01.プロローグ「長身むちむち幼馴染ボーイッシュJK×2に捕まって……」 【瑞稀】 キミの隣、失礼するよ? 【美狐】 ボクはこっち側に座らせてもらおう。 【瑞稀】 ねぇ、美狐? ところでボクは、そろそろ我慢ができなくなってきちゃったんだけど……。 【美狐】 おや、奇遇だな、瑞稀。 ボクも同じこと考えていた。いい加減、この関係を進展させたい……。 【瑞稀・美狐】 この狭いソファの、ボク達の間に挟まっているこの男は……♡ この狭いソファの、ボク達の間に挟まっているこの男は……♥ 【瑞稀】 この、霧島瑞稀の魅力に、全く気づいてくれないなんて……。 【美狐】 この、狼谷美狐の想いに、全く気づいてくれないなんて…。 【瑞稀・美狐】 ……ふふっ……あははははっ……♡ ……ふふっ……あははははっ……♥ 【瑞稀】 やはり、ボク達は腐っても幼馴染みたいだね。 【美狐】 ふふっ、少し悔しいがそのようだ。 昔から何かとお互い、被ることが多かったからな…。 それがまさか……。 【瑞稀】 男の趣味まで被った挙句、その男を巡って今日まで競い合うなんてね…… 【美狐】 はぁ……本当に困ったものだ。 ここまで好みが一致していると、もはや運命すら感じるぞ。 【瑞稀】 ふふっ、だけどせっかくボク達二人が…… 学内に……いや学外にもファンクラブがあるほど、人気者なこのボク達がさぁ…… 露骨にアピールしてるのに全く気づいてくれないなんて…さすがにどうかと思うよ? 【美狐】 あぁ、まったくだ。こんなに好きと、包み隠さず言っているというのに、なぜ伝わらないのか……。 はぁ……理解に苦しむ……。 【瑞稀】 まったく…そうだよね……だから、もういっそのこと、既成事実でも作っちゃおうかな…って話になって……。 【美狐】 幸いにも、コイツは何の違和感も覚えず、ボク達を無防備にも自分の部屋に招き入れてしまったわけだしな。 【瑞稀】 ボク達がこれから、ナニをしようとしているのか…企んでいるとも知らずにね……ふふっ♡ 【美狐】 あとはどうやって、コイツをその気にさせるかだが……。 【瑞稀】 それは簡単だと思うよ?だって美狐のカラダは……くすっ♡ 【美狐】 ん?おい、何をジロジロ見ている? 【瑞稀】 スタイル抜群の180cmオーバーの、誰もが羨む高身長美女♡ 少し近寄りがたい、クールな一匹狼を気取ってるけど……♡ 胸のサイズは狼というより、もはやホルスタイン級じゃないか……♡ 【美狐】 うっ、うるさい黙れ、誰がホルスタインだ! ボクのおっぱいは、まだ成長期だから仕方ないだろ! 【瑞稀】 ふふっ♡お尻と太ももだってむっちむち♡ 先生だって鼻の下を伸ばしちゃうほどのドスケベボディ♡ そんないやらしい身体を前にしたら、どんな男もイチコロで悩殺間違いなし♡ 美狐はそんな、えっ…ろぉ~い……♡ドスケベトボディの持ち主なんだから♡ 【美狐】 ……///ッ! くそぉ……///瑞稀!お前だってなぁ……!! 【瑞稀】 ふふっ♡赤くなっちゃてさぁ……結構可愛いじゃないか……♡ ほら、なんだい?言ってみなよ? 【美狐】 ボクとほぼ変わらない身長で、男子だけでなく女子からもモテモテな、王子様系イケメン女子♥ 振り撒いてるのは愛嬌だけじゃなく、男女関係なくメロメロにしちゃうフェロモンたっぷりの甘い蜜♥ 形も良好♥、サイズも申し分ないおっぱいは、制服をこれでもかといじめ抜き、今にもボタンが弾け飛びそうなほどパッツパツ♥ 短いスカートから覗くむっちむちのふとももは、ニーハイソックスとの絶対領域によってさらに魅力を増し…♥ 歩くたびにぷるんっぷるんっと揺れまくるデカケツと相まって、男子生徒のえっちな視線を独り占め♥ そんな身体してるくせに…本人は無自覚無意識で、 男女の垣根を超えて、誰彼構わず魅了してしまう、魔性の女ときたものだからタチが悪い♥ 【瑞稀】 ふえっ……!? そ、そんなこと……。 【美狐】 あるんだよ♥ 今日だって瑞稀とちょっと目が合った女子なんて、顔を真っ赤にしてその場に座り込んでたじゃないか♥ 【瑞稀】 あれは…… そのぉ…… 目が合ったから、ちょっと微笑んであげただけで……。 【美狐】 ふんっ、まったく……とんだ女たらしだ……お前だって人のこと言えないぞ♥ 【瑞稀】 うっ……うぐぅ……。 【美狐】 まぁとにかくだ……♥ ボク達……学校イチの美女にサンドイッチされて、縮こまってるこの男……♥ ボク達の幼馴染であり、親友でもあるコイツのことを……♥ 【瑞稀】 ふふっ、そうだね♡もういい加減、ボク達も我慢の限界だし…ねっ?、美狐? 【美狐】 あぁ、その通りだ瑞稀。そろそろボク達二人で、コイツのハートを射止めてやろうじゃないか♥ 【瑞稀・美狐】 ふふっ♡……覚悟してよ♡ ふふっ♥……覚悟しろよ♥