妹がオートミールのことを白米だと言い張ってくれるボイス 声優:(声優名) だから〜、まず四天王の部屋に行くでしょ? それで部屋から下の扉でなみのりを使うんだよ! そしたらユニオンルーム内で電源を切って…… こっからが大変なんだけど……ってお兄ちゃん!お兄ちゃんってば! もう〜聞いてるの? なんか最近ボーっとしてるよね? 私の話全然聞いてくれないし……ていうか人が喋ってるのに、さっきから何食べてるのよ。 え、オートミール? その白米の出来損ないみたいなやつのこと? 美味しいの? え、絶妙に美味しくない? 白米の代わりにはなるけれど、できれば白米を食べたい? これをご飯だと言い聞かせて食べているけれど実際のところ、ご飯とはかけ離れている? どれどれ、一口もらうね。 うーん、たしかにまずいってわけじゃないけどぉ…… 白米のほうが美味しいなら、無理せずに白米を食べればいいじゃん。 昔はお米食べろ!みたいなこと言ってる動画よく見てたじゃん。 それなのにこんな白米もどきを…… え、オートミールは炭水化物じゃないから、白米より体にいいし、腹持ちもいいんだよって? まあ確かにお兄ちゃん、最近なんだかちょっと大きくなっているような…… 違うよ、承認欲求の話じゃなくて体の話だよ。 あえて触れないようにしていたけれど、太ってるの気にしてたんだね…… まさかダイエットしていたとは…… わかったよ! じゃあ、お兄ちゃんがオートミールを食べているときに「それは白米だ!」って言い張ってあげるね! そしたらオートミールを美味しく食べて、なおかつ痩せることができるよね! よし、任せておいて! じゃあ早速……えっと、あなたが食べてるのは白米です。 味があんまりしないでしょう? それはね、白米だからなんです。 白米!白米!白米! お兄ちゃんが食べてるのは白米なんだよ! え、味が全然違うって? それはね逆に味が違う白米なんだよ! 味も食感も違う白米だと思えばいいんだよね! そしたら、なんだか美味しく感じてくるでしょう? それが白米なんだ!! 逆に白米じゃなかったらどうしよう? そんな事を考えて泣いちゃう夜もあるよね……でも安心してお兄ちゃん。 それは白米なんだよ…… 白米のことを考えて泣いた夜もあったよね…… 親しいと思ってたクラスメイトに告白して、めちゃくちゃ気持ち悪がられて泣いた夜もあったよね…… (素)あ、それは関係なかった でも、もう泣かなくていいんだよ。 だってお兄ちゃん、今食べているのは白米だから、泣かなくていいんだよ。 うん、よしよし。 しかたないなぁ…… それは白米だけれども、今だけは泣いてもいいよ。 初めての恋が終わった時のように、今だけは泣いて良いよ。 それは紛れもなく白米なのだけれども、今夜は泣いてもいいんだ。 私の部屋に来て、むせび泣いてもいいんだよ。 私の枕を濡らしてもいいんだよ。 だけどね、お兄ちゃん。 いやだからこそ、それは白米なんだよ。 お兄ちゃん、大丈夫だよ。 お兄ちゃんが食べているのは、紛れもなく白米なんだよ。 白米もお兄ちゃんに「早く食べられたいでミル〜(高音)」って言ってるよ。 「早く白米として食べられたいでミルよ〜(高音)」って声がきこえてくるよ。 え?語尾がきになるって? 語尾の「ミル」は何だって? それは…… そんなことはどうでもいいよ。 語尾なんてどうでもいいよ。 白米の定義なんてそもそもこの多様性の時代に必要なことかな? すべて白米でいいんじゃないかな? 白米って言ってるんだからお兄ちゃんはつべこべ言わず食べてあげればいいんだよ。 いい加減にしてよね。 そろそろ食べ終わりそう? ええ!?なんだかんだ言いつつ食べ終わったの!? よかった〜!お兄ちゃん偉いぞ〜!!! さすが私のお兄ちゃん!ごちそう様がちゃんと言えたね! 偉いぞ〜! じゃあお皿洗ってきてあげる! 今日は一緒に寝よっか! じゃあまたあとでね! お兄ちゃん!