※脳内再生用にヒロインのセリフは「※ＳＥ：衣擦れ」で代用しております。



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～特典SS台本～ ぎゃん行ってぎゃん



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（モノローグ）
…これは、俺が彼女と初めて出会った、
今も忘れられない、あの日のこと…



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※ＳＥ：大学の喧騒



（溜息）はぁ…｡



※ＳＥ：足音近づく＆衣擦れ



…え？　俺…ですか？　なにか…？



※ＳＥ：衣擦れ



…ああ、学食の場所？
それなら、ぎゃん行ってぎゃん…



※ＳＥ：衣擦れ



あー、「ぎゃん」じゃわからないですよね。
…すみません。

…俺もこれから行くんで、一緒に行きますか？



（場面切り替え）
※ＳＥ：食堂の喧騒



…へぇ～、こっちってそんな感じなんだ。
俺、まだ上京したてで良くわかってなくて。ははは。
教えてくれてありがとう。

いやぁこっちって人は多いしビルは高いし。
電車も地下鉄もたくさん路線があるし…
水の味も全然違うな。

あ、あとそうだ。
地元のカフェでバイトしてたから、こっちでもやろうと思ってて…。
どこで働こうか、現状は下調べしている感じかな。



※ＳＥ：衣擦れ



え、ほんと？！
君はあそこのカフェに行ったんだね。
俺、ちょうど昨日、求人見てたよ。
ビックリだな。ははは。



※ＳＥ：衣擦れ



…ん？
次はそこに行きたいの？



※ＳＥ：スマホタップ音



へぇ…オシャレなカフェだね。
場所は…



※ＳＥ：スマホタップ音



うーん、けっこう入り組んでるところにあるみたいだけど…。
…ひとりで行けそう？



※ＳＥ：衣擦れ



…もしなら俺が一緒に行こうか？



※ＳＥ：衣擦れ



うん、もちろん。俺も行ってみたいし。

…あ、そうだごめん。
まだ俺の名前、言ってなかったよね。
俺は熊本 碧（くまもと あおい）。
熊本県の熊本に、王に白に石って書いて碧だよ。
名字、いかにもだよねえ。ははは。

…それで、君は？
君の名前は、なんていうの？



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（モノローグ）
…このとき教えてもらった彼女の名前が、
いつのまにか世界でいちばん愛おしい宝物になっていた。
俺は今でもこの宝物を大切に呼び続けている…



～ FIN ～














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P.S. 

収録できませんでしたすんまそんッ！
※熊本弁の解禁は付き合ってからです。