07.エピローグ すぅ…ふぅ…すぅ…ふぅ…すぅ…ふぅ…。 ん…すぅ…ふぅ…すぅ…ふぅ…すぅ…ふぅ…。 ん…んん…。 あ…れ…? んん…あぁ…いつの間にか、寝ちゃってましたか…。 ん…ふぁ…。 一体…何回シたんでしょうか…。 私から言い出したとはいえ…少々迂闊でしたね…。 全く…兄さんがこんな絶倫野郎だと知っていたら、 あんなことは言わなかったのですが…。 でも…ん…。 兄さんは…まだ寝てますか…。 ふふ、相変わらず馬鹿みたいな顔です…。 幸せそうで…羨ましいですね。 …これで、良かったんでしょうか。 兄さんからしたら、私なんかと一緒に居るより、 安らかに眠っている方が…幸せだったのでは…。 復讐なんて言って… 結局のところ、私は兄さんにもう一度会いたかっただけ…。 はぁ…。 何で今更、こんな罪悪感が…。 もう、わけ分かんないです…。 兄さん…。 あ…。 目…覚めました? ん…その…。 大丈夫…ですか…? 「何が」って…兄さんの体に決まってるでしょう? 寝ぼけてんじゃないですよ…ばか兄さん。 …なに笑ってんですか。 いいんです?ご主人様にそんな態度で…。 兄さんは私の管理下にあるんですから、 生かすも殺すも私次第…なんですよ? そんなだと、蘇ったことを後悔するような目に合わせちゃいますからね…? え…? 「後悔はしない」って…どういう…。 …まさか兄さん、起きてましたね…? もうっ、兄さんの癖に生意気ですっ…。 私としたことが…はぁ…。 …そうですか。 ……。 多分…私はその言葉が聞きたかったんでしょうね。 兄さんに、「ずっと一緒に居るよ」…って。 ん…兄さん。 何だか私…色々と報われたような気がして… 今、とっても清々しい気持ちです。 でも、同時に復讐を果たして… 心にぽっかり、穴が開いたような気もしています…。 だから…その…。 兄さんが、この穴を埋めてくれませんか…? これからも…私と一緒に。 ふふ…ありがとうございます。 まぁ嫌だ、なんて言っても無理やり言う事を聞かせるだけですけど。 だって、兄さんは私に絶対服従なんですから… この先もずっと…死ぬまで… 二人で、一緒に居ましょう? 兄さん。