『蓄音レヱル2 ~ 万岡鉄道C12形蒸気機関車 C12 67専用レイルロオド すずしろ~』 ;//////// ;Track1:御一夜で一番の伝統工芸品、キジ馬を作る職人さんの手が奏でる音を集めちゃいます!(宮原工芸様での収録音源を使用。木片裁断、穴あけ、ニッパーでの竹ひご切断、車輪取付の音) ;//////// ;3/右(マイクと平行) 【すずしろ】「ほわーーーーーーーー(大いに感心してる声)」 ;環境音(室内空調) F.I ;3/右(マイクに目線) 【すずしろ】「ね? マネージャ――(苦笑)――じゃないか、いまはマスターか」 【すずしろ】「あのさ、マスター。すずしろ、結構すごすごじゃない? まさか第二回のレイルロオド・サミットの司会進行役も任せてもらえちゃうだなんて」 【すずしろ】「第一回目、そんなに評判よかったのかな? ハチロクさんに、評価してもらえてたのかな? どっちにしても嬉しいなぁ、自信になるし、やる気もでちゃう!」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「これも全部、マスターの、マネージャーのおかげだね。本当にいつもありがとう」 ;3/右 【すずしろ】「けど、喜んでばかりもいられないよね。今回のレイルロオドサミットでは、 参加者のみんな、音探しだけじゃなく、録音にもチャレンジしてもらうって話だし」 【すずしろ】「すずしろも司会進行、絶対失敗しないように、予習がんばっておかないと! 機材は西瓜さんに貸してもらえたし、ひととおりのレクチャーも受けたし、大丈夫かな? とも思うけど……」 ;3/右(接近囁き) →”ふふっ”でぱっと離れて ;3/右 【すずしろ】「すずしろが困ったときには、約束。マスター、助けてね? ――ふふっ!」 ;3/右 【すずしろ】「せっかく御一夜(おひとよ)で予習させてもらえるんだし、実際に紹介コンテンツにできるレベルの音、見つけて録音したいよね」 【すずしろ】「けど、クマ川くだりに蓑笠鍛冶店(みのかさかじてん)、登呂流湯(とろるゆ)さん。 有名スポットの音たちはもう、いろんな形で結構紹介しつくされちゃってるから~」 【すずしろ】「すずしろ! あえてのお土産物に着目してみました! より正確にいうと、お土産ものづくりの裏側に」 ;3/右→;1/前(マイクに背中) 【すずしろ】「って、いうことで~(一息吸う)」 ;SE ガラリ戸開け ;1/前(マイクに背中) 【すずしろ】「お邪魔します。取材のお約束をいただいてる――(相手の話を聞く2呼吸)――あ! そうです、すずしろです。よろしくお願いします!」 ;環境音 (キジ馬工房) F.I. ;3/右 【すずしろ】「キジ馬づくりの宮原工房の、宮原さんですよね。すずしろ、みてます、宮原さんのキジ馬とか花手箱。 っていうか買いました! 一目見てすっごくかわいかったから、 道の駅のお土産物売り場で!」 【すずしろ】「ハチロクさんの絵柄をあしらった花手箱、あれも宮原さんのご制作ですよね? すずしろたち、第一期製が体験した花手箱づくりも、ご指導の監修くださってたとか―― 本当にありがとうございます!」 【すずしろ】「そういうのもあって、今回すずしろ、録音させてもらって、もしいい音が取れたら――(話を聞く2呼吸) そうなんです! キジ馬のかわいさとか、宮原さんのこととかを、コンテンツ化して全国広くにババーンって紹介できたらいいなぁ、って」 【すずしろ】「そうできるかは、すずしろの録音次第ですから――もう、全力でがんばっちゃいます!」 【すずしろ】「ちゃんと予習もしてきたんですよ? キジ馬……御一夜の誇る伝統工芸品のこと」 【すずしろ】「木で作った鯉のぼりみたいな胴体に、小さな車輪がふたつ。 どうみても車なのに、名前は馬。キジ馬」 【すずしろ】「その秘密は生地師さん――山に住んでた木材のスペシャリストたちに由来がありそうなんですよね?」 【すずしろ】「生地師さん由来かも!? な、キジ馬作り方。すずしろ、興味津々です!」 ;1/前→;2/右前 【すずしろ】「どうぞよろしくお願いします! ――(話を聞く2呼吸)――あ、はい。じゃ、この椅子に失礼します。――よいしょっ」 ;2/右前 (椅子にすずしろが座り、その左後ろからマスターが見守っている体制。ので、適宜マスターへ振り向いていただけると幸いです 【すずしろ】「それがキジ馬の原材料なんですね? ええと……」 【すずしろ】「朴(ほおのき)の木。なるほど。これをまず荒くキジ馬の形にしていく――って!? 裁断機使うんですか!? 思ってたより豪快ですね」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「マスター知ってる? 裁断機って。昔はね、PCもプリンターもなかったから、わら半紙にガリ版印刷して、それを裁断機でゾリって切って、ビラとかプリントとか作ってたんだよ?」 ;3/右 【すずしろ】「じゃなくて! ええと、その――裁断機でって、どんな感じに――(話を聞く2呼吸)――え!? すずしろが体験させてもらってもいんですか!?」 【すずしろ】「だったら、ぜひやってみたいです!  ええと、まずは……(話を聞く2呼吸)――底面を二箇所切り落とす。了解です」 【すずしろ】「すずしろ、チャレンジしてみます! ――んしょ」 ;SE 裁断、二回 【すずしろ】「(集中した作業の2呼吸)」 【すずしろ】「さくさくっ!! すごい、めちゃくちゃ軽く切れますね! そんなに柔らかい感じでもないのに……(2呼吸)――ねるほど、こういうのを『刃あたりがいい』っていうんですね~」 【すずしろ】「この調子で、次は? ……(話を聞く2呼吸)――左右それぞれ、2箇所ずつ裁ち落とし――了解です!」 ;SE 裁断 連続2回→1呼吸おいて→また連続2回 【すずしろ】「んしょ……(集中して1呼吸→ほっと気を抜く1呼吸→また集中の1呼吸)」 【すずしろ】「あ! シルエット、結構キジ馬っぽくなってきた! これ、多分次――(2呼吸)――ですよね! 頭の形を作る。4箇所カット、了解です!」 ;SE 裁断*4 【すずしろ】「――頭だから、こう――(集中作業の2呼吸)……ああっ!? すずしろ、これナナメっちゃってますよね!?」 【すずしろ】「……この程度なら味で個性。よかった。ならこのまま続きで――(2呼吸)――あ、ありますね、鼻のとこの切れ込み。あれを入れるんですね~」 :SE 裁断(浅*2) 【すずしろ】「切れ込みってことは、浅めに……こう――で、こう――。うん! これは結構イケてるかも!」 【すずしろ】「で……そかそか、ここを削いだら確かに顎が出来ちゃいますね」 ;SE 裁断*1 【すずしろ】「ってことは~――(集中する1呼吸)――こう! ですよね!? えへへっ、すずしろ、裁断のコツつかめてきたかも!」 【すずしろ】「次はどこを! ――なるほど、車軸を通すための穴を、ドリルで開ける」 【すずしろ】「せっかく裁断なれてきたのに~って気もしますけど、ドリルも結構楽しそう!」 【すずしろ】「(話を聞く2呼吸)――ふんふん、わかりました。位置を定めて……慎重に」 ;SE ドリルで穴あけ 【すずしろ】「(集中して作業する2呼吸)」 【すずしろ】「あっ――思ったより全然スって穴あいちゃうもんなんですね。すずしろ、結構この感覚好きかも」 【すずしろ】「わ!? いいんですか? じゃ、やっちゃいますよ? キジ馬素体6体分! すずしろ、ドリルいっちゃいます!」 ;SE ドリルで穴あけ*6 【すずしろ】「(集中して作業する6呼吸)――あははっ!」 【すずしろ】「いいですね、この感触! すずしろ、もしも現役引退したらそのあと、キジ馬の穴あけ職人さんめざしたいかもです」 【すずしろ】「穴が空いたら……開けた7体を重ねて? ――棒? 細い竹――あ!  わかった! すずしろわかりましたよ! っていうことは~」 【すずしろ】「この穴に竹を通す――ですよね? やっぱり! じゃ、やってきます」 ;SE 穴に細竹を通す(音がしてないようならSE省略でも大丈夫です) 【すずしろ】「ん……(作業の1呼吸)」 【すずしろ】「じゃじゃーん、七連キジ馬メザシの完成です! で、このメザシを~(2呼吸)」 【すずしろ】「ですよね! 軸の竹をニッパアで切ってって、一体一体の車軸にしてく。ってことはキジ馬同士の真ん真ん中でカットできたら理想的、ですよね!?」 【すずしろ】「すずしろ多分、これは上手に――」 ;SE ニッパーで竹を切る*7 【すずしろ】「いち……にい……さん……よん……ごお……ろく……なな!」 【すずしろ】「ね!? イケてるでしょ?――イケてますよね! へっへーん、すずしろ、水道パイプをカットするのとか、案外得意なんですよ」 【すずしろ】「そしたら次は……短い針金? あーあー、なるほど! 今通したのは竹の棒、つまり中空ですもんね」 【すずしろ】「竹の棒が軸受けになって、そこに通した針金が車軸になる。手順、ほんとに無駄なく効率的ですね。さすが何百年も続く伝統工芸!」 【すずしろ】「で、こっちが車輪ですね?――材料は……あー、この太さの樫の木――そっか、スパスパ輪切りにして車輪にしたんですね」 【すずしろ】「そのセンターに――ふむふむ、針金を当てて、小さなハンマーで打ち付けて突き刺す。すずしろ、これはあんまり自信ないかもですけど――やってみます!」 ;SE 車輪と車軸を、針金を打って固定 【すずしろ】「こう……かな? センター取れてるよね、うん! (集中作業の2呼吸)――っと、こんなもんで――あ、オッケーですか? よかったぁ」 【すずしろ】「これで針金の片側に車輪がついたから、反対側を軸受に通して――で」 ;SE 車輪と車軸を、車輪を打って固定 【すずしろ】「もう一個の車輪も――(完成間際でテンションあがりぎみの2呼吸)――はい、できました!」 【すずしろ】「って、この状態でかなりキジ馬できてますよね!? シルエットがもう完全に完成してる!」 【すずしろ】「こっから先は――(話を聞く2呼吸)――ですよね、仕上げ。 裁断機で形を整え直して微調整して、それから絵付け」 【すずしろ】「(話を聞く2呼吸)――あー、そうですね。絵付けはたしかに音しなさそう。 けど――うん、せっかく体験させてもらえるなら、絵付けも体験したいです!」 ;3/右(密着ささやき) 【すずしろ】「って、ことでマスター。絵付けはマスターが体験してね?」 ;3/右 【すずしろ】「そしたら――(幸せいっぱいの微笑)」 ;;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「はじめてのキジ馬作り。ふたりの共同作業になるでしょ?」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track 2:御一夜の隠れた特産品。竹籠を編む職人さんの手が奏でる音 (人吉の大柿竹細工様での収録音源を使用。竹を2つ、4つと縦に割っていく、竹を削る、できた竹ひごたちを編み込んでいく) ;//////// ;SE 土の足音(ブーツ、一歩) ;7/左(横並び) 【すずしろ】「……ここ、だよね? マスター」 ;環境音  ;7/左 【すずしろ】「大柿竹細工(おおがきたけざいく)さん。宮原工房さんが、『いい音を探してるなら』って紹介してくれた場所」 【すずしろ】「竹細工って……聞こえるの竹の音だよね? どんないい音するのかな? すずしろ、想像もつかないけど――」 【すずしろ】「(一息を吸う)――すみませーん! 宮原工房さんにご紹介いただいて――あ! ですです! 女優レイルロオドのすずしろです! THKのドラマ見てくれたんですね! ありがとうございます!」 【すずしろ】「サインですか? もちろん! ええと……はい! このナタの柄に、ですね? お仕事道具にサインさせてもらえるなんて、すずしろ、ちょっと緊張です!」 ;SE サイン(マジックで、木に) 【すずしろ】「ん……(サインする1呼吸)――はい、どうぞです!」 【すずしろ】「で、ですね。すずしろ、マネージャーと一緒に御一夜の魅力を伝える音を探して。それで……うん……です。そうなんです! 宮原さんが、『大柿さんとこの竹はいい音する』って」 【すずしろ】「それですずしろ――(話を聞く2呼吸)――わ! 早速聞かせてもらえるんなら嬉しいです! ありがとうございます!」 【すずしろ】「一番最初は……竹ひご作り……竹ひごって、あの細くって長くって、びよーんびよーんってなる竹ひごですよね?」 【すずしろ】「あれってどうやって――って、それをこれから見せてもらえるんですもんね! まずは? ――(1呼吸)おおお! のこぎり!」 【すずしろ】「それで切って? あ、違う――(2呼吸)――ふんふん、竹材(ちくざい)の端っこを切り落として形を整えるだけなんですね~――っと」 ;SE のこぎりで竹を切る 【すずしろ】「(見守る8呼吸)――(感心の吐息)」 【すずしろ】「――さすがプロのお仕事ですね! お見事っ!! ってすずしろ素直に感じちゃいま――って、おおお!」 【すずしろ】「さっきのナタ! 今度はそれで? ――っ!!!」 ;SE 竹を割る 【すずしろ】「(息を呑んで見守る4呼吸)」 【すずしろ】「――すこんっ! って! 竹、超気持ちよく割れるんですね! ナタ、すごい! じゃなくて、割り方、技術がすごいのか!」 【すずしろ】「これ、もっと聴けます? この音――(2呼吸)――わーい! ありがとうございます!!」 ;SE 竹を縦割りにしていくのを、4~5回 【すずしろ】「(息を詰めて見守る16呼吸)」 【すずしろ】「(感心のため息)――すごい! 爽快! 気持ちいい!! スコンスコンって割られてくたび、竹が半分、もう半分ってどんどん細くなってって」 ;SE しゃがんで竹ひごをつまみ上げる 【すずしろ】「ね! 凄いよねこれ、マネージャー! 竹、すずしろの足より太かったのに、もう鉛筆よりも細いんだもん」 【すずしろ】「これもう、ほとんど竹ひご――あ、はい! 今度は室内にうつるんですね? すずしろ、了解です!」 ;SE 徒歩数歩、すずしろ(ブーツ)の足音のみ。土足ままで土→板の床。 ;1/前(マイクに背中) 【すずしろ】「(歩く4呼吸)」 ;1/前(マイクに背中)→(振り返ってマイク向き) ;SE 横開きのドア閉め 【すずしろ】「……失礼しまーす。あ、はい、じゃ、座らせてもらいます」 ;1/前→;7/左(着席でふたりならび) 【すずしろ】「よいしょ――っと」 【すずしろ】「それで今度は……わ! ナイフ。これで……うん……うん。竹の薄皮を剥いていくんですね? なるほどです――!」 ;SE 竹の薄皮剥ぎ 【すずしろ】「(驚き見守る2呼吸)」 【すずしろ】「ナイフの刃を当てて、その刃で薄く細い竹を抑え込んだまま、左手で竹をすうって引き抜く」 【すずしろ】「鮮やか! 薄皮、かつおぶしみたいに剥がれてくんですね~」 【すずしろ】「すずしろ、これももっと見たいし、聴きたいです! (1呼吸)――はい、ありがとうございます!」 ;SE 竹の薄皮剥ぎ(10本程度) 【すずしろ】「(軽快な作業をここちよく見守る8呼吸)――微笑」 【すずしろ】「……綺麗……これで竹ひご、完成なんですね!」 【すずしろ】「ちょっと触ってもいいですか? ――ありがとうございます! じゃ」 ;SE 竹ひご一本をびよんびよんと何度かしならせる 【すずしろ】「(楽しげな2呼吸)」 【すずしろ】「――しなりますね~! 板なのに紐みたいで、バネみたい! これはたしかに、いろんな材料に使えそう!」 【すずしろ】「竹ひご使った製品って……(話を聞く2呼吸)――なるほど。籠、ざる、お弁当箱――あ、蒸し物をする蒸籠(せいろ)とかも! それに? ……!」 【すずしろ】「そかそか! クマ川くだりで船頭さんが使ってるあの編み笠! あれも確かに竹製ですね!」 【すずしろ】「やっとすずしろ理解できました! 竹細工、御一夜の観光を支えてもいる伝統産業なんですね――(話を聞く2呼吸)――!」 【すずしろ】「あの編笠を作るときと同じ編み方!? わ! 凄い! すずしろ、教えてもらいたいです!」 ;編み方参考 https://youtu.be/PDO83meSdis?t=95 【すずしろ】「網代(あじろ)編み……やってみます! ご教示、よろしくお願いします!」 【すずしろ】「……うん……うん。最初に7本ヒゴをとって、で、それを縦に、間を詰めて揃えて並べる――」 ;SE 竹ひご並べ 【すずしろ】「ん……(作業の3呼吸)」 【すずしろ】「できました! そしたら次は? ――(2呼吸)――なるほど、並べたヒゴたちと垂直になるように――つまりは横に、ヒゴを一本編み込んでいく」 ;SE セリフ合わせで竹ひご編み(継続) 【すずしろ】「編み込む、っていうのは……(2呼吸)――ふんふん、並べたヒゴの2本を下に、2本を上に、また2本を下に、残り一本を上に――と、横ヒゴを差し込んでいく――ん……っと」 【すずしろ】「そしたら次は、一本ずらしで――一本を、下――二本を、上――二本を、下――二本を、上――」 【すずしろ】「さらに一本ずらして――だから、二本が、上――二本が、下――二本が、上――一本が、下――」 【すずしろ】「ずらしてもう一本――ってことは、一本が、上――二本が、下――二本が、上――二本が、下――」  【すずしろ】「さらにずらすと――あ! これでパターン一周かな? 二本が下――二本が上――二本が下で――一本が上――」 【すずしろ】「ってことはあとは繰り返しで――(2呼吸)――はぁい、すずしろ了解です!」 【すずしろ】「やってきますねー。よいしょっ……(集中して作業する16呼吸)」 【すずしろ】「よしよし、結構なれてきたかな――(集中して作業する16呼吸)」 【すずしろ】「――え? あ」 :SE stop 【すずしろ】「十分……って、わ!? すずしろ、夢中になっちゃってたんですね! まさかこんなに編めてるなんて!!」 【すずしろ】「そしたらここに? (1呼吸)――霧吹き、なるほど了解です!」 ;SE 霧吹きで霧をふきかける 【すずしろ】「(わくわくの1呼吸)」 【すずしろ】「そしたら――今編み込んだヒゴの隙間を詰めていく……わ!!」 ;SE 網代編みの隙間を詰めていく 【すずしろ】「(見守る間にどんどん嬉しくなる3呼吸)」 【すずしろ】「すごい! 芸術! 職人芸!!! 竹ひごの編み込んだの! 寄せて集めるそだれだけで、格子模様の綺麗な板みたいになるんですね!!」 【すずしろ】「網目、規則的――ってか幾何学的ですごく綺麗!!……(うっとりとした吐息)――これこそ工芸! 職人芸! 匠の技っていうヤツですね!」 【すずしろ】「これに補強を加えて、立ち上げて? ……あ! すずしろにも完成形が見えました! これ、箱――あ。ううん、持ち柄をつければ手提げバッグにする感じとか!」 【すずしろ】「竹製の、網代編みの手提げバッグ! 逆にモダンでかわいいかも! すずしろ、完成まで見てみたい――(話を聞く2呼吸)――!?」 【すずしろ】「いいんですか!? っと」 ;3/右(密着ささやき) 【すずしろ】「ね、マスター。時間って大丈夫だよね? ――(1呼吸)――うん! うん!」 ;3/右 【すずしろ】「じゃ! お言葉に甘えちゃいます。それじゃこのまま、おっきな区切りがつくところまで!」 【すずしろ】「ご教示、よろしくお願いいたします!」 ;環境音 F.O. ;//////// Track3:伝統の芳野旅館の貸切露天で温まり。御髪を洗ってお背中流しを (芳野旅館様での収録音源を使用。温泉環境音と、洗髪、背中流し) ;//////// ;SE ガラリ戸開け ;5/後(マイク向き) 【すずしろ】「(素晴らしく風情のある露天風呂に息を呑む)」 ;環境音 芳野旅館温泉。F.I. ;5/後→;7/左 【すずしろ】「……綺麗……大詔(たいしょう)ロマンだよね、これ……柄物のタイルに、多色使いの飾りガラスに――わ!?」 ;1/前(マイクに背中)→振り向き 【すずしろ】「見てみてマスター! この扉の奥!! 露天風呂!」 【すずしろ】「貸切風呂の敷地内に、さらに貸し切りの露天風呂とかあるなんて、めちゃくちゃ贅沢!!! しかも――うふふ~っ!」 ;7/左(接近囁き) 【すずしろ】「湯船ふたつを、マスターとすずしろとだけで独占できちゃうだなんて。ね? どっちのお風呂、先に入る?」 ;7/左 【すずしろ】「オッケー! すずしろもそっちがいいなって思ってた。じゃあかけ湯から点……あ!」 ;1/前 【すずしろ】「マスター、立ってるだけでいいよ? すずしろ特別に、かけ湯サービスしてあげるから」 ;SE かけ湯、セリフ合わせ ;7/左→;5/後→;3/右――;1/前 【すずしろ】「まずは肩でしょ? ……それから、背中……。反対の肩に……胸から、お腹……」 ;1/前 【すずしろ】「で、すずしろも――(かけ湯をする4呼吸)――よしっ」 【すずしろ】「じゃ、入ろ。温度どうかな? ……あ、ちょうどよさそう!」 ;SE タイルの足音、裸足、数歩 【すずしろ】「(うきうきした2呼吸)」 ;SE 湯船浸かる ちゃぽん ;3/右(二人並び) 【すずしろ】「くぅぅぅぅぅうぅっ!」 【すずしろ】「しみる! あったか! 気持ちいい!!!」 【すずしろ】「さすがは御一夜の誇り! 国の有形文化財! 御一夜随一の伝統と歴史とを誇る、芳野旅館さん!!」 【すずしろ】「100%天然温泉。アルカリ泉の炭酸泉! 加熱・循環一切なしのかけ流しとか、最高すぎっ!」 ;SE 手でお湯をすくう音  【すずしろ】「(うっとりとした一息)」 【すずしろ】「すずしろ、レイルロオドだけど。あったまって、癒やされてる~もう基板レベルから感じるもん」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「――マスターは人間だから。すずしろよりもーっと染みてるんだよね? きっと、このお湯」 【すずしろ】「いいなぁ。く~っ! 羨ましい。あ、けど――えへへっ」 ;3/右(密着) 【すずしろ】「こうしてぴとっとマスターとくっついてると――(はにかみつつ幸せな4呼吸)――うん。すずしろのいやし効果も、マシマシのマシマシって感じにアップしてくる」 【すずしろ】「だから、も少し……(うっとりとお湯と湯音を楽しむ8呼吸)」 ;3/右 【すずしろ】「――ん? ね、マスター。ここ……」 【すずしろ】「油汚れ……。ごめん。かけ湯のときうっかり見逃しちゃってた」 【すずしろ】「どこでつけちゃったのかな? ま、どこの汚れでも落とさなくっちゃね――っと」 ;SE 湯船から立つ ;11/右遠 【すずしろ】「(1呼吸)……すずしろが綺麗に洗ってあげるから! ね、マスター、洗い場に来て?」 ;環境音 F.O. ;SE 湯おけの音 かぽーん ;環境音 洗い場っぽく調整 F.I. ;5/後 【すずしろ】「……マスター、案外背中おっきいんだね。この背中で、いっつもすずしろをかばってくれてるんだ」 【すずしろ】「お礼にしっかり洗わなきゃ! だよね。手ぬぐいに……ボディーソープないから石鹸! シンプルだけど、そのぶん心、こめちゃうからね」 ;7/左(接近囁き) 【すずしろ】「すずしろのぜぇんぶ任せて、リラックスしてくつろいでてね」 ;SE 洗体。セリフ合わせで継続 ;6/後左 【すずしろ】「じゃ、左手からいくね、ん……(2呼吸)――ひじの、裏――(2呼吸)――それから、手首――(2呼吸)――あ、指、開いて?――そうそう――(2呼吸)」 ;4/後右 【すずしろ】「今後は右手で――(2呼吸)――って、ここ、赤くなってらってる――(2呼吸)――痛いとか痒いとかは――(2呼吸)――そかそか、だったら続けるね――(2呼吸)」 ;5/後 【すずしろ】「首から――(2呼吸)――肩――(2呼吸)――肩から――(2呼吸)――背中、で――(2呼吸)」 【すずしろ】「背中は――(2呼吸)――特に念入りに――(2呼吸)――すみから、すみまで――(2呼吸)――って、ほんとに広いね――(2呼吸)」 【すずしろ】「この洗いがいが――(2呼吸)――普段の頼りがいなわけだし――(2呼吸)――徹底的、に――(2呼吸)――丁寧、に――(2呼吸)……っと、ふぅ」 ;SE stop ;5/後→;3/右→;1/前 【すずしろ】「じゃ、ぐるっとまわって~――今度は前側は……(ためらう呼吸→安堵の呼吸)」 【すずしろ】「だね、マスターが自分であらったほうがいいよね。けどさ、それなら代わりにすずしろ、頭洗うね!」 【すずしろ】「すずしろ、この毛量で長さなんだから。髪洗うのは、多分マスターより上手だし――ふふっ」 【すずしろ】「オッケー。それじゃあ、最初はかけ湯で予洗い」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「目、閉じちゃってていいからね?」 ;SE 頭にかけ湯。湯を掬って→かける、を3セット ;5/後 【すずしろ】「ん……(作業をする6呼吸)」 【すずしろ】「よーしよし。たっぷりお湯で濡れたところを、やさしく指でほぐして行くねー。指のお腹をくるくると動かすイメージで、頭皮マッサージも兼ねながら」 ;SE 予洗い兼頭皮マッサージ 【すずしろ】「(作業する4呼吸)――どうかな、マスター。痒いとこ、ない? ……(2呼吸)――わかった、じゃ、このままでもう少し……(作業する4呼吸)――っと」 【すずしろ】「あったまった? ぽかぽかしてる? 汚れは結構掻き出せた感じだから、このままシャワー、かけちゃうね」 ;SE シャワー出し→手首にあてて温度を見る 【すずしろ】「ん……(温度を見る2呼吸)――マスター、温度ってこのくらいで――(1呼吸)――オッケー、じゃ――」 ;SE シャワーで浮かせた汚れを流す 【すずしろ】「手のひらで軽く撫でながら……(2呼吸)――撫でたところに――(2呼吸)――お湯をあてて――(2呼吸)――浮かせて、流すイメージで――(2呼吸)」 【すずしろ】「つむじ――(2呼吸)――生え際――(2呼吸)――右よこ――(2呼吸)――耳周り――(2呼吸)――」 【すずしろ】「反対にいって――(2呼吸)――耳まわり――(2呼吸)――後ろ頭に……――(2呼吸)――首の、生え際――(2呼吸)――ん」 ;SE stop→シャワーも止める 【すずしろ】「オッケーかな? シャワーもいったん止めちゃって……今度はシャンプー。行くからねー」 ;SE ポンピング――手で泡立て 【すずしろ】「汚れは予洗いでほとんど落とせてるはずだから、シャンプーはほんのちょっとでいいの――ん……これをたっぷり、泡立てて……」 ;SE シャンプー(継続) 【すずしろ】「泡立ったのを――(2呼吸)――こうして、わしゃわしゃ――(2呼吸)――両手を大きく動かしながら――(2呼吸)――軽く、かるぅく――(2呼吸)」 【すずしろ】「泡を、全体に――(2呼吸)――伸ばして、馴染ませて――(2呼吸)――頭皮、全部に――(2呼吸)――行き渡た、らせて――(2呼吸)」 ;SE stop ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「流す前。頭皮をかるぅく叩いてほぐすねね」 ;SE 左右の手で、頭皮全体を軽くとんとん叩いてマッサージ ;5/後 【すずしろ】「ん……(楽しげに叩きマッサージする8呼吸)――っと」 【すずしろ】「あとは流して洗髪おしまい! 流してさ、もう一度お湯につかって、たっぷりと温まりなったら――」 ;7/左(接近囁き) 【すずしろ】「お部屋でゆっくり、耳掃除してマッサージして、ごろんって眠るの、どうかなぁ?」 ;環境音 F.O. ;//////// Track4:真竹の煤竹耳掻きで、王道かつ丁寧な右耳耳掻き(膝枕をしての耳かきと、梵天での耳掃除に、耳たぶマッサージ) ;//////// ;1/前 【すずしろ】「お疲れさま、マスター」 ;環境音 室内空調 F.I. 【すずしろ】「お部屋、びっくりしちゃったね。おふとん敷くのかと思ったら、まさか次の間にベッドがあるとか!」 【すずしろ】「お風呂もダブルで、お部屋もダブル! さすが芳野旅館さんは違うね。すっごく贅沢」 ;1/前→;3/右前(密着)=ハグされる 【すずしろ】「レイルロオド・サミット大成功のご褒美っていっても、ここまでくると、ちょっとだけ気が引けちゃうかも。 だってすずしろ、ハチロクさんの代役で、司会進行つとめただけで――あっ」 ;2/右前(密着) 【すずしろ】「(ハグされて安心の4呼吸)……そっか、そだよね。すずしろはちゃんと自分の仕事を――代役を演じることを果たした。 これも、その報酬の一部だって考えたら、受け取らないのはむしろおかしな話になっちゃう」 ;1/前 【すずしろ】「……ありがと、マスター。おかげですずしろ、なーんの気兼ねもなく贅沢時間、楽しみ尽くせちゃう!」 ;SE( 微笑)のタイミングで、自分の膝をぽんぽんと軽く叩く 【すずしろ】「だから、さ。マスター――(微笑)――すずしろの膝、枕にしてくれる?」 ;3/右(密着ささやき) 【すずしろ】「すずしろの手でマスターにリラックスしてもらえることも、とっても贅沢な楽しみだから。だから、ね? お願い」 ;1/前→;3/右(膝枕で右耳が上の姿勢) 【すずしろ】「(移動待ちの2呼吸)――んふふっ、マスターの重みだぁ。安心するー」 ;3/右 【すずしろ】「じゃ、早速耳かきしてくね? 今日使うのは――じゃじゃん! もちろん竹細工! 真竹の耳掻き!」 【すずしろ】「耳掻きの王道なんで竹製なのか、すずしろ、今日竹細工工房を見せてもらって、めちゃくちゃ理解できたから」 【すずしろ】「竹のしなりに柔軟性。削りと磨きとから生まれる、きめ細やかさと肌あたりの良さ」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「わかったことを全力で――マスターのお耳に、すずしろ、わからせてあげちゃうね??」 ;3/右(接近・吹きかけ) 【すずしろ】「(ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ)」 ;3/右 【すずしろ】「うふふっ、期待してもらっていいよ? はじめは軽めに、浅いとこから――」 ;SE 耳かき(浅・継続) 【すずしろ】「よいしょ、っと……(集中して作業する8呼吸)」 【すずしろ】「あ、予想通り――(2呼吸)――ううん、予想以上、かな――(2呼吸)――この耳掻きの、ヘラ部分――(2呼吸)――うすぅく削られた、真竹の、ヘラって――(2呼吸)」 【すずしろ】「しなりを、活かせば――(2呼吸)――こんなに、軽い――(2呼吸)――撫でてる感じの……(2呼吸)――力、でも――(2呼吸)」 【すずしろ】「見える、汚れを――(2呼吸)――こんなに、スイスイ――(2呼吸)――剥がし、落として――(2呼吸)――行けちゃう、から。ん……(2呼吸)」 【すずしろ】「マスターの――(2呼吸)――お耳の、負担も――(2呼吸)――最小限に――(2呼吸)――お掃除、でき、そう――(2呼吸)」 【すずしろ】「こう、して、軽く――(2呼吸)――ほんとに、軽く――(2呼吸)――こしこし、こしゅこしゅ――(2呼吸)――する、だけ――で……(2呼吸)」 ;SE stop ;3/右(密着ふきかけ) 【すずしろ】「(ふーーーーーっ、ふっ、ふっ)」 ;色んな角度から覗き込み 【すずしろ】「どうかな? マスター。ほんとに軽くしか力いれてなかったんだけど――(観察をする4呼吸)」 【すずしろ】「だよね、うん。浅いとこ、すずしろ的には過去一軽く、だけど綺麗にお掃除できた気がしてた」 【すずしろ】「やっぱいいね、この耳かき――(微笑)」 ;3/右(密着囁き) 【すずしろ】「だからこのまま、もっと深くまでいっちゃおう?」 ;3/右 【すずしろ】「けどまぁ、深いところであんまりしならせるのも怖いから、慎重に慎重に丁寧に……」 ;SE 耳かき(深・継続) 【すずしろ】「ん……(2呼吸)――っと、あれ?――(2呼吸)――どうして、かな……(2呼吸)――お耳の奥、これ――(2呼吸)」 【すずしろ】「なんか、汚れが――(2呼吸)――粘るっていうか……(2呼吸)――湿気、これ――ああ――(2呼吸)――そうか、長風呂の影響なのかな――(2呼吸)」 【すずしろ】「マスターと……(2呼吸)――すずしろ、と――(2呼吸)――ふたりで、なかよく――(2呼吸)――のんびり、温泉、長湯してたし――(2呼吸)」 【すずしろ】「湿気が、きっと――(2呼吸)――あ、けど、それなら――(2呼吸)――浅いところも――(2呼吸)――湿気を含んでたずだよね――(2呼吸)」 【すずしろ】「……ってことは、多分――(2呼吸)――シャンプーしたとき――(2呼吸)――きっとすずしろ――(2呼吸)――ガードが甘くて――(2呼吸)」 【すずしろ】「マスターの耳に……(2呼吸)――水滴、まぎれこませちゃったとか――(2呼吸)――そういう感じで……(2呼吸)――濡れしちゃった、のかなぁ――(2呼吸)」 【すずしろ】「まぁけど――(2呼吸)――あんまり、カサカサよりも……(2呼吸)……耳の、奥なら……(2呼吸)――これっくらいに――(2呼吸)」 【すずしろ】「濡れてた方が……(2呼吸)――多分、かえって――(2呼吸)――お掃除しやすい――(2呼吸)――感じ、だか、ら――(2呼吸)」 【すずしろ】「ん……(ゆっくりと丁寧に粘りのある耳の汚れを取り除こうとする6呼吸)――と、よし――(2呼吸)」 【すずしろ】「乗った、これ――(2呼吸)――綺麗に、とれる――(2呼吸)――ん……(2呼吸)――うんっ」 ;SE stop 【すずしろ】「(安堵のひといき)――うふふっ、綺麗にとれました!」 ;3/右(密着吹きかけ) 【すずしろ】「(ふーーーーーーーっ、ふっ、ふっ)」 ;3/右 【すずしろ】「ここまでいけば、最後の仕上げ。細かなチリを取ってくだけだねー」 【すずしろ】「せっかく王道中の王道、真竹の煤竹耳掻きで、お耳掃除をしたんだし」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「仕上げも王道、綿梵天で、ふわふわゆるーくしてこーね」 ;3/右 【すずしろ】「じゃ、いくよ? マスター」 ;SE 綿梵天で耳の仕上げ(継続) 【すずしろ】「耳掻きの、ときとは逆に――(2呼吸)――一番最初に、深いところへ――(2呼吸)――そーっとそーっと――(2呼吸)――さしこんで――(2呼吸)」 【すずしろ】「くる、くる、くるって――(2呼吸)――回転、させつつ――(2呼吸)――手前へ手前へ――(2呼吸)――引き出すように、かきだすように――(2呼吸)」 【すずしろ】「あくまで、軽く――(2呼吸)――力を一切、くわえずに――(2呼吸)――ゆっくりゆっくり――(2呼吸)――繰り返し、て――(2呼吸)」 【すずしろ】「(上記の耳道掃除をもう一度くりかえす、ゆっくり慎重な8呼吸)」 【すずしろ】「繰り返し、たら――(2呼吸)――浅い、ところへ――(2呼吸)――これは、さっ、さと――(2呼吸)――箒、みたいに――(2呼吸)」 【すずしろ】「お耳神社の――(2呼吸)――参道を――(2呼吸)――掃いて、清める――(2呼吸)――そんな、気持ちで――(2呼吸)」 【すずしろ】「(粛々と→耳が理想的に綺麗にしあがっていくので嬉しくなっていく。を8呼吸で)――うん」 ;SE stop 【すずしろ】「はーい、お疲れ様でした! マスターのお耳、これですっかり――」 ;3/右(密着吹きかけ) 【すずしろ】「(ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ)」 ;角度をかえつつ耳穴チェック 【すずしろ】「おみみ……すっか……り――。うん! ばっちり綺麗に、お掃除完了! してるはず」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「お耳の調子、聞こえとかどう? (返事を待つ2呼吸)――オッケー、それならよかったぁ」 ;3/右 【すずしろ】「じゃ、かるぅくマッサージして、お耳の疲れもほぐしちゃおっか」 ;SE 耳マッサージ(継続) 【すずしろ】「はじめは耳たぶ――(2呼吸)――やわやわ、もんで――(2呼吸)――もんで、ほぐして――(2呼吸)――ほぐした、あとは――(2呼吸)」 【すずしろ】「かるうく畳んで――(2呼吸)――押し付けて――(2呼吸)――押し付けたまま――(2呼吸)――ぐるぐる、ぐるぐる――(2呼吸)」 【すずしろ】「ぱっと離して――(2呼吸)――今度は、上側――(2呼吸)――やわやわ、つまんで――(2呼吸)――つまんで、もんで――(2呼吸)」 【すずしろ】「もみほぐしつつ――(2呼吸)――じわじわ、だんだん――(2呼吸)――下へ、下へと――(2呼吸)――ずれて、動いて――(2呼吸)」 【すずしろ】「外周、ぐるっと――(2呼吸)――もんでって――(2呼吸)――耳の内側――(2呼吸)――指あてて――(2呼吸)」 【すずしろ】「ぐるぐる、ぐるぐる――(2呼吸)――軽ぅく、軽く――(2呼吸)――動かし、ながら――(2呼吸)――全体、を――(2呼吸)」 【すずしろ】「ん……(丁寧にマッサージする8呼吸)」 ;SE stop 【すずしろ】「はい、おしまい! リラックスできたでしょ? マスター」 【すずしろ】「そしたら今度は左のお耳に選手交代しちゃおっか」 【すずしろ】「すずしろ、『ごろーん』っていうからさ。声にあわせて左の耳が上になるよう、マスター、姿勢入れ替えてね?」 【すずしろ】「いーい? いくよー。さん、にい、いち」 ;3/右→;1/前→;7/左 【すずしろ】「ごろ-------ん」 ;環境音 F.O. ;//////// Track5:真竹の煤竹耳掻きで、王道かつ丁寧な左耳耳掻き(膝枕をしての耳かきと、梵天での耳掃除に、耳たぶマッサージ) ;//////// ;7/左(密着) 【すずしろ】「おつかれさま、マスター」 ;環境音 室内空調 F.I. ;7/左 【すずしろ】「右耳謎に濡れちゃってたし、こっちがどうか、最初に確認しておくね?」 ;SE 耳の浅いところを指で撫でてチェック ;7/左 【すずしろ】「ん……(丁寧に耳の中を観察する4呼吸)――っと浅いところは乾いてる。から、深いところも大丈夫だと思うけど~」 ;SE ティッシュ1枚を抜いてこよりに 【すずしろ】「一応チェック。ちり紙で……っ……こよりを――つく、って――」 ;7/左(密着) 【すずしろ】「一瞬だけ、お耳の奥に入れてくからね?」 ;SE 耳の穴奥へとこよりを入れる→くるくると回し動かす ;7/左 【すずしろ】「どう……かな? いれ、て――(2呼吸)――くるくる、まわし、て――(2呼吸)」 ;SE こより抜き 【すずしろ】「抜くね? ん……(2呼吸)――っと。あ、よかった! 奥も全然濡れてない」 【すずしろ】「っていうことで~」 ;7/左(接近・吹きかけ) 【すずしろ】「(ふっ、ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ)」 ;7/左 【すずしろ】「こっちも耳かきしていくね? リラックスして、力を抜いて~」 ;SE 耳掻き(浅い・継続) ;7/左 【すずしろ】「ん……(2呼吸)――ってかさ、マスター――(2呼吸)――耳かき、結構――(2呼吸)――いま、いろんなレイルロオドしてるけどさ――(2呼吸)」 【すずしろ】「あれ? きっかけね――(2呼吸)――広がったの――(2呼吸)――実はマスターとすずしろだって……(2呼吸)――こないだ、ランさんに言われちゃったの――(2呼吸)」 【すずしろ】「番組、あったじゃない――(2呼吸)――特集、すずしろの、密着のヤツ――(2呼吸)――『女優レイルロオドの乗務と日常』だって?――(2呼吸)――なんか、そんなタイトルの――(2呼吸)」 【すずしろ】「乗務はまぁまぁ――(2呼吸)――とりたてて……――(2呼吸)――特別なこと――(2呼吸)――なんにもなくて――(2呼吸)」 【すずしろ】「けど、マスター――(2呼吸)――ってか、マネージャーだよね、あのときは――(2呼吸)――乗務のあとに、移動、移動、移動で――(2呼吸)――ほんとに時間なくって……(2呼吸)」 【すずしろ】「マネージャー、すっごく支えてくれて――(2呼吸)――全部がようやく終わったときにはくたくたで――(2呼吸)――すずしろ、なんかちょっとでもしてあげたくて――(2呼吸)――それで、だったよね――(2呼吸)」 【すずしろ】「マネージャー、遠慮しまくったけどさ。結局……(もったいぶるような、無言での耳掻き8呼吸)――ふふっ」 ;SE stop ;7/左(密着ふきかけ) 【すずしろ】「(ふーーーーーーーーーーーーーっ)」 ;7/左(接近囁き) 【すずしろ】「耳掻き、させてくれたよね。ほんとに疲れ切ってたみたいで、すぐにぐっすり眠っちゃったけど」 ;7/左 【すずしろ】「あれがね? 衝撃だったって、ランさんいってた。『耳かき! そういうのもありなのか!』って」 【すずしろ】「それでランさん、バチってスイッチはいったんだって! ランさんいわく、多分、他のいろんなレイルロオドのスイッチも……って」 【すずしろ】「その影響で……って、おしゃべりに夢中になって手が止まってちゃダメだよね。失敗失敗」 【すずしろ】「浅いところは終わってるから、深いとこ、優しく掃除していくからね」 ;SE 耳かき(深・継続) 【すずしろ】「で、えーと……(2呼吸)――あ、そう、マネージャーとすずしろに影響されて――(2呼吸)――ランさんも、してみたんだって……(2呼吸)――マスターに、耳かき――(2呼吸)」 【すずしろ】「そしたら、マスター、すごく喜んでくれたんだって――(2呼吸)――でさ、群真(ぐんま)って……(2呼吸)――レイルロオド・サミット、第一回の――(2呼吸)――参加レイルロオド、多かったじゃない――(2呼吸)」 【すずしろ】「ランさんに、頭部(とうぶ)のりいこさんに……(2呼吸)――あとは、常電(上電観光列車)の、かかあさん――(2呼吸)――ランさんの、耳かきの、話――(2呼吸)――かかあさんと、りいこさんに伝わって――(2呼吸)」 【すずしろ】「で、りいこさんから、いよさに、とか――(2呼吸)――そういう感じで、どんどんどんどん……(2呼吸)――耳かき、ね? レイルロオドが――(2呼吸)――どんどんはじめるようになって――(2呼吸)」 【すずしろ】「だから、いまの、レイルロオドの――(2呼吸)――耳かきブーム? みたいなの――(2呼吸)――そのスタート、ってか震源地? みたいなの――(2呼吸)――実は、マネージャーとすずしろかもって――(2呼吸)」 【すずしろ】「そういうお話、聞かされて……(2呼吸)――なんだかすずしろ、照れくさくって――(2呼吸)――けど、うれしいのも、やっぱりあって……(2呼吸)――結構、実はね? 今、こうしてるの……(2呼吸)」 【すずしろ】「いっつもよりも、ちょっとだけ――(2呼吸)――ほんのちょっとは、緊張……っていうか……(2呼吸)……背筋のびてる、みたいな気持ち……(2呼吸)――実は、してたり、する感じなの――(2呼吸)」 【すずしろ】「すずしろ、うれしくてしあわせで……(2呼吸)――自信がついて……少し自信をつけすぎてしまって――(2呼吸)――毎日、毎晩、お風呂上がりに――(2呼吸)――マスターのお耳、お掃除するようになってしまって――(2呼吸)」 【すずしろ】「ん……(はにかんで耳かきする8呼吸)」 【すずしろ】「でも、さ、いいことだよね――(2呼吸)――耳かきブーム――(2呼吸)――すずすろ、あとで知ったんだけど――(2呼吸)……医学的には? 耳掃除って、いらないっていうお話だけど……(2呼吸)」 【すずしろ】「耳を清潔にすることよりも……(2呼吸)――むしろ、耳かきって癒やしだよね――(2呼吸)――こういうふうに、寄り添いあえて――(2呼吸)――お互い、癒やされあうっていうか」 【すずしろ】「だから、すずしろ――(言葉を探す4呼吸)……って、あ」 ;SE stop ;7/左(密着吹きかけ) 【すずしろ】「(ふっ、ふーーーーーーーっ、ふーーーーーーー)」 ;7/左 【すずしろ】「深いところも、お掃除完璧にできちゃった」 ;7/左(密着囁き) 【すずしろ】「だからこのまま、梵天掃除もいっちゃうね?」 ;SE 綿梵天で耳の仕上げ(継続) 【すずしろ】「まぁ、うん……(2呼吸)――だよね――(2呼吸)――医学的には、無意味でも――(2呼吸)――すずしろたちには、意味が、ある――(2呼吸)」 【すずしろ】「お耳の掃除――(2呼吸)――する以上にさ――(2呼吸)――多分、すずしろ、掃除しながら――(2呼吸)――マスターと、穏やかな時間、共有しながら――(2呼吸)」 【すずしろ】「掃除している、何倍も――(2呼吸)――掃除、してもらってると思うんだ――(2呼吸)――疲れとか、不安とか、もやもやだとか――(2呼吸)――そういうのをさ、マスターに――(2呼吸)――って」 【すずしろ】「あー……(照れて掃除を続ける8呼吸)」 【すずしろ】「だったら、嬉しい。すずしろも――(2呼吸)――マスターのこころを曇らす――(2呼吸)――疲れや、不安や、もやもやを――(2呼吸)――ぬぐって、癒せているんだったら――(2呼吸)」 ;SE stop ;7/左(接近囁き) 【すずしろ】「そう思うだけで、すずしろももっと癒やされちゃう」 ;7/左 【すずしろ】「しあわせだよね。耳かきしてるそれだけで、すずしろたち、お互いを癒やし合えちゃうんだから――あっ」 【すずしろ】「(嬉しげにあくびを見守る2呼吸)――うふふっ、マスターおっきなあくび。疲れちゃった? それとも安心してくれた? 多分、きっと両方だよね……ぁ――ふっ……(大あくび)」 【すずしろ】「(はじらいはにかむ照れ笑い)」 【すずしろ】「……癒やし合うって、こういうことだよね。うん。マスターが癒やされて、すずしろも癒やされて。それでお互い眠たくなってきてるんだから――」 ;7/左(接近囁き) 【すずしろ】「このまま一緒に、夢の中でも癒やしあっちゃお?」 ;環境音 F.O. ;//////// Track6:ささやき声でのおしゃべりを楽しみしながら、ゆるゆる優しい眠りに落ちる(すずしろの耳元ウィスパートークでの、ゆったり静かな安眠導入) ;//////// ;このトラックから安眠導入です。 ;ボイスは基本、ウィスパー&ゆったりでお願いできましたら幸いです。 ;環境音 室内空調 F.I. ;3/右(ふたりくっつきあって寝てる) 【すずしろ】「ん……(安心と眠気の8呼吸)」 【すずしろ】「あったかい、すごく。あったかで、やわらかで、安心できて、いい匂い」 【すずしろ】「マスターの匂い――すずしろの大好きな、優しい匂い」 【すずしろ】「……しあわせって、身近なものが、一番深ぁいような気がする」 【すずしろ】「大きなお仕事の成果を出すこと、レールを未来へつなぐこと、素敵な誰かに出会うこと―― そういうのも全部、とっても素敵なしあわせだけど」 【すずしろ】「それでもやっぱりすずしろは、すずしろの一番のしあわせは―― マスターとすずしろだけに、世界がぎゅって閉じられる、このぬくもりとやすらぎの他には無いかなぁって気がするの」 【すずしろ】「(ぬくぬくしながらマスターの話を聞く4呼吸)――あ」 【すずしろ】「だね。うん。そうかもしれない。すずしろたちがあれこれいろいろ頑張ってるのは、このぬくもりを守るためかも」 【すずしろ】「頑張って重ねたすべてをおふとんにして、ふたりを包む繭にして――だからこうして、ぬくぬくしあわせを堪能できる」 【すずしろ】「もしもそこが崩れちゃったら……(吐息)――時間に追われて、お金に追われて、ふたりで一緒にゆっくりすごす――それだけのことが出来なくなっちゃう」 【すずしろ】「……レイルロオドは、鉄道員は、みんな知ってることだもんね。しあわせって、とっても儚い。すごく簡単にこわれちゃうって」 【すずしろ】「(言葉を探す2呼吸)……それでも、ね? こうして一緒にすごしていると。マスターの温度に、匂いに、優しく包んでもらえてると――ふっと、錯覚しそうになるんだ」 【すずしろ】「この瞬間が永遠だって。ずっと変わらないものなんだって。すずしろは、ずっとずうっと、いつまでもマスターの隣にいられるんだ、って」 【すずしろ】「――永遠なんてありっこないって知っているのに……それでも、どこか、こころのどこかで思っちゃう」 ;3/右(接近囁き) 【すずしろ】「だって――マスターが、すずしろのマスターだから」 ;3/右 【すずしろ】「マスターが一緒にいてくれるなら、どんな不幸も追い払えるって……すずしろ、安心しきれちゃう」 【すずしろ】「ぬくぬくと、ただ安心しきって――(幸せにみちみちきった8呼吸)」 【すずしろ】「……ああ、うんん。だよね、マスター。夜は明けちゃう。眠って目覚めて、そうしたら、すずしろたちは、新しい一日をはじめるしかない」 【すずしろ】「今日と多分よく似てて、けれど絶対おんなじじゃない――そんな明日を、また積み重ねていくほかにない」 【すずしろ】「明日を素敵に積み重ねるため……ふふっ、すずしろ今は、思いっきり甘えて緩んで、眠っちゃいたい」 【すずしろ】「(話を聞く2呼吸)――ふふっ、だよ? マスターで、マネージャーなんだもん。そんなのとっくに知ってたでしょ?」 【すずしろ】「すずしろ、実は、とっても欲張りで甘えん坊。マスターに関してだけは、きっと世界の誰よりも」 【すずしろ】「だからマスター。マスターも、もっとすずしろに甘えてね? 甘えて、ゆるんで、ずるずるにもたれかかってきてね?」 【すずしろ】「癒やしも支えも、きっとおんなじと思うから。 すずしろとマスターだったら、甘えられることと甘えることは、おんなじことって思うから」 【すずしろ】「だからさ、もっとべったりと――ぁ…………ふ、ぁ――(小さなあくび)」 【すずしろ】「……ああ、すずしろも結構疲れちゃってたのかな? すごく、眠く、て……(大きなあくび)」 【すずしろ】「ぁう……このまま目、とじちゃってもいい? (2呼吸)――ん。じゃあそうする。けど、寝る前に」 ;2/右(密着ささやき)) 【すずしろ】「おやすみなさい、大好きなマスター。夢の中でも、すずしろの甘えて、甘やかしてね?」 ;3/右 【すずしろ】「ふふっ、マスター、鼓動が早くなってる。 眠るのもしも邪魔しちゃってたら……ぁ……(大きく長いあくび)」 【すずしろ】「……すずしろもドキドキしてるのに、眠いの全然薄まらないや。 まぶたとまぶたが、今にもくっっついちゃいそうで……」 【すずしろ】「……だね、マスター。それじゃあ一緒に瞳を閉じて――」 【すずしろ】「おやすみ……マスター。優しいマスター。 夢の、なかでも……お願いね? どうかこの手を……つないだ……まま……で――んっ……」 【すずしろ】「(ゆっくりと眠りに落ちていく8呼吸)」 【すずしろ】「(安定していく入眠初期の8呼吸)」 【すずしろ】「(穏やかな眠りの8呼吸)」 【すずしろ】「(穏やかな眠りの8呼吸)」 ;次がループトラックのため、環境音ならしっぱなしで ;//////// ;Tr7 寝息ループ(おまけパート。寝息ループ) ;//////// ;環境音、なりっぱなし(ループトラック) ;3/右(密着) 【すずしろ】「(熟睡している深い寝息 16呼吸)」 【すずしろ】「(熟睡している深い寝息 16呼吸)」 【すずしろ】「(熟睡している深い寝息 16呼吸)」 【すずしろ】「(熟睡している深い寝息 16呼吸)」 ;//////// ;Tr8 上坂すみれ様テーマトーク ;//////// ;以下のセリフは単なるガイドです。ご随意にご変更いただき、種﨑さんのトークをいただけましたらと願います ;マイク位置も自由で大丈夫です。好きに動くなり近づくなり遠ざかるなりなさっていただけましたら幸いです 【上坂】「こんばんわ……ですか? おはようかもしれませんね。どちらにしても、最後のトラックまで聞いてくださりありがとうございます」 【上坂】「『蓄音レヱル』、すずしろ役の声優、上坂すみれです。ラストトラックはすずしろに代わって、わたしが少し、コーナーを担当させてもらいます」 【上坂】「どんなコーナーかといいますと……みなさまからお預かりしたテーマにそったトークを展開する、テーマトークのコーナーなんだそうです」 【上坂】「お預かりしてるトークテーマは……これですか。なるほど」 【上坂】「テーマをお寄せくださったのは『サンコム』さん。滋賀県彦根市……ひこにゃんのいるとこですよね? に、お住まいの方だそうです。お便り、本当にありがとうございます」 【上坂】「で、いただいたトークテーマは……『明日から一週間のお休みです。なにをしますか? ((昨今の状況を加味せずに)』」 【上坂】「昨今の状況……っていうのは感染症関連のことですよね。それを加味せず……つまり、どこにいくのも何をするのも気兼ねない状態として――ってことですね。それだと……」 【上坂】「(以下、テーマトークお願いします)」 【上坂】「……かなって思います。 サンコムさん、おたより、ありがとうございました」 【上坂】「と、ここでお時間みたいですね。最後の最後まで聞いてくださり、ありがとうございました」 【上坂】「今、起きてます? それとも夢の中ですか? どっちであっても、光栄です」 【上坂】「それじゃあ、そろそろ失礼しますね。ご乗車ありがとうございました。今回の旅は、ひとまずここでおしまいです」 【上坂】「けれどもきっと、次の夜にも、次の駅でもお会いしましょう」 【上坂】「おやすみなさい。明日の朝へ―― 『出発! 進行』」 ;おしまい