(サラ) …失礼します。 (イブ) は~い。 (サラ) イブ様。 メイド長のサラ、参りました。 そしてこれが…。 先日とらえた、人間のオスです。 (イブ) あら♡ ご苦労だったわね、サラ♡ …へえ♡ これが人間のオスねぇ…♡ 一目見ただけで分かるわ♡ 醜くて、卑しくて…♡ クソザコな生き物ね♡ (サラ) 仰るとおりです。 人間は私たち魔族よりも遙かに下等で、 脆弱で、矮小な存在です。 ましてや、偉大なる魔族の王であるイブ様とは、 比べものになりません…。 (イブ) ふふん、当然よ♡ …ねえ人間♡ 言葉は分かるのでしょ? 私に土下座しなさい♡ …ん? 何? さっさとしなさい? 殺すわよ♡ (イブ) ふふ、そう…♡ 良い子ね? …くふふっ♡ あははははっ♡ へえ♡ なかなか様になっている土下座姿じゃない♡ 意外と知能があるのね♡ 褒めてあげるわ♡ (サラ) イブ様。 すでにお伝えしているとおり、 人間のオスから採れる精液には、 なぜか多少の魔力が含まれています。 予定通りこの人間は、 私たち魔族が魔力を補給するための家畜として、 この魔王城で飼育いたします。 (イブ) ええ、わかったわ♡ ふふふふふ…♡