トラック8 EX ■場面:再会 (興奮している感じで、楽しそうに) な、なんじゃ…っ…。 妾の前にまた現れたかと思えば、 少ししか経っておらんというのに…見違えているではないか…っ…。 男らしい顔つきになって、体もしっかりとして妾とほとんど変わらぬほどになって…。 しかし…凛々しくなった顔の中にも…幼い頃のあどけなさが残って…っ…。 しかもその上、妾に向かってあんなことを恥ずかしげもなく…っ…。 言われている妾のほうが恥ずかしかったではないか…っ…。 くっ…少しは時間が経って気にならんものかと思えば… まったくそんなことはない…っ…。 後でソラと話すとき、顔を直視できるかどうか…っ…不安じゃ…っ…。 ■場面:お勉強 (興味深そうに) ふむ…ふむ…ん…むむ…っ…ん…なるほど…ん…。 人の子は…視界を塞がれると感覚が鋭く…ふむふむ…。 指で輪を作ってそこに…相手のものを…? な…っ…しかも、あえて相手に腰を振らせて…羞恥心を…っ…? なんということじゃ…っ…そんな技が…っ…? あやかしの妾には知らぬことが沢山じゃ…。 これは…端から端まで読まねばならん…っ…。 ふむふむ…ふむふむ…んっ…! なんと…っ…そのような…っ…。 (フェードアウト) ■場面:贈り物 (幸せそうに) ん…ふふ…、ふふ…っ…。 何度見ても素敵な着物じゃ…。見ているとつい、笑みがこぼれてしまうな…。 こういうものは力を使うのではなく、大切に、あえて自身の手で手入れをせねば…。 まぁそもそも、妾の側にあるものに汚れなど付きようがないがなっ…! ふっふっふ…。 しかし、ソラのやつめ…なかなかにくいことをしおる…。 いきなりこんなものを妾に贈ってくるとは…。 (ちょっとふざけて) まさか…町の娘たちを誑かす軟派者に、本当になっておったり…? ふふ…考えられんな…笑 はぁ…しかし…いつまでも見ておれる…。 これはこの着物の高貴さゆえか、それともこれを持ってきた者の想いがゆえか…。 (感慨に浸りながら) 長い時の中で、貢物をもらうことはあれど… このような気持ちにさせられることはなかった…。 きっと…妾は今…幸せじゃ…。