本作のライター兼ディレクターを担当しました桜庭丸男が、作者なりに本作の解説を記したいと思います。 シリーズも5作品目ですね。構成は1作品目や2作品目に近いですが、内容は結構アブノーマルなものも積極的に盛り込みました。 <プロローグ> ヒロインの紹介パートです。サバサバしていて大胆なギャル。声を押し殺す事を止めて快楽をたっぷり堪能しようとするその姿は、淫乱でありながらどこか自由奔放な印象があります。 同時にこのプロローグは、水野七海様の潮吹き演技を聞いていただくパートでもあります。 本編が進めば進むほど強烈なおほ声演技を聞かせてくださる水野七海様ですが、清潔感と上品さに満ちた女性的な演技もお上手だという事を改めて聞いていただけたら。 <1章> 聞きどころは、何と言っても射精シーンでしょうか。 勢い任せにドドドっと喘ぎ叫ぶのではなく、ぐっと刺激の波を堪えたり、飲み込んだり、そういった緊張感のある間でリアリティを演出しました。 射精シーンに空白を作るのはリスクの高い事ではあるのですが、このチャプターの間は射精の脈動をうまく表現出来ていて、個人的にとても気に入っています。 <2章> ヒロインのペニスと先生のペニスを擦り合わせて、「ちんこキス」と題してお互いが興奮を高めます。 他媒体では難しい非現実的なプレイを強引に成立させられるのも、音声作品の強みだと思います。 このチャプターではねっとりとした生あったかいヒロインの息遣いが多くなるように意識して書きました。 4章や5章では勢い重視の絶叫が多くなるわけですから、モワッとした息多めの演技はこのチャプターで……という意図です。 アヘ声演技だけでなく、ASMRっぽいゾクゾク感もお楽しみいただけたら幸いです。 <3章> フェラチャプターです。ちゅぱ音やキス音、舐め音、ごっくんまで、様々なフェラ音を収録しています。 フェラ演技の音の出し方は声優さんによってとても個性が出る分野なのですが、水野七海様でしたら大丈夫だろうというつもりでキャスティングさせていただきました。 実際の収録では桜庭の想定を上回る多様な音を出していただき、とても驚かされました。中には「この音どうやって出してるんだろう……?」と思わされるものも。 リスナー様も、そういった声優様の努力の結晶を一つ一つじっくりとお楽しみくだされば幸いです。 本シリーズはフェラがメインの作品ではありませんが、フェラを前面に押し出したシリーズを作るのもアリかもしれませんね。 <4章> セックスシーンでは、ピストンの動きをうまく演技に反映させていただきました。 先生が腰をガシガシ突き動かして、ヒロインの肉体をブルンブルン震わせながら喘がせている様子が想像しやすいかと思います。 個人的には絶頂寸前の「イキそうだけどまだイケない。と思ったらもうイクかも」というようなギリギリのせめぎ合いの演技がお見事なチャプターだと思っております。 リピートされる方は絶頂ボイスの少し前から再生してくださいね。 また、行為前のアダルトな誘惑ボイスと行為後のもわっとした甘ったるいピロートークの囁きも、非現実感が出ていてゾクゾク出来るかと思うのですがいかがでしょうか。 <5章> 最も激しく、下品なおほ声が最も多いチャプターです。 短いシーンの中で連続で3回も射精するので、「ずっと喘ぎっぱなし」になりがちなのですが、その中でも「射精寸前の高揚感」「射精中の解放感」「快楽の波の押し引き」等、演技にメリハリが出るように心がけて演じていただきました。 おかげで中弛みする事無く、勢いを保ったまま連続射精の華々しさを表現出来たと思います。 一見ガムシャラでパワフルでその場のスピード感に任せているように見えて、その裏では緻密に練られた演技プランに担保されているプロフェッショナルな水野七海様の演技力を、是非ご堪能ください。 <エピローグ> 今作のヒロインは、自分を可愛く見せようと狙った言動を取っていません。あくまで等身大のまま、自由に生きています。 ですから水野七海様には「演じる際は、可愛く聞こえるようにという意識は持たず」という部分を強調させていただきました。演者がそこを意識してしまうと、妙にぶりっ子なキャラになってしまう恐れがあるからです。 可愛さに対して無心に、あくまで性欲に忠実に演じていただいた結果、可愛く見せようと演者がすり寄った時以上の可愛さがこのヒロインに宿ったと言えるのではないでしょうか。 ギャルちゃんの人懐っこい穏やかな可愛さが、このエピローグには詰まっているように思います。 フォルダーを閉じる前に是非このエピローグを聞いて、またギャルちゃんに会いにきてください! ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ <ボーナストラック:ループ音声> こちらは、音声を途切れさせることなくずっと流し続ける事で、ストーリーや展開などを気にせず喘ぎ声に集中して興奮を高められる音声となっています。 ご使用の音楽再生ソフトのループ機能をオンにして再生してください。 「通常おほ声」「激しいおほ声」「フェラ演技全般」の3種をご用意しました。ご気分に合わせてお選びください。 複数の再生ソフトを駆使して3つの音声を同時に再生させると、なんかもうヤバい世界ですぞ。 <ボーナストラック:フリートーク> 本編であれだけ喉を酷使してくださった水野七海様という方が一体何者か、気になりませんか? 短い時間ではありますが、素の水野七海様のお声を収録させていただきました。 桜庭の中で、「本シリーズで水野七海様にオファーするなら絶対にギャル役!」と決めていました。 あの声質で人懐っこいギャルがおほ声で射精したら絶対に面白いと考えてのキャスティングなのですが、ギャル役の経験がそこまで多くないというのは意外でした。 それだけに、収録でギャルヒロインを見事に表現してくださった水野七海様の演技力には改めて脱帽です。 本作を機に水野七海様にもっと興味を持っていただけたらとても嬉しいです。