっ…これ嗅ぐと…いきなり眠くなってきたでしょ? お姉ちゃんの声が遠くなっていくでしょ? 大丈夫だよ…少しの間…眠っちゃうだけだから… 安心して…悪いことも怖いことも…何も起こらないよ…? むしろ逆に… 苦しくなくなるよ…辛くなくなるよ… 寂しく…なくなるよっ…♡