台本&補足 ※1:()の中は自分の演技に役立てるための場面説明とか、キャラの心情の補足です。 ※2:先輩()は先輩多分こう答えてるだろうなーという予想セリフです。 ※3:目安なのでアドリブも含まれます。正確な台本では無いです。 電話音プルルルルル 先輩(もしもし) あっ♡やっと出たぁ。せーんぱい♡おつかれさまです♡ 先輩(…桜井か…。おつかれ…) もー、なんですぐ出てくれないんですか! 先輩(こっちにはこっちの都合があるんだよ…) …あっははは!相変わらず辛気臭い声〜w可愛い後輩からの電話ですよぉ〜? 先輩みたいな陰キャくんには一生味わえないであろう僥倖、ちょっとは喜んでもいいんじゃないですか?♪ 先輩(辛辣だなぁ、そんなに言うか?) 辛辣だなって…そりゃ先輩相手ですもん♡ 先輩(まったく…。) 先輩が暗いのってぇ〜、やっぱりあれのせいですか? 先輩(え、なに?) え?…いや、聞きましたよぉ? また部長に怒られたようですね♡なんでもぉ、顧客データを間違えて消しちゃった部下の肩代わりとか♡ かわいそぉ〜♡ 先輩(うっ…) …ま、まぁ…そこも先輩のいい所、ですけどね♡ 先輩(ん?ごめん今声小さくて聞こえなかった…) …いや、なんでもないです。 だいぶ部長怒ってましたねぇ♡先輩、会社辞めたくなっちゃいましたぁ?w そしたらぁ、私がけ、結婚して…養ってあげまちょうか〜?w 先輩(いいよ。) …えっ?!ほ、本気で言ってます? 先輩(じゃあ付き合おうか。) じゃ、じゃあ付き合おうって…。 アンタみたいな能無しとけ、けけけ結婚とか…さ、最悪ですよっ!金積まれても嫌ですからっ! 先輩(そ、そうか…。…。) …いやそんな…悲しまないでくださいって… え〜?も、もしかしてぇ〜マジだったんですかぁ〜?ウケるぅ〜www 先輩(・・・。) あはは!黙っちゃった!せんぱいかわいーい♡ 先輩(はいはい。…ハァ) ってかぁ、せんぱい…。 先輩(ん?) 付き合うって言えばその…。 今日夕方頃話してたあの女の人、誰なんですかぁ? 先輩(え、だれ?) え、いたじゃないですかぁ。なんか仲良さそうに話してた…。 先輩(あぁー、経理の人ね、あの人、里中さんって言うんだよ。) 経理の里中さん?へぇ〜、すごい美人でしたねぇ〜。 え、もしかして先輩、あの人狙ってるんですか?w 先輩(うーんまぁ、素敵だとは思うよ。) え?…素敵な人だとは思う…? っ…!(声が震える)き、きっしょ〜!!!日向さんかわいそ〜www 先輩ってああいう大人っぽい感じが好みなんですかぁ? あんまっ…夢見ない方がいいですよっ…!グスッ 先輩(夢なんか見てな…) だってぇ、せんぱいってぇ〜、いっつもお昼ご飯の時とか一人でいますよねぇ〜? それなのに先輩、里中さんをランチに誘ったりできますぅ? 先輩(1人で悪いかよ) いや、1人なのが悪いってわけじゃないですけどぉ〜 例えばほら、2年目の田中先輩とかぁ。よく課長とご飯行って気に入られてますよぉ?笑 先輩(えっ、そうなの…?) えっ、知らなかったんですか?笑 ざーこざーこ♡コミュニティ形成の敗者♡コンビニ弁当だけがお昼時間のお友達♡ 先輩(なんだ、そりゃ…。) え?先輩知らないんですか?今流行りのメスガキっすよぉ〜! 先輩(それにしたって、何もそんなに言うことないだろ…。大体おまえは…) ごめんなさい!言いすぎました!すいませんって! わかつた!じゃあ今度私がぁ、お弁当作ってきてあげましょうか?♡ 先輩(えー、桜井が?腹壊しそうだな) いや!けっこうこう見えてぇ…私家庭的なんですよ?笑笑 仕事のできない雑魚雑魚先輩がぁ、もっともぉ〜っと頑張れるようにぃ、お、奥さんみたいな…ら、ららら…ラブラブ弁当作って、おまじないをかけてあげますからぁ♡ だからっ…!里中さんとカフェでランチ食べるよりっ、私のお弁当を選んだ方が、いいと思いますよ…! 先輩(なんか余裕ないな、どうした…?) …いや!そんな一生懸命とかじゃなくて! …っ、わ、わたしはぁ!先輩のことをおもってぇ! だ、だってぇ… …どうせコミュニケーション失敗して恥かくの目に見えてますし♡ 先輩(…そんなに俺(私)って…。 うぅ…。) …ん?なんすか?……え?あー…つまりこう言いたいんすか?そんなに先輩は魅力がないのか、と。 先輩(…はい…。) いや〜だってさぁ〜無理でしょう〜笑笑。 先輩なんか暗いしぃ〜、何考えてるか分からないしぃ〜、人を避けてるじゃないすか?いっつも単独行動でコミュ力無いしぃ〜 先輩(うっ…) と、とにかくっ!そんな雑魚コミュニケーションの先輩がっ!突然里中さんをランチに誘ったらキモがられるっすよ!!!だからやめときましょうって!!! 先輩(…いや。…あのさ…その…里中さんは…) えっ、…っ…。なんですかっ…! え?もしかしてあれすか?「いやでも自分はこの間里中さんとこんなことあって〜ワンチャンあると思うんだよな〜」とか言いたいんすか? いや!!!興味無いですっ!!!ほんとにっ…!聞きたくないですからっ…!やめてっ… … … え…? せ、先輩は…私の方が…素敵だと思うん、ですか? 今度一緒にお昼食べてくれ…って… いや、だって、そんなっ…(慌てふためく) あのっ… えっ… …〜〜〜〜〜っ!!!!!(嬉しそう) ばっ、馬鹿じゃないですか?!/////誰がアンタなんかとご飯食べたがるんです? ってか、先輩って私を狙ってたんですか?後輩と?ワンチャン?き、きっしょ〜〜〜♡♡♡♡♡えー!ほんとーにありえない♡♡♡釣り合うわけないじゃないですかぁー♡♡♡♡♡ そっ、そもそも!私が先輩と会社で仲良さそうに一緒にいたら、へ、へへへへ変な噂が立っちゃうじゃないですか! 私そんなの真っ平御免ですからっ!先輩となんかほんっとーに有り得ない!最悪! そんなに嫌なのか?って…そ、そもそも! 私がなんで会社では全然話しかけてこなくて、オフの時ばっか通話してくるか分かります? そ、そういうのをっ、避けるためですよっ! 先輩と変な噂立っちゃうと、他の人達が私に寄ってこなくなるんですからっ! 先輩(じゃあ電話はなんで…) …え?じゃあなんでこんなに毎日通話してくるんだって …そりゃw暇だからですよーw雑魚雑魚先輩はおもちゃにちょうどいいですしーw だからっ!先輩のことなんてっ!これっぽっちもす、好きじゃないですからっ!!!ぜんっぜん私の好みじゃないですしっ! (ま、まぁ?先輩がどうしてもって言うなら?今度一緒にデートで口説いて───・・・)←小声。先輩には聞こえない …今好きな人いるのか?って…、わたしが? …い、いますよ…、すっごく素敵な人…。 私が、なかなか…素直になれなくて…。全然進展しませんけど… 先輩(…そうなんだ。 …誰?) いや、なんで答えなきゃいけないんですか!嫌ですよ! 先輩なんかに答える義理ないじゃないですかっ! 先輩(じゃあ、当ててみようかな。 …木村くんとか?イケメンだし) 木村さん?…あー…先輩より後輩だけど先輩より仕事出来てカッコイイですよねぇ。 先輩(じゃあ…三浦さん!) 三浦先輩…?うーんまぁ…、優しくてフォローも上手いし、人気ですよねぇ。 先輩(違うのか…。じゃあ───・・・) いや!だからっ!教えませんって! 先輩(どんな人かだけ!) どんな人かだけでもって───・・・ …不器用だけど後輩思いで、仕事遅いって言われてるけど、実は他人の仕事をよくフォローしてるから、その分自分の仕事できないだけで、本人でも気付いてないですが、実は誰よりも仕事早くて完璧で…、すっごく優しくて…でもなんか影があって…支えたくなるような…(ベタ褒め) (突然の電話にっ、いつもいつも付き合ってくれる人ですっ…)←すごーく小さい声 (この頃には先輩、こんな人に敵う訳ないと茫然自失としてしまい↑の小声を聴き取れない。そもそも小さすぎて聞こえないのも無理は無い。) …あれっ?先輩?き、聞こえてました?最後の方聞いてなかったですよね?! ちょっとー!人に言わせといてっ…!先輩!…先輩?もしもーs…プツッ。ツーツーツー 翌日 (ピンポーン※SE) …ピンポーン (5秒) ピンポーン トントントン(ノック) せんぱーい! トントントントンピンポーン …留守かな(凄く遠い小さい声)…。ガチャっ …空いてる? あれ、電気ついてる。、(…はぁ。)せんぱーい。居留守ですか? いるんだったら出てくださいよー …。 上がりますよー…。 … 今日来てないですけど、どうしたんですかー?(靴を脱ぐ音) 課長も心配してましたよー。 まぁ、私としては…先輩が辞めることになったら嬉しいけどぉ〜www …ぁー…(出方を伺い、次の手を考えてる感じの声) (ギシッと音がして、上に上がったのがわかる。立ち止まる。) っ…。ってか、うっわ〜廊下きたなーい!! やだぁ、掃除してないんですか?私、ストッキング出来たのに… こんなにだらしないとかマジでクズですね。きっしょー笑。わ、私が毎日掃除しに来てあげましょうか?笑笑 なーんて。 …。 (廊下を歩く) (部屋の前でノック) ん?なにこれ?…付箋? えーっと、 『櫻井は入ってくるな』?『もしこれを櫻井が読んだなら、別の人を呼べ』? はぁ?意味分かんない… …。 もしかしてぇ〜、そうやって心配されようって魂胆ですかぁ?きっつー笑笑。 クズのことなんてぇ、心配する人いませんから笑笑。自己評価高すぎ?笑 ま、まぁ?確かに先輩は、ぁ、頭いいし、後輩を色々助けてくれますけど?気取ってないところも凄く素敵ですけど?ちょっとしたお返しの時に選ぶお菓子とかかなりセンスありますけど?それくらいしか取り柄ないって言うかぁ〜 … そ、そろそろ何か言ったらどうですか?!私を無視するなんていい度胸じゃない?!クズの癖し…(ガチャ)て… … … せ、先輩…? え、あの…。え…? (理解できない目の前の光景に対し、有り得ないと分かっていながらも先輩そっくりの人形か、先輩が何らかの方法で首吊りの真似をしてドッキリを仕掛けているのだと思い込む) ハッ、ハハ…な、にしてんですか〜…。からかってるんですか?やだなぁ…。 せんぱーい笑。もういいですからー笑。わかりましたーごめんなさいー、ビックリしましたから。先輩にしては上出来です! ネタばらししていいですよー(棒)(色んなところを振り返りながら) 昨日はちょっと言いすぎましたから…ごめんなさい…。私、そんなつもりじゃ…なくて…。別に三浦先輩も木村さんも…そこまで興味無いですし… … ねぇ、こういうのいいからっ…。どうせ、どこかで撮ってるんでしょ?頬つねりますよ…? …っ。 ぁ…。(ガタンッ)倒れる ほ、ほんものだ…。ほんものの…先輩…。 (過呼吸) (荒い息) ぁ…ぁ…うそ…。うそだ…。うそ… いやああああああああああああああああっっっっっっっっっ!!!(発狂) せ、せんぱいっ!せんぱいっ!息してないっ…!え、なんでなんでなんで?!どうして?!せんぱい?!返事してよぉっ!!! なんでっ?!どうしてっ首吊りなんてっ…!!! 今…いま下ろしますからっ!!!!!うっ…クッ…な、縄っ…硬くてっ…(数秒奮闘)アァッ!!!爪…爪がっ… そ、そうだっ、ハサミっ…!!!はさみっ!!! (ガチャガチャ) あった…!!!!!ぁ、あ…はや、早くっ… チョキンッ!!!!! ゴドンッ!!!!!!!(床からそんなに離れていないので、落ちる音はそんなに大きくない) あぁっ!!!先輩っ!!!先輩っ!!!息してないっ…!!! ど、どうしよう、えっと、じ、人工呼吸!!! っ…。(過呼吸で上手く出来なくてグチャグチャ) う゛っ…ブオエエエエエエエ!!!!アグっ、う゛ぁ゛っ…!くさっぐざい゛っ…!!!ぜ、ぜんばいっ…!いまっ…!ぐ、あ゛ぁ゛っヴォエッ…(死体なので臭っている。再度嘔吐) …そうだっ…!救急車っ…!救急車ならっ…!、! ぁ…ふ、ふるえてっ、も、もじっがっ… うぅっ…!は、やくっ…!!ハァッ、ハアッ、ハァッせ、せんぱいがっ、しんじゃうっ…(過呼吸) ────────────────── ガチャッ (もしもし、火事ですか?救急ですか?) しばらく過呼吸と何か言おうとしても何も言葉が出ないのが続く (あのー、もしもーし。) ハッ、ハッ、ハッ…!ッ…!ア… (いたずらですか?…はぁ。) あっ、もしもし?!えとあの、そのえっとあのあの…!たっ、たすけてっ…!そのあの、なんかえっと…!ちがうんですっ!いたずら電話じゃっ…!あのっ…! ─────────────────── ブツッ っ…!どうしてっ、… (混乱した頭で思いつく限りの"自分が出来ること"が尽きてパニック加速) ハァッ、ハアッ、 たすかんない…たすけられないっ…たすけてっ…だれかっ…たすけて…せんぱいっ…! 誰もいないのにっ!!!先輩以外だれもっ…!!!たすけてくれるひとなんてっ…!私にはいないのにぃぃぃっっっ!!!!(号泣) ヒック…ヒック…(しばらく泣き続ける) (独白タイム。まだ先輩が好きとかは声に出さない。) …せんぱい…うそなんです…。先輩が雑魚とか…嫌いとか…せんぱいなんか無理とか…そういうの全部… 本当は…先輩のこと尊敬してましたし…せんぱいの悪口言ってる人達見ると、何も分かってないなって思うし…なんだかんだ言いながら…いつも照れ隠しでついつい言い過ぎちゃう私に…付き合ってくれる先輩のことっ… っ…。 だからせんぱいっ…戻ってきてよぉぉぉっ… うううぅ… (カサッ) …ん?これは…遺書…?私には絶対に見せるなって表に書かれてるけど…なんで… … っ、せんぱいが死んだ理由が…書かれてるってことだよね…? …読んじゃダメって、書いてあるけど… ハッ…ハッ… ち、ちょっとだけっ… 『今回は、このような愚行に走ってしまい本当にすまない。馬鹿なことをしたと思っているが、どうか許して欲しい。 私はだいぶ前から、とある精神疾患を抱えていて、寛解した後も、再発に怯えながら暮らしていた。 そこから、自分が、キチンと会社に勤めて、愛すべき後輩部下達ができる所まで来たのは、周りのサポートがあってこそだと思っている。本当に感謝している。 しかし、周りの期待に応えようと頑張り過ぎたことが原因なのか、最近になって体調を崩すことが多くなってきた。 ミスも増えた。上司や後輩に迷惑をかけてばかり。 いつも出来ていた後輩のフォローも、上手く出来なくなってきていた。 やっとここまで来れたと思ったのに。 一生治らない。 自分がいつまた壊れてしまうか分からない。再起したくて奮闘しようにも、その努力ができない。 後輩にも散々指摘される始末で、もう自分は、何をやってもダメで、何も頑張れなくて、この世にいても迷惑をかける事しか出来ない罪深い人間だと思う。 そして、昨日はついに後輩にまで嫌われてしまった。 こんな自分が、人を好きになる気持ちを持ってはいけなかったのだ。これは自分への罰だと思っている。 でも同時に、嬉しいことがあった。どうやら彼女には、好きな人がいるらしい。どうやら頼りがいがあって、優しい人みたいだ。 魅力的な彼女なら、すぐにその人と恋人になれるだろう。 自分が居なくても、彼女はその人と一緒ならこの先安心だ。 自分はもう、疲れた。この先のことも、自分の病気のことも…。過去から、なにもかもから開放されたい。 これは良い機会だと思っている。 最後に、櫻井には事故死だと伝えておいてくれ。彼女がなんの曇りもなく、健やかで幸せに今後の人生を過ごしてくれることが、最後の自分の望みだから。』 …はは…。 …なによこれ…(紙をグシャッと握りつぶす) … うつ病…?そんなこと、一言も…(ポタポタと涙が落ちる音) (ここに来てようやく、人生で初めての告白。人生最初の告白がこれとかトラウマレベル) わっ…わたしがっ… 私が好きなのはっ…先輩だったのにっ… 先輩がいなきゃ…わたしっ… わたしがっ…さいごにわたしがっ…先輩を突き落としたのっ…? あ…ぁ…ァ… う゛っう゛ぼえ゛え゛え゛え゛え゛!!!あ゛っ、がはっ、うっ、ぐっ、 あ…ぁ…(自分の罪を自覚し、自責の念がジワジワと上がってくる) ごめんなざい゛い゛い゛い゛い゛!!!!!!!!!!!!!!!!ぜんばい゛っっっっっ!!!!ゆ゛る゛じでぇぇぇぇぇぇっ!!!!!(しばらく泣きじゃくる)い゛ぎがえ゛っで…!!!!お゛ね゛がい゛だがら゛ぁ゛ぁ゛ぁ!!!!!!!!!!!!!!!! ぎらいとがっ、雑魚どがっ、う゛ぞでずっ!!!ほんとうはっ!!!ずぎな゛の゛っ!!!ずっどぜんばい゛がずぎでっ…!!!ずな゛お゛に゛な゛れ゛な゛がっだだげな゛の゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っっっっっ!!!!!!!!ゆ゛る゛ぢでぐだざい゛い゛い゛い゛!!!!!!!! あ…ぁぁ…うぅ… ヒック…ヒック… わだじっ…なにやっでんのっ…。ぜんばいもっ、だずげられずっ、最期のぜんばいのっ、よむなっで、やぐぞぐまでっ、やぶっぢゃっでっ…わだじっ、わだじっ…!!! っ…、せんぱいがっ、女性と楽しそうに話してるの見ただけでっ…不安と嫉妬で狂いそうになるしっ…!!! せんぱいが珍しく笑うとっ、こっちまで嬉しくなるしっ…! 先輩のやさしくてっ、ちょっと照れた笑顔がっ…本当に好きでっ… こんな…こんな顔…見たくなかったっ… うぅ〜… (電話の音) …かちょう…。その、わたし…わたし…その… なんと、言ったらいいかっ… 先輩はっ…そのっ… (また段々と涙が出てきてしゃくり上げる) っ、すいませっ…。はいっ…、そうですっ、そこにいます…。 はいっ…わかりましたっ… ピッ (もう疲労で何も考えたくないタイム突入) 先輩…私は…どう償ったらいいですか…。 先輩… (カランッ)←瓶に入った謎の液体の薬と大量の薬を見つける … …自殺の前に、これを飲んだんですか。 先輩は、苦しみましたか?それとも、意識が朦朧として、安らかでしたか? …せんぱい… …わたしも、そっちに行ってもいいですか? …それとも、生きて償っていた方が、いいですか…? … (薬を開け、飲む音)ゴクッゴクッゴクッ …は、はは…。 こんな事したって…先輩は… 戻ってこないのに… ばかだなぁ、私、とことん馬鹿だ… (先輩の隣に横になる) ↓すごくゆっくり読む!!!!!↓ (先輩が生きてる間に何回も言おうとして練習していた言葉を、死体の隣で呟く。 ようやくツンデレのツンを取り払って練習の成果を魅せる場面が訪れたと思ったらこれだよ!死にたくなるね!死んじゃおうか!) せーんぱい、好きですよ。 先輩の顔とか声聞いてると、安心します。 いつも、顔見ると…てれちゃって、 職場では、話しかけられませんでしたけど… だからこうして、いつも電話してたんです…。 一生懸命働く先輩のこと、邪魔したくなかったし… だからこうして、電話してたんです…。 でも、いつも先輩は見守ってくれてましたね… 先輩…好きです… ほんとうに、好き… これしか言えなくなるくらい…すき… (けっこうためる) …だった… (グズグズと泣き出す) ……今さら言っても…先輩は、戻ってこないのに… …せんぱい… ごめんなさい… (しばらく無音) (電話の着信音。さっきの課長から。) (課長到着。チャイム音が何回も鳴り、ドンドンという音。しっかり鍵をかけていた為開かない。大家さんを呼んでこないとね!)