作中で語りきれなかった設定などを記述していきます。 本編の出来事にあまり関係無いので台本からカットした部分ですので読まなくても問題は一切ありません! あまりエッチな要素もありません! 世界観をもっと明瞭に感じたい方などは読んでみてもいいかもしれません。 当然のようにネタバレありなので本編視聴後に読むのをおすすめします! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 1.ヒロインについての詳しい設定。 本名サリヤ・フォン・エーデルファルト 強欲かつ傲慢で有名なエーデルファルトの長女でありながら欲が無く、貴族以外にも心優しい。 魔法の才能にも秀でており、自身の理想の為への行動力も非常に高い。 他の貴族の民は貴族の為に尽くすべきという考えとは違い、貴族こそ民に尽くすべきという考えを持つ。 その親しみやすい性格と、貴族としての傲慢さが無い事から民に慕われており、本人の知らないところで『理想の貴族』などと呼ばれている。 ですわ口調については民との心の差が開いてしまうように感じていて実はそこまで良いと思ってはいない。 そのため一応貴族女性の口調ということで、普段はですわ調で喋ってはいるが、常にそうであるという訳でもなく普通の丁寧語で喋ることも多い。 民には自分に対等に接してほしいと思っているが、当然みんなはサリヤを貴族として接して来るため複雑に感じている。 そのため二人きりの時は対等に接して来るあなたに対しては、かなりの親愛の念を抱いており惚れている。 2.ガルズ盗賊団についての詳しい設定。 表向きは国を騒がせる凶悪集団で、庶民から貴族まで誰からでも金目の物を盗む(または強奪する)とされている。 しかしこれは表向きの話であり、実際には庶民からしか物は盗んでいない。 団のなりたちは、今以上に財を成したい貴族たちが盗賊や山賊を集めて結成させたというもの。 法的に庶民から富を吸い上げるのに限界を感じた貴族たちは、非合法に彼らから富を得ようと結成させたガルズ盗賊団に盗みや強奪を働かせていた。 そのため上記の庶民から貴族まで誰からでも盗むというのはカムフラージュにすぎない。 貴族たちは盗賊団の盗んできた盗品の金額の1割を彼らへの報酬として支払っていた。 しかし首領であるガルズはそれを不服に思っており貴族たちの弱みを握ることに奔走。 結果として自分たちガルズ盗賊団を立ち上げたのは貴族たちであるという事実と、 各々の貴族家の弱みを握ることに成功して盗賊団は完全に貴族たちの支配下から逃れる事になってしまった。 首領であるガルズはそれら弱みにつけこんで貴族たちをゆすり、貴族家から気に入った女性を自分に献上させたり、自分たちがどれほど派手な犯罪を犯しても それをもみ消させたりと誰も止めることが出来ない状態となってしまった。 3.魔法について 生活を豊かにする生活魔法と、戦闘に活用する戦闘魔法の二種類の区分が存在する。 生活魔法は国や土地の文化水準を引き上げ、戦闘魔法は国外から土地を守るために重要な武力となる。 使用する際には対象物に対して手を向ける必要があるため、手を自由に動かせない状態であったり手の不自由な人は使用が制限される。 最高位の生活魔法の中には、生物の生体構造に作用するようなものまで存在し、現実世界でいう品種改良に利用されている。 当然それも万能ではなく、どこか一つの要素を伸ばせば、逆にどこか一つの要素が失われてしまう。 作中でサリヤが身体を改造されたのはこれによるもので、母乳が出る体質になることと引き換えに魔力が失われてしまった。 また禁止魔法と呼ばれる種類の魔法も存在し、特に契約魔法と呼ばれるものは相手に対して何か物(土地などの概念的なモノや、処女などの身体的なモノでも可能)を 捧げる事を条件に一生絶対服従の状態となるなど危険な魔法とされている。 4.貴族家について この世界の貴族家のなりたちは、魔法の扱いに秀でた者たちの一族。 彼らが生活魔法で土地を豊かにしてインフラを整え、戦闘魔法でそれらを守る。 そういった事を続けている内に、自然と近隣に住む者たちから彼らは神聖視されていき、それが後々の貴族家となった。 基本的には土地の管理者や領主といった立場に近く、王族や王家のような国家権力とは根本的に異なる。 そのため流石に国を敵に回してしまっては家の存続は厳しい。 5.エーデルファルト家 貴族家の中でも特に力を持つ大貴族家。 管理している土地から、一族の人間の持つ魔力まで全てが他の貴族とは一線を画す。 しかしそれ以上に一族の人間は強欲であることで知られている。 実はガルズ盗賊団を結成させることに決定した貴族家の中核派であり、彼らに握られている弱みが最も多い。 それ故に魔力が最も高い長女を差し出せという命令にも特に逆らわずに差し出してしまうほど。 6.主人公の一族 先祖代々からエーデルファルト家に仕えてきた一族。 そのためエーデルファルト家からの信頼が厚く、重用されている。 エーデルファルト家の貴族には一人につき、この一族の人間が一人専属の執事としてつく事が慣例となっている。 そのなりたちは、魔法の才が無いにも関わらずエーデルファルト家の源流となった魔法使いの一族に取り入った人々。 7.ガルズ 現ガルズ盗賊団の首領。 粗暴かつ暴力的な大男。非常に冷酷で自分以外の人間を人とも思っていないような所業を当然と行う。 ガルズ盗賊団は結成時には別の人間が首領をしており、名前もガルズ盗賊団では無かった。 当時は結成の発端となった貴族たちには絶対服従であり抵抗の意思も特には無かった。 しかしガルズが団に加入し、そのときの首領を決闘で殺して彼が首領となってからは状況は一変。 プライドの高いガルズは団の置かれている立場に腹を立て、貴族たちの弱みを握り、事実上の独立を果たした。 貴族たちに魔力の高い娘を差し出すよう命令して、その娘たちを戦力として団員にすることで盗賊団の戦力を拡充。 その中で元からいた男の団員は全員始末し、ガルズ盗賊団の団員は首領以外全員が女性となった。 自分達の犯罪行為を貴族たちにもみ消させることで、国の王族からも目をつけられないよう立ち回っている。 貴族や才能のある人間が大嫌いで、それらをゴミのように扱う事に悦楽を感じている。 貴族に献上させた娘たちも契約魔法で自分に絶対服従の奴隷にして、場合によっては才能なども失わせて自分に依存しなくては生きていけないまでに堕として 楽しんでいる。 サリヤの大貴族であるエーデルファルトの人間であること、そして魔法アカデミーを主席で卒業する才能があることを気に入らず、 堕とすところまで堕としてやろうと考えていた。しかし実際に堕としてしまってからは飽きてしまい、他の奴隷と同じような扱いをしている。