【プロローグ：入り浸りシスターの不器用な愛情表現】

おじゃましま～す
うぁ、男の部屋って感じ、ちょっと汗臭いかも
…うそだよ、君とおんなじ…いい匂い♪
よしょ…っと…ん〜、はぁ
立ちっぱなしで疲れちゃった
…君さ、今日…来てくれなかったね…
気づくよ、そりゃ…いっつもしつこく絡んでくるじゃん
仕事、結構忙しいのに…
天気いいね～…とか、新しい髪型似合ってるね～…とか
毎日話しかけてくれるでしょ？
あ、謝らなくていいよ。
…あれ、結構嬉しかったし…今までそんな人いなかったから。
だから、さ…今日も待ってたんだよ？
君が声かけてくれるの…
でも、来てくれなかったから…
なにかあったのかなって、心配になって…
来ちゃった…ごめんね
んぅ…あのさ、悩んでること…あるなら言ってよ
…楽にしてあげるよ？
最近、君のおかげで気分良かったし…今度は私の番だから…
教会…来る気分になれないんでしょ？
君が来てくれないと…つまんないよ
……っ！？
そ、そっか…
…んぅ…それは…恥ずかしかったし…また裏切られるのが怖かったから…
距離置こうとしてた…ごめん
君のせいじゃないよ…
…本当は…私も君のこと…ず〜っと…考えてた…よ？
…あはは…なんか照れくさいね
もぉ…わかったよ…
ね、君、ちょっと目つぶっててよ…いいから♡
…んっ…ちゅっ♡
…ふふ、これで分かった？
明日はちゃんと、教会きてね
待ってるから…
あ、それとさ…ここ、また来ても良い？
なんか居心地よくて…気に入っちゃった
…っ！うん…ありがと♪
じゃ、また明日ね…約束だよ