…あ…♡ おはようございます…♡ お目覚めになったのですね…♡ あなたのお目覚めを、 ずっと、お待ちしておりました…♡ 私の名前はトウカ…。 以前、弱っていたところを、 あなたに助けていただいた「狐」です…♡ ふふ…♡ あなたの優しさに恩返しがしたいと思い、 勝手ながら、私の屋敷にお連れさせていただきました…♡ こうして、姿も人間を真似して…♡ …え? はい♡ 私は人間ではありません…♡ その証拠に…♡ ん…♡ 頭の上に生えた狐のお耳に…♡ 後ろには… …ほら♡ 大きくて、ふわふわな尻尾も…♡ うふふ…♡ はぁ…♡ いかがですか…? 私が狐だということ…。 信用していただけましたか…? え…? コス、プレ…? その…よく、分かりませんが…。 このお耳と尻尾は、 正真正銘の本物、ですよ…♡ もし、よろしければ…♡ 直接、お触りになりますか…? ふふ♡ 神経が通っていますから…♡ 優しく、お願いしますね…? ん…♡ はぁ…♡ ふふ…♡ 少し、くすぐったいです…♡ ん、はぁ…♡ どう、でしょうか…♡ 私のお耳…♡ ん、はぁ…♡ ふわふわで、温かいでしょう…? ん…♡ ふふ…♡ どうやら、信じていただけたようですね♡ 良かったです…♡ ん…。 先ほども申し上げた通り… 私は、恩返しをするために、 あなたを、お招きしました…♡ あなたに助けていただいた、あの日から、 あなたのことを、ずっと、見守っていたんですよ♡ ふふ♡ 立派で、素敵な男性になりましたね…♡ …ですが、最近は随分お疲れのご様子でしたから…♡ 身の回りのことは、全て私に任せて…♡ この屋敷でごゆっくり、お過ごしください♡ …え? お務め、ですか…? ふふ…♡ そちらも、ご安心ください♡ この世界は、人間界とは時間の流れが異なります。 この屋敷でどれだけの時を過ごしても、 今のあなたのまま、あなたが眠りについた日に、 戻ることができるんです…♡ ん…♡ ですから…♡ あなたの気が済むまで、 この屋敷でのんびり、くつろいでいってくださいね♡ 旦那様…♡