【トラック1】 は、初めまして。小鳥(ことり)です。 よろしくお願いしますっ。 今日は水族館に行くんでしたよね? 私、水族館なんて子供の頃以来なので楽しみです♪ このまま直行します?それとも、カフェで軽く話してから―― ――って。あれ? もしかして、きみは……? あっ、あ~っ。やっぱり、そうだよね! 中学までお隣さんだったよねっ? きみが引っ越してから会ってなかったけど、まさか、こんなところで再会するなんて……。 人生って分からないものだね! 私も大学進学してから、上京してきたんだ。 都会って凄いんだね?人が多くて、建物だらけで、地元とは全然違くない? もう越してきて3ヶ月経つけど、未だに慣れないよ~。 ……ん?あぁ……。 やっぱり、意外だよね? 私がレンタル彼女をやってるなんて……。 えっとさ。ほら。 私って昔から人と話すのが苦手っていうか…。 人見知り、だったでしょ? だから、人見知りを直したくてレンタル彼女のバイトを始めたの。 あと、一人暮らしだから何かと物入りだし。学費も自分で稼がないとだからね。 その点レンタル彼女はお給金もいいから、一石二鳥なんだよね♪ これでも、レンタル彼女を始めてから、結構人と話せるようになったんだよ? 男の人への苦手意識も大分改善されたんだ♪ まだ発表とかグループワークは苦手だけどね? あはは……。 ふぅ…。 にしても、随分大人っぽくなったね? 最初、きみだって分からなかったよ~。 ……えっ? 私は別に変わってないと思うけどなぁ? 子供っぽいし、芋っぽいし。背だって伸びてないからね? まぁ…余計なとこだけは、成長しちゃったかも……。 その…胸とか、お尻とか…。 無駄に大きくなっちゃったから、男の人によく見られるんだよね…。 大学の男子とか明らかにおっぱい目当てで寄ってくるし…。 痴漢とかセクハラされることも少なくなかったり…。 どうして、こんなにえっちな身体に育っちゃったんだろう……。 はぁ……。 ……あっ。ごめんね? 愚痴っぽくなっちゃって……。 今日はきみの彼女なんだから、楽しい時間を提供しないとだよね? よしっ。 立ち話もなんだから、カフェにでも行こっか。 さ。手繋ご? 私の彼氏くん♡ 【トラック2】 カラオケ、空(あ)いてて良かったね? 今日は歩きっぱなしだったから。ようやく落ち着けたねー? ふぅ…。 ソファの座り心地が良くて寝ちゃいそう…。 あっ、いけないいけない。 ごめんね?ウトウトしちゃって。 きみといると安心するから、気が抜けちゃうみたい…。 気をつけないと……。 ……にしても、さぁ。 わざわざレンタル彼女を利用しなくても平気だよ? お店を通さなくても、きみとなら普通に会うのに。 お互いの大学の友達とか誘って、みんなで遊んだほうが良くない? ……ふぅん? デートの練習がしたいんだ? そういえば、顔合わせ前のメールでも言ってたもんね? 異性と接するのが苦手だから女の子慣れしたい、って。 あのときはまさか、きみとは思わなかったなぁ…。 んふふっ♡どしたの。顔赤くしちゃって? 幼馴染相手に相談してたと思うと恥ずかしかった? 気にすることないよ~。 私だってレンタル彼女を始めるまでは、男の人と上手く話せなかったし。 きみもそのうち慣れるさ♪ まぁ確かに。 女の子慣れするって目的があるなら、レンタル彼女のほうがいいかも。 恋人として会うのと、友達として会うのとでは別物だもんね? 友達とは、こういうことしないし、ね? えへへっ♡手、握っちゃった…♡ きみの手ってあったかいよね? 優しい熱が伝わってきて安心する♡ ずっと握っていたいかも……♡ ……あれ?なんか、ますます熱くなってない? 手のひらをこすこすしただけなのに。 不思議だなぁ……。 ……あっ。せっかくだからさ。 彼女の私にしてほしいこととかある? 私はいまきみの彼女なんだから。 したいこと、なんでもしてあげるよ? 遠慮せず、なんでも言ってほしいなっ? あっ、でもぉ……。 えっちなことは駄目だよ……? おっぱい触るとか、キスするとか。えっち、するとか。 そういうのは絶対ナシだからね…? 変なことしようとしたら、きみでも出禁にするからね……? うぁ、あぁ……。 ごめんねっ?釘を刺すようなこと言って…。 きみに限ってそんなことしないよねっ? この前、酷い目に遭ったから、つい……。 ……あっ、うん。レンタル彼女でね? ルールを破って、変なことしてくる人がいたんだ…。 その…えっちなことを……。 レンタル彼女で許されてるのは、手を繋ぐまで。 それ以上のことは絶対ダメ。サイトにも書いてあるから、きみも知ってるよね? それなのに、強引に身体を求めてきたんだよ? 信じられないよねっ? えっちなことがしたいなら、そういうお店に行けばいいのに……。 はぁ……。 あっ、ごめんね?愚痴っぽくなっちゃって……。 きみの彼女として、楽しい時間を提供しなきゃいけないのに…。 プロ意識に欠けたよね…? すぐ立ち直るから待ってて……? ……えっ? 愚痴、聞いてくれるの……? で、でも、悪いよ…。 いまはきみの彼女なのに……。 ぁ。うーん…。 確かに。それは一理あるかも……。 彼氏に愚痴を溢(こぼ)すのは、彼女っぽいといえばぽいもんね…。 一本取られた感じだなぁ……。 よしっ、わかった。 そこまで言うなら、お言葉に甘えよっかな…♪ 優しい彼氏くんを頼らせてもらうね? んふふっ♡ もぅ。顔真っ赤だよ? ほんとに女の子慣れしてないんだねっ? これから一歩ずつ。私で女の子に慣れてくれると嬉しいな♡ じゃあ、さっそく。 愚痴を溢させてもらおうと思うんだけど。 ……その前に、ちょっといい? んーしょっと……。 ぎゅ~~~っ♡ んふふっ♡驚いた? 急に抱きしめられたから、ビクってしちゃったね? よしよし、よしよし…♡ ……大丈夫?落ち着いたかな? そっか。よかった♡ ……んっとね? やっぱり、愚痴を聞いてもらうだけじゃ悪いから。 せめて、彼女らしいことをしようと思ったんだ。 ほら。こうしてさ。きみの膝の上に乗って、正面から抱きつくのって彼女らしいでしょ? イチャイチャ感があって、きみも女の子慣れできるんじゃない? まぁ、レンタル彼女的には、かなりグレー…。 いや、ギリギリアウト…ってくらいのスキンシップなんだけど…。 愚痴を聞いてくれるお礼に特別サービス的な感じ? そういうわけだから、きみだけ特別。 二人だけの秘密にしてね?んふふっ♡ ではでは。きみへのお礼の前払いもできたことだし。 さっそく、愚痴を囁いちゃうねー…? これはつい、一昨日の話なんだけど…。 その日もレンタル彼女の仕事があってね? 大学の4限終わりに、繁華街の駅前でその日の彼氏と待ち合わせをしたんだ。 いつも通り、メールで服装を教え合って、相手を探したんだけど。 顔合わせをしてビックリ。 なんと、同じ大学の男子だったんだ……。 まさか、昨日の今日で、また知り合いと遭遇するなんて…。 珍しいこともあるものだよね…? ……大学ではレンタル彼女のことは内緒にしてたからさ。 その男子も驚いてる様子だったよ? でも、すぐに動揺から立ち直って、一人で盛り上がり始めたんだ。 「小鳥ちゃんじゃん!」「写真の雰囲気似てると思ったけど本人だったんだ♪」「なんか運命感じちゃうな〜」って……。 一方、私は苦笑い。 それもそのはず…普段から苦手だったんだよね…。 その男子のこと……。 その男子、園崎(そのざき)くんっていうんだけど。 一緒の授業が多くて、よく話しかけてくるんだけどね? ちょっと、ガツガツし過ぎっていうか…。 別に仲良くないのに毎晩電話してきたり。女友達と食堂でご飯食べてるときに割り込んできたり。何度断ってもデートに誘ってきて、辟易(へきえき)気味だったんだよね……。 でも、仕事だから。園崎くんの彼女として振る舞わないといけない。 私は心を殺して、満面の笑みで嫌いな男子の手を握ったんだ。 それから二人でウィンドウショッピングをしたんだけど…。 園崎くんったらさ。凄い距離感が近くてね? 私の身体をベタベタ触ってきたんだよ? 事あるごとに抱きついてきたり。腰を抱いてきたり。二の腕やお尻を撫でてきたり。 レンタル彼女にセクハラしまくり…。 ショッピングモールを練り歩きながら、触りたい放題だったんだ…。 周りから見たら完全にバカップル。 恥ずかしすぎて顔から火を吹きそうだったよ……。 大学では私に触れなかったから、その分性欲が爆発しちゃったんだろうね? 彼氏の特権を利用して、妄想してたことを実現してる感じだった。 ……百歩譲って、ルールの範囲で楽しむ分には文句はないよ? でも、レンタル彼女の規約的には完全にルール違反。 何度も窘(たしな)めたんだけど、お調子者の園崎くんは耳を貸さなかった。 まったく…私に指一本触れてこないきみを見習ってほしいよ……。 いま思うと、心を鬼にして断り続けた私の判断は間違ってなかったなぁ…。 まぁ結局、レンタル彼女としてデートしちゃったんだけどね? あはは……。 1時間くらいしてから、ショッピングモールを出たんだけどさ。 「次はどこ行きたい?」って聞いたら、園崎くんはカラオケを希望したんだ。 セクハラ三昧(ざんまい)で周りの目が気になってたから私も同意。 近場(ちかば)のカラオケ店に行くことに決まったんだ。 思い返すと、個室に入ったことは最大の過(あやま)ちだったなぁ……。 コアラのようにしがみつかれながら、カラオケ店に入店。 ちょうど、このお店のこの部屋だったかな? またもや、すごい偶然だよね?まぁ、特に嬉しくはないけど…。 カラオケでは最初は普通に歌ってたんだけどね? 徐々にセクハラ魔神が頭角を現し始めたんだ……。 私が歌っている間に抱き寄せて、膝の上に座らせてきたり。 物を落としたふりして、スカートの中を覗き込んできたり。 マイクを手渡すときに、マイクの先で私のおっぱいをつついてきたり。 とにかく、やりたい放題……。 二人きりなのをいいことに、セクハラはどんどん過激化していったんだ……。 挙句の果てにはね?キスしようとしてきたんだよ? 流石の私も堪忍袋(かんにんぶくろ)の尾が切れてね? 本気で抵抗して、怒ったんだけど…。 園崎くんは意外にも謝ってくれたんだ。 「調子に乗ってごめん!」「俺、小鳥ちゃんのこと本気で好きだったんだ!」「レンカノとはいえ、彼女だと思うとつい我慢できなくて…」って。 土下座せんばかりの勢いで謝罪してきたの。 これだけ謝られると、こっちが悪いみたいな気分になってさ。 未遂だったから私も許してあげたんだけど…。 途端に顔を上げてさ。こう言ってきたんだよ? 「90点以上取ったら、ご褒美にキスして!」って……。 ……まったく。少しでも同情しかけたことを、後悔したよ。 いくら反省したふりをしようと性根(しょうね)は変わらない。 人を簡単には信用しちゃいけないって、都会に出て学んだね……。 普通だったら呆れて無視するところだろうけど。 ふざけた提案を私は呑んだんだ。 なぜなら、勝算があったから。 園崎くんは結構音痴でね? それまでずっと80点すら取ったことなかったからさ。 90点なんて取れるはずがないって思ったんだ。 だから、チャンスは一回きりって条件をつけて提案を呑んだの。 いま思えば、すっかり術中に嵌っちゃってたなぁ……。 それから、流行のJ-POPを園崎くんはチョイスしたんだけど。 それまでの音痴が嘘のような熱唱でね? 音程も合っていて、歌い慣れてる感じ。 血の気が引く感覚を覚えながら、採点画面を見たらさ。 ――なんと、92点。 園崎くんは信じられない高得点を叩き出したんだ……。 最初からこの作戦に嵌めるために、音痴のふりをしていたみたい…。 努力の方向性を間違ってるよね……? 呆然とする私をよそに、ガッツポーズしながら何度も飛び跳ねて喜びの舞。 途端に真剣な顔をしてジリジリ迫ってきた。 「約束だから、いいよね?」って、顔を近づけてきたの。 ……キスなんて、レンタル彼女的には完全に規約違反。 心情的にも園崎くんとキスするなんて絶対嫌だったけど…。 約束を守らないのは、人として駄目でしょ…? だから、嫌々ながらも受け入れちゃったんだ……。 私が頷くやいなや、園崎くんは口をタコみたいに尖らせて迫ってきてね? 容赦なく、私の唇を奪ってきたの……。 大嫌いな男子と、キス、しちゃったんだよ……? ……園崎くんのキスは、なんというか情熱的でさ。 私の唇の感触を堪能するように吸い付く感じ。 上唇も下唇も遠慮なくね?飲み込むような勢いで吸ってきたんだ…。 まさに自分が気持ち良くなるためだけのキス…。 口の周りを唾液まみれにされて最悪だったよ……。 舌を入れられるまで、時間は掛からなかったよ? ソファの上で私を抱き寄せながら、舌を突っ込んできてさ。 歯茎まで舐め回すような勢いで、ベロチューしてきたの。 口の中をかき乱したら、今度は唇。ぷるぷるの唇の感触を舌先でテイスティングしてきた…。 挙句の果てには、ほっぺまで舐めてきたんだよ? もう妖怪みたいだよね……? 園崎くんは興奮しすぎて歯止めが利かない様子でね? キスの合間に、ブツブツ呟いてたんだ…。 「ベロチューきもちよすぎ…」「小鳥ちゃんとキスしてるとか夢みてえ」「唇ぷるぷるすぎて無限にちゅーできそう…」って。 頭の中に浮かんだことを、そのまま口にしてた…。 その間にも、欠かさずベロチュー。 痛いほど抱きしめながら、ずっと狙ってた女子とのキスを満喫してたんだ……。 それだけなら、まだ良かったんだけどさ。 園崎くんったら、おっぱいに手を伸ばしてきたんだよ? 信じられないよね……? キスは約束したからOKだけど。 おっぱいを触るのは許可してない。 すぐに手首を掴んで、止めようとしたんだけどね? そしたら、園崎くんは途端に機嫌を悪くして睨んできたんだ…。 血走った目が怖くて、私が竦んじゃったらね? おっぱいを強引に掴んでから、低い声でこう囁いてきたんだよ? 「レンタル彼女やってるってみんなにバラすよ?いいの?」って……。 ……ほんと、酷すぎない? 弱みをネタに、脅すなんてさ…。 キスさせてあげたのに、あんまりだよね……? 私(わたし)的にもね? レンカノのことは、大学の人たちにバラされたくはなかったんだ…。 決していかがわしい仕事ではないけど、不特定多数の男性と手を繋いだりしちゃってるわけだし…。 世間的にイメージが良くないことは理解してたからさ。 大学の友達に怪訝な目で見られるかもって思うと怖くて…。 こう思っちゃったんだ。少し我慢して済むほうがマシかもって……。 ……脅しの効果はてきめん。 私が抵抗をやめたのを見て、園崎くんはニヤリ。 ベロチューをしながら、おっぱいを揉みしだいてきたんだ…。 ニットの上から形が変わるまで揉みまくり。 柔らかくて弾力のある感触を堪能するように、色んなことをしてきたんだよ? 指を沈めてひたすらに巨乳の感触を楽しんだり。 顔を埋(うず)めて、胸の谷間に擦りつけてきたり。 下乳からすくい上げるようにして、たぷたぷ揺らしてきたりもしたなぁ…。 園崎くんは鼻息を荒くして大興奮。 普段からいやらしい目で見ていた巨乳に触れられて、ご満悦の様子だったよ? 「おっぱいおっも♪」「柔らかくて弾力もあって気持ち良すぎ…」「ずっと狙ってたデカ乳揉めて達成感ヤベえわ♪」「大学の奴ら、みんなオカズにしてたんだぜ?」って。 一人で盛り上がってたんだ……。 ……これは後から聞いたんだけどね? 入学当初から、男子の間で私のおっぱいが大きいって噂になってたらしくて…。 誰が最初に私のおっぱいを揉めるか賭けをしてたらしいよ? まったく。女の子のことをなんだと思ってるんだろうね? 男子はみんなこうなのかなって、人間不信になりそうだよ……。 10分くらいおっぱいを弄っていた頃かな? よく飽きないなぁと思いながら、冷めた目で眺めていたんだけど。 園崎くんはやっとおっぱいから手を離したと思うと、別の場所に手を伸ばしてきたの。 私の、下半身…。ロングスカートの中に手を入れて、内腿に手を這わせてきたんだ……。 パンツを脱がされそうになって、流石に抵抗したよ? でもね?口の動きだけで「バラすよ?」って伝えられて…。 私は結局、抵抗を諦めちゃったんだ……。 カラオケだろうとお構いなく、園崎くんはズボンを下ろしてね? いきり立った肉棒に、都合よく用意してたゴムを装着。 私のスカートを捲って、覆いかぶさってきて…。 濡れたおまんこに亀頭をあてがってきてね? ずぶずぶって。挿れられちゃったんだ……。 ……嫌いな男子とひとつになって、それはもう複雑な気持ちだったよ? レンタル彼女は身体を売るような仕事じゃないのに…。 押し切られて、身体を許しちゃってさ…。 虚しくて、自分が情けなくて、仕方なかった……。 園崎くんは感激していたよ? 「すげえ、あったけぇ…」って。情けない声を漏らしながら、おまんこの感触を満喫してた。 しばらく、感触を味わうようにじっとしていたんだけど…。 我慢しきれなくなったように、ぎこちなく腰を振り始めたんだ……。 ……それから、正常位で着衣セックス。 夢中になって腰を打ちつける合間に、キスしたり胸を揉んだり。 園崎くんは欲望の赴くまま。二度とない機会を満喫してた。 カラオケの室内に肉を打ちつけ合う音が響いて最悪だったなぁ……。 「小鳥ちゃんマジ可愛い…」「ずっと狙ってた女で童貞捨てれるとか最高すぎ…」「風俗じゃなくてレンタル彼女選んで良かった~♪」って。 感慨に耽(ふけ)るように、園崎くんは私の顔を凝視しながら呟いてたんだ。 どうやら、彼は初めてだったみたい。 あんまり慣れてないと思ってたから納得かな。 女の子慣れしてないって点では、きみの仲間だね…? まぁ、きみのほうがずっと紳士だけど……。 園崎くんは童貞だったからか、すぐにイッてくれたんだけど…。 当然、一回じゃ収まらなくてさ。 何度も身体を求めてきたんだよ…? 私を膝の上に乗せて、対面座位でベロチューしながらずっと繋がっていたり。 ブラを外して服の中で生乳を揉みしだいてきたり。 セックス中にマイクを差し向けてきて、私の喘ぎ声を部屋に響かせたり。 もうやりたい放題…。 店員さんにバレることもお構いなしに、性欲を満たしていたんだよ……? ……えっちしてる間にね? 園崎くんは何度も告白してきたんだよ? 「好き、好き!」「付き合おう!」って。腰を振りながら耳元で囁いてきたの…。 脅迫して無理やり犯したくせに、どの口がって感じだよね……? 当然、お断りしたよ? これまでの発言から、身体目当てなのは分かりきっていたし…。 えっちも自分勝手で下手っぴだし…。 元々、生理的に無理なタイプだったからね? でも、園崎くんは逆上しちゃって…。 私のことを責め立ててきたんだよ……? 「ビッチのくせに気取りやがって!」「レンタル彼女なんて男漁りするためにやってんだろ?」「俺の腰振りで完堕ちさせてやる!」って……。 ガンガン腰を振って、私を喘がせようとしてきたんだ……。 レンタル彼女はそういう仕事じゃないのに…。 楽しい時間を提供して、良い思い出を作ってあげたくて、私は彼女を演じてるのに…。 そんな風に言うなんて、あんまりだよね……? ……結局、解放されたのはコンドームを一箱使い切る頃。 何時間も犯されて力なく横たわる私と対称的に、園崎くんはスッキリした顔でベルトをカチャカチャ付けていてね? 身支度を整えると、顎先を掴んで最後にベロチュー。 「ありがとう!また指名するわ!」って。レンタル彼女の利用料を投げ渡してきたんだ…。 ……床にヒラヒラ落ちるお金を見ているとね? 私の身体の価値はこれだけかぁって…。 身体を買われたような気分になって悲しかったなぁ……。 ……ん? どしたの。ビクビク震えて……? 急に下半身ビクってしたけど、大丈夫……? んぅ…。 なんでもないってことはないでしょ? 体調が悪いなら、言ってごらん? ……あっ。もしかして……。 イッちゃった……? うぁ、ぁっ、あぁ…。 図星、なんだ……。 暴発、しちゃったんだね……? い、いや。そんなに謝らなくて大丈夫っ。 私は気にしてないから平気だよっ? ……私のほうこそ、ごめんね? ずっと硬いのが当たってるとは思ってたけど…。 まさか、ハグだけで暴発しちゃうとは思わなかったからさ…。 気が利かなくてごめんっ。 えっと…すぐに拭いたほうがいいよね…? トイレに行っておいでよ。 私、どくから……。 んしょっと……。 ……あっ。ちょっと待って。 最後にひとつだけ。 今日は愚痴を聞いてくれてありがとう。 あまりにショックだったから、塞ぎ込んじゃいそうだったけどさ。 きみに聞いてもらえて、少しだけ気が楽になった…。 ほんと、ありがとね? 戻ってきたらさ。一緒になにか歌おうか。 ほら。カラオケで嫌な思い出ができたから、カラオケで上書き的な? 可愛い彼女のストレス発散に付き合ってくれると嬉しいな。 えへへっ♡ よろしくね?彼氏くん♡ 【トラック3】 ふぅ…。 この漫喫(まんきつ)のカップルシート、広くていい感じだねっ? シートはふかふかだし、おっきいテレビ付き。足も伸ばせるから居心地抜群♪ 住みたいくらいかも。えへへっ♡ ……えっ? 他の男の人と? むぅ…そういうのは気にしないで良くない? いまはきみの彼女なんだからさ。 他の人のことなんて忘れよ? ぎゅ~~~っ♡ ほら。こうして腕を組んでくっついてさ。 一緒に漫画でも読んで、漫喫デートを楽しもうよ?ねっ? んふふっ♡ きみは襲ったりしないから、安心してスキンシップを取れるなぁ。 落ち着くぅ……。 きみに対しては警戒しなくても大丈夫だけどさ。 相手によっては、こうはいかないんだよ? きみ以外と個室に入ったら、ロクなことがないんだから。 この前なんか漫喫に行ったら酷い目に―― あっ、ごめんねっ。 他の人のことは忘れてって、自分で言ったばかりなのに……。 ……えっ? 話、聞いてくれるの……? それは悪い…申し訳ないとは思う、けど……。 正直助かる、かも……。 ……実はね? あれから、また嫌なことがあったんだ…。 レンタル彼女関連で……。 昨日の今日でまたかって思うかもだけど…。 諸事情があって、最近モラルのない彼氏さんが増えてるんだよね……。 だから、また愚痴らせてくれると助かるんだけど…。 どう、かな……? ふぁあ…ありがとう。 きみって、ほんとに優しいねっ。 今回も彼氏くんの優しさに甘えて、愚痴らせてもらおっかな…♪ じゃあ、じっとしてて? ぎゅ~~~っ♡ うふふっ♡後ろから抱きしめちゃった♡ 前は正面からだったから、今回はバックハグ♡ これもこれで、恋人っぽいよね? よしっ。憂いもなくなったことだし。 彼女として愚痴を囁かせてもらうね? これはつい、先週の話なんだけどね? その日もレンタル彼女の仕事でさ。 大学は休みの日だったから、お昼から待ち合わせをしていたんだ。 その日の彼氏さんはリピーターのおじさん。私がレンタル彼女を始めた当初から指名してくれてる常連さんだったんだ。 40代前半で独身。太っていて眼鏡をかけている、オタクっぽい感じの人かな? お世辞にもモテそうなタイプじゃなかったけど、ずっとマナーを守って優しくしてくれる人でね? きみと同じくらい信用していたんだよ? あの事件があるまでは、ね……。 その日はランチをご一緒してから、漫画喫茶に行くことになったんだ。 おじさんは良い意味で、適度に距離感を保ってくれる人だから。 いままで、個室デートはしたことなかったんだけど。 その日は珍しく提案されてね? 何度もデートを重ねて信用していたから許可を出したんだ。 漫喫デートといえば、一緒に漫画を読んだり映画を観たりするのかなって思ったんだけど。 カップルシートに入った途端、おじさんは険しい顔をしてね? 逃げ場を塞ぐように扉の前に立ったの。 ……これまで感じたこともないような剣呑(けんのん)な雰囲気。 いつもの笑顔が消えたおじさんに、私が気圧(けお)されていたらね? 急にドアが開いてさ。冴えない風貌の中年男性が二人入ってきたの。 ――その二人はどっちも私のリピーター。 レンタル彼女の常連さんだったんだ……。 当然、一度に会う彼氏は一人。偶然鉢合わせることなんてあるはずない。 想定外の展開に私が混乱していると。 その日の彼氏であるおじさんが事情を説明してきたんだ。 どうにも、三人は私推しの繋がりで、SNSで知り合ったらしくてね? たまに連絡を取り合ってたみたいなんだけど。 その日、私を漫画喫茶に連れ込んで合流する計画を立てていたみたい。 どうしてそんなことを?って思ったんだけど…。 私が尋ねるまでもなく、すぐに真相は判明したんだ……。 ……おじさんがね?スマホの画面を見せつけてきたの。 そこに映っていたのは、掲示板の書き込み。 私が所属するレンタル事務所のスレッドで、私のことを書き込まれていたの。 『ヤレる』って……。 ……たぶん、園崎くんが書き込んだんだと思う。 あれから予定が埋まってるって嘘をついて、デートを断り続けていたから。 その報復のつもりで、あることないこと書き込んだのかも…。 まぁ、セックスしちゃったのは、事実なんだけどね……? 掲示板の書き込みを指差しながら、おじさんは事実確認をしてきたの。 「こんなの嘘だよね?」「小鳥ちゃんが裏オプで本番なんてするはずないよね?」って。 縋るように問いかけてきたんだ…。 ……嘘をつくのは簡単だったよ? でも、いままで誠実に接してくれた彼氏さんに嘘をつくのは忍びなくてさ。 私は気まずげに目を逸らすことしかできなかったの……。 私が答えられずにいるのを見て、おじさんは態度を急変。 三人で一緒になって、私を責め立ててきたんだ……。 「僕らはずっと我慢してたのに酷い!」「小鳥ちゃんがぽっと出の男にヤラせるビッチだったなんて…」「きみにいくら貢いだと思ってるんだ!」「清純な子だと思ってたのに裏切りやがって!」って……。 口々に罵倒してきてね? これまで優しくしてくれた人たちの豹変っぷりに、私は萎縮しちゃって…。 泣きそうになりながら、「ごめんなさい、ごめんなさいっ」って謝ることしかできなかった……。 一通り罵倒し終えたら、おじさん達は途端に沈黙してね? 私の身体を舐めるように見回してきたんだ…。 なんだか、不穏な空気。私は身構えつつ次の言葉を待ったんだけど。 嫌な予感は的中してね?おじさんは低い声でこう言ってきたんだ……。 「僕らにもヤラせろよ」って……。 ……もう酷いよね? いままでずっと優しく接してくれたのに…。 ヤレると分かった途端、身体を求めてくるなんて……。 男の人はみんなこうなんだね……? でも、私にも責任はあるのかなって…。 事情があったとはいえ、本番を許してしまったことは確かじゃない…? いっぱい指名してくれたり、プレゼントまでくれたりしたのに…。 おじさん達にだけヤラせないのは不平等かなって思っちゃってね…? 私はこくんて。頷いちゃったんだー……。 いま思えば、あのときは錯乱したなぁ……。 私が頷くやいなや、おじさん達は行動を起こしたんだよ? 男同士で視線を交わし合ったかと思うと、それを合図に一斉に襲いかかってきたの。 四方八方から手が伸びてきたんだ……。 おっぱいを鷲掴みにしながら、パンツ越しにおまんこを撫でてきたり。 ねちっこく太ももを撫でながら、ベロチューしてきたり。 レンタル彼女の規定的に、絶対NGな行為を犯しまくり…。 おじさん達はこれまで我慢してた分、堰(せき)が切れたように欲望を叶えてた…。 優良客から一転。一気に迷惑客に変貌しちゃってたなぁ……。 当然、複数プレイは初体験。 六本の手で揉みくちゃにされるのは、触手に絡め取られるような感覚でさ。 おじさん特有のねちっこい愛撫で、弱いところを同時に責められて、私は平静を保てなかったの。 「ん、あぁ…んんっ…♡」って。不覚にも感じちゃってね? ますます、おじさん達を調子づかせちゃったんだ……。 気がついたら、服を剥ぎ取られて半裸に。 下着まで剥ぎ取られたのに、半端にシャツや靴下を着ている姿は、全裸よりもえっちな感じがしたなぁ…。 女の私でもそう思うんだから、おじさん達は論ずるまでもないよね? ガチ恋していたレンカノの裸を拝んで大興奮。 眼鏡が曇るほど鼻息を荒くしていたんだ……。 「肌真っ白で綺麗だね」「おっぱいデッカ…」「お尻も安産型で元気な赤ちゃん産めそうだね?」「背低いのにこのボディは反則だぁ…!」って。 口々に私の身体を褒めちぎっていたんだけどね? 当然、眺めるだけで済むはずもなく…。 手や舌を惜しみなく使って愛撫してきたんだ……。 ベロチューと乳首責めをされながら、別のおじさんに手マンされたり。 耳や足、腋を同時に舐め取ってきたり。 複数プレイならではの愛撫をいっぱいされちゃったんだけど…。 一番印象に残ったのは、クンニ、かな……? 私っていままで、同年代の男子としかえっちしたことなかったんだけど…。 若い子ってすぐ挿れたがるっていうか…。愛撫はあまりしてくれないじゃん? だから、クンニは初めてされたんだけど…。 あまりの気持ち良さに悶絶しちゃったんだ……。 おまんこのナカに舌を挿れられて、グチュグチュってされるとね? セックスとは違う快感に襲われるんだよ? 硬いおちんぽとは違って、柔らかい舌に敏感なところを的確に責められて…。 脳が蕩けそうになる快楽を味わって、はしたなく喘いじゃってね? あっという間にイカされちゃったんだ……。 イッた直後に別のおじさんにベロチューされたんだけど…。 絶頂の余韻に浸りながら、ぎゅーって抱きしめられながらキスされてるとね? なぜか、愛情を感じちゃって…。 セックスに対する抵抗感が薄れていくのを感じたんだ…。 いま思うと、錯覚でしかなかったんだけどね……。 ここまできたらやることはひとつ。 ――セックスしか、ないよね? 息絶え絶えで虚ろな視界の中、おじさんの一人がゴムをつけてるのが見えて…。 別のおじさんが私を羽交い締めする中、覆いかぶさってきたんだけど…。 私にもう抵抗の気力は残っていなくてね? ずぶずぶって。正常位で挿れられちゃったんだー……。 ……ぁ。まだ愚痴は終わってないんだけど。 ちょっと、いいかな……? もしかして、勃起してる……? ん、んぅ…。 いやいや、誤魔化すのは無理あるよ? 見れば分かるもん……。 処女ならともかく、私だってそれなりに経験はあるんだから。 勃っちゃってることくらい、お見通しだよ? ふぅ…。 やっと、認めたね? ……バックハグされるだけで勃っちゃったんだ? ほんと。きみって、女の子慣れしてないんだね…? ……ぁ。私に指摘されて、ますます膨らんでる気がする……。 ジーンズを押し上げる勢い、凄すぎ…。 これ、絶対苦しいよね……? おちんちん苦しいの可哀想……。 でも、えっちなことはしてあげられないしなぁ…。 どうしたものか……。 ……あっ。そうだ。 シコシコしてもいーよ……? うん。オナニー。 レンタル彼女のルール的に、えっちなことはしてあげられないけど。 きみが勝手にシコシコする分には、ギリギリセーフかな、って……。 ……まぁ、普通にアウトなんだけど。 きみなら、言いふらしたりしないって信用できるから。 きみにだけ特別サービス。 私のおっぱいの感触をオカズに、オナニーしていーよ? ……ぁ。うぁあ……。 すごいおっきくなってる…。 私にバックハグされただけなのに、こんなになっちゃったんだね……? わぁ、あぁ……。 ……んふふっ♡ 始めちゃったね?オナニー♡ 大学の男子やおじさん達に襲われたときは、男の人って怖いって思ったけど…。 こうして、オナニーを眺める分には可愛いね? きみみたいな優しい人なら怖くないかも……♡ よしよし。きみも苦しくなくなったことだし。 再開しよっか。 愚痴の続きを囁いちゃうねー…? えっと…おじさんの一人に挿れられちゃったところからか。 一人目はその日の彼氏。樽みたいに太ったおじさんだったけど。 身体のサイズと比例するように、おちんぽもすっごい大きくてね? それまで普通サイズとしか経験がない私のおまんこには刺激が強すぎて…。 挿れられた瞬間にイッちゃったんだ……。 私がビクビク震えながら息を荒くするのを見て。 おじさんは得意げに頬を緩めてから、腰を振ってきたんだけど…。 ぶちぶち膣壁をかき分けてきて、奥まで突かれる感覚には抗えなくて…。 デカチンを出し入れされて私はイキまくり…。 敏感な反応を見て、おじさんはますます調子に乗っていたよ? 「あー…小鳥ちゃんのまんこ、キツくて最高♪」「まだあまり使われていないとろとろまんこだね?」「こんなデカいちんぽ挿れられるのは初めてでしょ?」「僕のデカチンで小鳥ちゃんのまんこガバガバにしてやるからな!」って……。 意気揚々と囁きながら、ガンガンおちんぽ突きまくり。 大きな身体に押し潰されながらベロチューされて苦しかったけど…。 それでも感じちゃって、自分のことが分からなくなったなぁ……。 ……15分くらい経った頃かな? 休むことなく腰を打ちつけていたおじさんは、やっと射精してくれたんだ。 永遠に感じるような絶頂地獄から、ようやく解放されたんだけど…。 もちろん、息吐く暇なんてあるはずもない。 まだ二人。私にガチ恋してるおじさんが残っていたからね……。 ……それからは輪姦地獄。 未セクの二人と一対一でセックスしてから、すぐに2回戦が始まってね? 今度は複数プレイの開幕。中年おちんぽに囲まれて、徹底的に凌辱(りょうじょく)されちゃったんだ……。 騎乗位で下から突かれながら、別のおじさんのおちんぽを交互にしゃぶらされたり。 両手を掴まれながら正常位で突かれてる間、耳奥舐めで左右同時に責められたり。 寝バックで代わる代わる挿れられて、誰のおちんぽか当てるゲームをさせられたり。 道具みたいに扱われてるのに、私は何度もイッちゃってね? 信じられないほど乱れて、嬌声を漏らしちゃったの…。 隣の部屋の人に壁ドンされたときは、恥ずかしすぎて顔から火を吹きそうになったなぁ…。 あはは……。 「推しの子が僕のちんぽで喘いでるなんてヤバすぎ…」「風俗と違って達成感半端ないよね」「これぞ、レンタル彼女の醍醐味だよなぁ♪」って。 飲み会をしてるみたいに、おじさん達は盛り上がっていてね? ずっと優しくしてくれたおじさん達は、最初からヤリモクだったと気付いて…。 他の男の人とのえっちを咎めたのは、狙っていた獲物を横取りされたから腹が立っただけだと察して…。 快楽の狭間(はざま)で、急速に気持ちが冷めていったんだ…。 私、なんのためにレンタル彼女をやってるのか分からなくなっちゃった……。 ……ねぇねぇ。 男の人ってみんな、こうなのかな…? 女の子のことを穴としか見ていないのかな? きみもいつか、私とえっちしたいから指名しているの……? ……え? イきそう……? ……ぁ。そうだったね? オナニーしてたんだったねっ? ごめんっ。愚痴に夢中になって、忘れちゃってた! 愚痴を聞いてくれたお礼♪ きみの背中におっぱいぎゅ~って押し付けてぇ…。 えっちな言葉を囁いて、射精のお手伝いしてあげるね……? 巨乳JDにおっぱい押しつけられて勃起しちゃったおちんちん♡ シコシコするの気持ち良いね? きみの彼女がぎゅ~って抱きしめてくれてるよ? おじさん達に汚(けが)されちゃったけど♡いまだけはきみのもの♡ オカズにして射精してもいいんだよ? 勃起おちんちんいっぱいシコシコして、精液ぴゅっぴゅっしよ? はいっ♡ぴゅっぴゅっ~♡ぴゅっぴゅっぴゅっ~♡ぴゅるるるるぅ~♡ うわぁっ、わぁっ♡すごいっ♡ 濃いの、いっぱいでてるっ♡ 勢い、すごいね…っ♡ うぁ、はぁ…はぁあ…♡ やっと、止まったね…?これで、全部かな…? 気持ち良かった……? ……んふっ♡なら、良かったよ。 きみにだけ、なにもしてあげられないのは忍びなかったからさ。 せめて、オナニーで気持ち良くなってくれたなら良かった♡ はいっ。ティッシュ。 後処理は自分でしてね? ……あっ。それが終わったらさ。 一緒に映画でも観ようよ。 恋人同士、くっついて、ね? 【トラック4】 今日はお祭り、楽しかったね? 夏祭りなんて子供の頃以来だから、ついはしゃいじゃった♪ 浴衣もレンタルして初めて着たけどさ。 非日常感があって良いものだね~。 お祭りの出店(でみせ)ってどうしてあんなに美味しく感じるんだろうね?海の家と並んで、シチュエーション補正があるよね? あと、花火綺麗で見応えあったね? 地元のお祭りよりも迫力満点で、都会の凄さを実感したなぁ…。 人混みが凄くてはぐれちゃったときはどうなるかと思ったけど。 きみがちゃんと探し出してくれて安心したよ。 それからは手を繋いで離さないでくれたよね? 男らしくて、すっごい頼りがいがあったよ?えへへっ♡ ふあぁ…。 ベンチに座ってたら、眠くなってきちゃった…。 少しだけ、肩を貸してくれる……? ……ん。ありがとう。 寄りかかっちゃうねー? ふあぁ…落ち着くなぁ……。 最近はすっごく嫌なことがあったから…。 こうしていると、癒やされるよ……。 ……あっ。うん。 また、レンタル彼女でね? 嫌なこと。とびきり嫌なことが合ったんだ……。 えっと、その…。 よかったら、なんだけどさ。 また、愚痴ってもいいかな……? ……ほんと? ありがとう。助かるよぉ…。 きみはほんとに優しいね? じゃあ、さっそく愚痴らせてもらおうと思うんだけど…。 その前に、いいかな……? ちょっと、じっとしていてねー…? んしょっと……。 ……んふふっ♡ きみの膝の上、乗っちゃった……♡ 膝の上に跨るのは、カラオケでもやったけど。 公園で浴衣姿だと違う感じだね? なんだか、いけないことをしてる気分……♡ ……いやーね? やっぱり愚痴を聞いてもらうだけじゃ悪いから…。 少しは、サービスしてあげようと思って…。 野外だから誰かに見られないか不安だけど…。 花火大会の後だし、イチャイチャしてるカップルも珍しくないだろうから。 万が一見つかっても大丈夫だよ。 ……他の男の人とは、もっとすごいことしちゃったし……。 ……あっ。ごめん。なんでもないよ? 気にしないで? ではでは。準備もできたことだし。 ぎゅ~って密着してぇ……。 人が来ないうちに、愚痴を囁いちゃうねー? これはつい、先週の話なんだけど…。 大学が夏休みに入って、レンタル彼女も稼ぎ時(どき)。 毎日のように誰かの彼女になって、デートをしてたんだけど。 その日はね?一際(ひときわ)珍しい場所でのデートを提案されたんだ。 ――ナイトプール。 映画やドラマでしか観たことないような派手な男女の巣窟だよ。 私には一生縁がない場所って思ってたけど。 彼氏の要望にできる限り応えるのがレンタル彼女の務め。 ドキドキしながらも慣れないデートスポットに向かうことを決めたんだ。 目的地の最寄り駅。駅前で待ち合わせしたんだけどね? 顔合わせしたら、ビックリしたよ。 その日の彼氏は、すっごいイケメンだったんだ。 その人、晃(あきら)さんっていうんだけどね? 20代半ば。金髪で背が高くて、ちょっぴりチャラい感じ? でも、スタイルが良くて顔立ちが整っていて、オシャレでね。 大人の魅力に溢れる、モデルみたいに格好良い人だったんだ。 それだけじゃなくて、性格も気さくでね? 初対面から私のことをべた褒め。 でも、わざとらしい感じじゃなくて。服装とか髪型とか、拘ってたところをよく見て褒めてくれて、素直に嬉しかった。 トークも軽快で面白くて、あっという間に距離感が縮まったんだ。 ……これは悪い意味でじゃないんだけど。 レンタル彼女のお客さんって、どっちかっていうと女の子慣れしてない人が多いんだよ。 ほら。まさに、きみみたいなタイプ? だから、なんでモテモテっぽい人が利用したんだろうって、不思議に思ったんだ。 その違和感を無視しなければ、あんなことにはならなかったんだろうなぁ……。 それから少し歩いて、目的地に到着。 有名ホテルに併設されてるナイトプールで高級感抜群でね? 夜なのにカラフルに発光して明るいプールは、別世界みたいだった。 パリピっていうのかな?プールに蔓延(はびこ)るテンションが高い男女を見て、ビキニに着替えた私は萎縮しちゃったよ。 地味な私なんか、絶対浮いちゃいそうって思ったんだけど。 晃さんが上手くリードしてくれてさ。気付いたら自然体で楽しむことができたんだ。 どっちがお客さんなのか分からなかったね? 一緒にプールで泳いだり、水を掛け合ったり。 格好良い彼氏と、健全なプールデートを楽しんだんだ。 ノンアルコールのカクテルをご馳走してくれたんだけど、フルーティな感じで美味しかったなぁ。 浮き輪に座ってカクテルを飲んでいると、ブルジョアになった気分だった。 1時間くらい楽しい時間を過ごした頃ね? VIP専用らしいテラス席に座って、並び合って晃さんとお話ししてたんだけど。 「可愛いね」って何度も褒めてくれて、頭を撫でてくれたりして。 私はレンカノであることも忘れて、たじたじしちゃってたんだ…。 その日のデートでは、演技なんて一回もしていない。 疑似的な恋人関係じゃなくて、本当の彼氏とデートしてるみたいな気分でさ。 久しぶりに胸がときめく感覚を味わっていたんだけど…。 そんなとき、晃さんがすっと顔を近づけてきてね? 不意打ちで、キスされちゃったんだよね……。 キスなんて、完全にレンタル彼女のルール違反。 本来なら突き飛ばして、事務所に報告しなきゃいけないんだけど…。 でも、全然嫌な感じはしなくてさ。 むしろ、ドキドキ、しちゃってた……。 とろんとした顔をしてただろう私を見て、晃さんは微笑んでね? ぎゅって優しく抱き寄せてきたかと思ったら。 耳元に口を寄せて、こう囁いてきたんだ。 「ホテルに部屋取ってるんだけど。ちょっと休まない?」って……。 ……なにをされるかなんて分かってる。 でも、断ったり逃げ出そうなんて考えは一瞬足りとも浮かばなくて…。 私は小さく、でもはっきりと。頷いちゃったんだー……。 ……ホテルの部屋に入るのなんて、もちろん規約違反だよ? でもね?いけないことだとは分かってたけど…。 最近、望まぬえっちばかりで、メンタルやられたからさ。 タイプのイケメンに抱かれて、ストレス発散したかったんだ。 これは自分へのご褒美。たまには悪いことしちゃおうと思って…。 無理やりじゃなくて、初めて自分の意志でルールを破ったの…。 そんなことしたからだろうね?天罰が当たったのは……。 ……あっ。 お話を続ける前に…ちょっと、いいかな……? また、勃起してる……? うぅ…。そうだよね、勃ってるよね…。 硬いのずっと当たってるもん……。 少しは女の子慣れしたかと思ったけど。 まだハグはきみには刺激が強かったんだね……? ……まぁ、でも無理ないかな。 いま、下着つけてないし……。 ……うん。そう。 実は、ノーブラノーパンなんだ……。 浴衣姿で下着を着ると、透けちゃうって聞いたからさ。 浴衣の下はなにもつけずにいたんだよ。 ……だから、いつもよりダイレクトに感触が伝わっちゃったよね? 押し付けられるおっぱいとか、女の子の大事なところとか…。 柔らかくて暖かい感触で、性欲を刺激されちゃったんだよね…? わざとじゃないんだけど、ごめんよ……。 えっと…このままじゃ、苦しくて愚痴どころじゃないよね…? うん。答えずとも分かるよ? だからさ、提案。良かったら、なんだけど…。 腰ヘコヘコしてもいーよ? ……うん。野外でオナニーするのは流石にマズいと思うから。 代わりに、セックスごっこ、的な? それなら、誰かに見られてもギリギリ言い訳できるかなって……。 ほら。ちょうどいま、当たってるでしょ? きみのおちんぽが、女の子の一番大事な場所――おまんこに。 ……ここに勃起おちんぽ擦りつけてもいいよ? レンカノだから、本当のセックスはさせてあげられないけど。 セックスごっこなら、させてあげるから。 性欲に任せて、動いていいんだよ……? はぁ、んぅっ…あぁっ…。 んふふっ♡ぎゅ~って抱きしめながら、必死に腰を振り始めちゃった♡ こんなにユサユサしてたら、怪しまれちゃうよ?もぅ…♡ 誰かに見つからないうちにぃ。 愚痴の続き、囁いちゃうね……? 上着を羽織ってから、ホテルに直行。 豪華なスイートルームに入るやいなや、キングサイズのベッドに押し倒されてさ。 いきなり、キスされちゃったんだよ? ……晃さんのキスはすっごく上手でね? なんというか、焦らすような感じ? 触れているかいないかくらいのバードキスを繰り返してきて…。 私が思わず瞼を開いちゃったら、お仕置きするように舌を入れて激しいキス。 その落差にドキドキしちゃってね?キスだけで骨抜きにされちゃったんだ…。 愛撫も信じられないくらい上手くてさ。 綺麗な指先で身体中を撫でられて、悶絶しちゃったんだよ? 耳たぶを擽られたり、ビキニ越しに乳首をカリカリされたり。 繊細なタッチで弱いとこを責められて、すっごく気持ち良くてね? 愛撫だけで何度もイカされちゃったんだ…。 こんなの、初体験だった……。 気がついたら、ビキニを脱がされて全裸に。 私の裸を見て、晃さんは「綺麗だね?」って褒めてくれてね? 焦らすような愛撫を再開したの。 首筋を舐めてきたり、乳房を軽く揉んできたり、内腿(うちもも)を指先で撫でてきたり。 でも、おまんこにだけは絶対触れてくれなくて…。 焦らされすぎて、どうかしちゃいそうだった……。 水着越しでもデカいと分かる晃さんのおちんぽを覗き見て。 早く挿れて、挿れてほしい…って。 ウズウズウズウズ…。シーツに愛液が垂れちゃうくらいおまんこ濡らして、内腿を擦り合わせてたんだけど…。 晃さんは私の内心を見透かしたように、意地悪に微笑むだけ。 優しそうに見えて、本性はSなんだなって悟ったよ…。 ……私はもう我慢できなくてね? 自分から手を伸ばして、晃さんのおちんぽを撫でちゃったの。 水着越しにおちんぽを撫で回しながら、足を絡めてこう囁いたんだ。 「挿れて♡挿れてくださいっ♡」って。 媚びるように、おねだりしちゃったんだよ…? こんなに乱れちゃったのは初めてだったなぁ……。 晃さんは「えっちだね?」って意地悪に囁いてから、ようやく焦らすのをやめてくれてね? ゆっくりと水着を脱いで、おちんぽを露出。 想像以上に大きな肉棒を見て、私が喉をごくりとさせちゃってたらさ。 ゴムもつけずに、膣口に亀頭をあてがってきて…。 ずぶずぶって。生で挿れられちゃったんだー……。 焦らされただけあって、快感もひとしお。 デカチンに膣壁をかき分けられる感覚は、堪らなくてね…? 挿れられただけで、イッちゃったんだ……。 それから、いちゃラブセックスのスタート。 ……晃さんとのセックスは、すっごく気持ち良くてね? 間違いなく、いままでで一番。 これまでのえっちがお遊戯に思えるくらいだった…。 ただ闇雲に打ちつけるだけじゃなくて、私の反応を見てペースを調整してくれて。 私のおまんこがデカチンに馴染んだのを悟ると、途端にガン突き。 デカチンで奥まで突かれて、腰砕けにされちゃったんだ…。 腰を振っている間にも、彼は私の顔をじっと見つめてくれたんだけど…。 モデルみたいに格好良い顔と見つめ合うと、この人とセックスしてるんだって実感して…。 子宮が疼(うず)くような感覚がしたなぁ…。 私って、面食いだったのかも……。 セックスの最中にも、いっぱいちゅーしてくれてね? ベロチューしながら正常位で突きまくり。 おっぱいも揉みしだかれていたから、至るところが気持ち良くて大変だったんだよ? 晃さんは器用だから、キスをしている間にも腰振りの勢いは衰えなくて…。 脳が蕩けるような快感に、何度もイカされちゃった……。 ……30分くらいは繋がり合っていたかな? 晃さんはようやくイッてくれたんだ。 私のお腹の上に外出し。熱い精液をお腹に掛けられただけで、私は身体を震わせちゃってた…。 この頃には、全身が性感帯みたいになっちゃってたね…。 まだ一回しかしてないのに、私は息絶え絶えだったんだ……。 晃さんの下半身はまだ元気だったけど、私が死んじゃいそうだったから一時休戦。 イチャイチャしながら添い寝して、休憩したんだ。 久しぶりのいちゃラブえっちを終えて、私は憑き物が落ちた気分。 セックスって良いものだったんだなって、久々に思い出して。心が満たされる感覚に浸っていたんだ…。 ここで終わっていれば、いい思い出になったんだろうなぁ……。 晃さんに促されるまま、シャワーを浴びてね? バスローブを羽織ってから、部屋に戻ったんだけど…。 晃さんはスマホを手に持って、誰かと通話してる様子でさ。 私は少し不穏な予感を覚えながら、遠巻きに見てたんだ……。 私がシャワーから戻ったのに気がついて、晃さんは振り向いてね? 「おっ、シャワー出たんだ。ちょっと来てよ」って。 腕を引かれて、ソファの上に座らされたんだ。 どうやら、晃さんはビデオ通話か何かをしている様子で。 私の肩を抱きながら、スマホの画面を見せつけてきたんだけど…。 そこには、驚きの光景が映っていたの……。 ――ライブ配信の画面だったんだ。 ……同接数は400人台。 画面には所狭しにコメントが並んでいてね? その内容を見て、唖然としたよ…。 『こんばんは!』『レンカノちゃん見てる~?』『可愛い』『清楚系でタイプだわ』『乳デッカw』『Gカップくらい?』『俺もやりてー』『ヤラセじゃないの?』『おっぱい見せて!』って。 私に関する卑猥(ひわい)なコメントで溢れていたんだ……。 ……呆然とする私に向かって、晃さんは事情を説明してきたの。 どうやら、晃さんは有名なナンパ系配信者らしくてね? 街中やネットでナンパする様子を普段から生配信で流してるそう。 その日も、とある企画の配信をしてたらしいの。 レンタル彼女をお持ち帰りできるかチャレンジって企画……。 私と顔合わせをしたときから、こっそり配信をつけてたみたいでね? 音声だけだったらしいけど、セックス中も配信してたみたい…。 私の顔も、喘ぎ声も、はしたない姿も…。 全部、何百もの人に晒されちゃったんだよ……? 「スパチャで荒稼ぎさせてくれてありがとう!」「セックス配信、リスナーに好評だったぜ?」「まさか、こんな簡単にヤれるとは思わなかったわっ」「小鳥ちゃんがビッチすぎてチャレンジにならなかったね?」って。 別人みたいにチャラい態度で、バスローブの中に手を入れて生乳揉んできてさ。 私は理解が追いつかなくて、呆然とすることしかできなかった。 とてもじゃないけど、現実だとは思えなかったんだ……。 ……王子様のように優しくエスコートしてくれた彼はもういない。 私に優しくしてくれたのは、ヤリモクどころかお金目当て。 配信を盛り上げるための道具としか見られてなかった。 そう思うと、全てが馬鹿らしくなったよ……。 だけど、見せつけるようにベロチューされて、ようやく我に返ったんだ。 全世界に晒されてることを思い出して引き剥がしたの。 「やめてくださいっ」って。本気で拒絶したんだけど、晃さんはヘラヘラ笑っていてね? 「さっきまでメロメロだったのにつれないじゃん♪」「あー…おっぱい揉んでたらムラムラしてきたわ」「配信切るから仲直りセックスしよ?」って。 自分勝手なことを言いまくり。 私をソファに押し倒して、バックから挿入してきたんだ……。 バスローブを着たまま着衣セックス。 いけないと分かってるのに、私は流されてしまってね? 組み伏せるみたいな感じで犯されちゃったの……。 さっきまでとは違って獣のように荒々しい腰振り。 おっぱいを揉む手つきも雑な感じで、自分が気持ち良くなることしか考えてなかった。 私はすっかり性処理便器扱い…。 ほとんどレイプなのに、なぜか身体は反応しちゃって…。 感じてしまってる自分が嫌いになりそうだったよ……。 無理やり組み伏せて征服欲が満たされたのか。 晃さんは最初のえっちより興奮してる様子でね? 私を抱き寄せて密着しながら、デカチン打ちつけまくり。 バスローブの中に手を入れて、ぐーって乳首を摘(つま)んできたの。 私はビクビクビクって身体を震わせちゃって…。 よがり狂う私を見て、晃さんはご満悦。オモチャを手に入れた子供みたいに楽しそうに笑ってたなぁ……。 よっぽど興奮してたのか。 一回目とは違って、すぐに射精感が襲ってきたらしくて。 より一層、壊れちゃうくらい。腰振りを激しくしてきたんだ…。 「知らない男に股を開くからこんなことになるんだぜ?」「ビッチを卒業するために教育が必要だな」「俺が種付け射精して分からせてやるよ」って。 意地悪に言葉責めしてきたと思うと有言実行。 逃さないとばかりに両手を掴んでガン突き。 最後に奥まで一突きしたと思ったら、晃さんはビクンて震えてね? 生暖かいものがナカに注がれていく感覚に襲われたの。 軽薄なナンパ師に…中出し射精、されちゃったんだよ……? ……その後のことは、よく覚えていないんだ。 アフターケアするように頭を撫でられて、少しばかりのチップを握らされて。 タクシーに乗せられて帰らされたんだけど…。 なにを話したのか記憶は曖昧。ショックで頭が働いてなかったのか、朧(おぼろ)げなんだ…… ……これは後から知ったことなんだけど。 晃さんは、配信を切り忘れていたらしくてね? 晒されちゃったみたいなんだ。セックスしてる様子が、映像で……。 すぐにアーカイブは消されたみたいなんだけど無断転載されて。 私が乱れる生々しい映像がネットに拡散されちゃったの。 私のハメ撮り動画…全世界にばら撒かれちゃった……。 勇気を出して一度だけ確認したけど、結構ガッツリ映っていてね? 蕩けた顔とか、はだけたおっぱいとか、はしたない喘ぎ声とか。 恥ずかしいところ、全部曝け出されてた……。 私を知ってる人なら、絶対に私だって分かる内容……。 この動画を大勢に見られてると思うと、羞恥心で死んじゃいそうだよ……。 ……まとめサイトにもまとめられちゃってね? 瞬く間に特定されて、SNSに卑猥なDMが届きまくり…。 私の動画がみんなのオカズにされてることを嫌でも伝えられて…。 怖気(おぞけ)が走るくらい気持ち悪かった……。 私の名前で検索したら動画が出てきちゃうけど…。 きみは絶対に見ちゃ駄目だからね……? ……えっ? イきそう……? ……あっ。うん。いいよ?イッて? 愚痴はもう終わりだから。 きみの好きなタイミングでイッてくれていいよ…? きみがセックスごっこで気持ち良く射精できるように。 えっちな言葉を囁いてあげるね…? レンタル彼女に膝上ハグされて勃起しちゃったおちんちん♡ 浴衣越しおまんこに擦りつけて気持ち良いね? きみのおちんちんの硬さも♡熱も♡布越しに伝わってくるよ? 日本中の男のオカズにされちゃった汚(けが)れた女だけど…いまだけはきみの彼女だから。 ぎゅ~って抱きついて、おまんこ押しつけて…射精を煽ってあげるね? 遠慮なく精液ぴゅっぴゅして、種付け射精してる気分になろ? 幼馴染とのセックスごっこで、パンツの中に射精しよ? はいっ♡ぴゅっぴゅっ~♡ぴゅっぴゅっぴゅっ~♡ぴゅるるるるぅ~♡ ……んふふ♡ ビクンビクンしてる…♡ 子鹿みたい…♡ きみは他の男の人と違って可愛いね…? 全部出るまで、ぎゅ~ってしといてあげる♡ ぎゅ~~~っ♡ よしよし、よしよし……。 よしよし、よしよし……。 ふぅ…。やっと、ビクビク止まったね? もう全部出た?大丈夫そ……? ……ん。 じゃあ、もう邪魔だと思うからどくね? んしょっと……。 はいこれ。ティッシュ。 パンツの中、グショグショで気持ち悪いでしょ? 人が来ないか見ていてあげるから。 精液拭きなよ。ね? ……あっ。そうだ。お会計。 忘れないうちにお金貰っておくね? ……ん。ありがとう。 これでレンタル彼女としての仕事は終わり。 終わりだから。 後処理が終わったらさ。 友達として、駅まで送ってくれるかな? 【トラック5】 ふぅ…。 流石に遅い時間だからか、帰り道に人はいないね? 私たち二人だけの世界みたいだ。 えっと…改めて、今日は愚痴を聞いてくれてありがとね? まだ傷は全然癒えないし、問題は解決したと言えないけど…。 ちょっとだけ、スッキリしたよ……。 動画が広まってから、リピーターの彼氏さんにも身体を求められたりしてさ。 ますます男性不信を拗らせそうだったんだけど…。 最後まで、きみだけは優しくしてくれたね? 本当にありがとう。きみのお陰で、男の人にも良い人はいるんだって学べたよ? あの…最後に、伝えておきたいことがあるんだけど。 ちょっと、いい、かな……? ……ん。ありがとう。 じゃあ、言うね? ――私、地元に帰るんだ。 ……驚いたよね?突然だから。 でも、もう決めたことなの……。 えっと…私のハメ撮り、大学の知り合いにも見つかっちゃったみたいでね? 噂が広まったのか、大学の男子たちから毎日のように連絡がくるようになったの…。 大抵はデートの誘い。動画の件を持ち出して、ヤラせてってストレートに頼んできた人もいたなぁ……。 よっぽど簡単にヤレる女だと思われてるんだろうね? あはは…… ……大学中の男子から、性的な目で見られてる状況。 女友達にもきっと陰で軽蔑されてる……。 とてもじゃないけど…夏休み明け、復学できそうにないから…。 大学を辞めて、地元に帰ることにしたんだ……。 元々親にも無理を言って進学したから。 都会の生活に慣れないって話したら、事情を知らない親も賛成してくれてね? 地元に戻って就職することになりそう……。 そういうわけだから、レンタル彼女の仕事はこれで最後。 きみがレンカノとして最後の彼氏だったんだ。 終わりよければ全て良しってわけじゃないけど…。 最後に、良い思い出を作れてよかったよ……♪ ……んぅ。もぅ、そんな寂しそうな顔しないでよ~。 二度と会えなくなるわけじゃないんだし。 きみが帰省したら、ご飯でも行こうよ? 他の友達も誘って、みんなで集まったらきっと楽しいよ?ねっ? ……あっ。こら、だめ。 手は繋いじゃ駄目だよ? 私はもう彼女じゃないんだから。 異性の友達にこういうことをするのは良くないよ?めっ。 ……あっ。もうこんな時間。 あんまりのんびりしてると終電過ぎちゃうね? ちょっと、急ごっか。ね?