トラック05 『ピロートーク』 【みちる】 「んんっ…………はぁ…………」 【みちる】 「……えへ……せんぱぁい…………んーっ……ちゅ、ちゅっ…………」 【みちる】 「ふぁぁ……やっぱ最高ですよね、先輩に抱っこしてもらって寝るの……」 【みちる】 「ふんふん、すぅぅ…………」 【みちる】 「ふへぇ…………んん…………」 【みちる】 「あっ……もしかして、あんまりいつまでもやってるとアレですか、こういうの」 【みちる】 「あはは……そうですね、さすがにけっこう疲れたし、私もまあ眠いは眠いんですけど……」 【みちる】 「せっかくのお泊まりでさっさと寝ちゃうの、どうしてももったいないなって……」 【みちる】 「……旅行で電車とか飛行機のったときでもそうなんです、私」 【みちる】 「くかーって寝てる間に目的地へ着いたら楽ちんだーって、頭ではわかってても」 【みちる】 「いざ乗ると、やっぱり景色を見逃すのはもったいない! って、窓にかじりついちゃうタイプで」 【みちる】 「そんなところまで犬っぽい? うー…………わんっ! はむっ!」 【みちる】 「その通りすぎてなにも言い返せないなって自分でも思っちゃったのが悔しいので、犬らしくお口で反撃してみました!」 【みちる】 「わん! わうわう! あむっ!」 【みちる】 「……ちゅ、ぺろぺろ……んん…………くぅん…………」 【みちる】 「もう、ほんと犬でもなんでもいいです、先輩にかわいがってもらえるなら……」 【みちる】 「んっ……ふぁぁぁぁ…………あ、ちょっと眠くなって、きたかも……」 【みちる】 「こう……先輩の匂いに包まれてると、なんかめちゃくちゃ安心するんですよね、ほんと……」 【みちる】 「……そうだ、先輩……ひとつだけ、お願いしてもいいですか?」 【みちる】 「わーい! じゃあ、あのですね……頭の後ろ……はい、首の上っていうか、耳の裏あたり撫でてもらってもいいですか……?」 【みちる】 「ちっちゃいころ……親にそこ撫でられながら寝るのが好きだったんですよ……」 【みちる】 「だ、だいじょうぶですよ、さすがにベッドで粗相は絶対しませんから……!」 【みちる】 「……ありがとうございます……んん……はぁ……気持ちいい…………」 【みちる】 「先輩ぃ……ずっと……ずっと一緒にいてくださいね…………んっ…………」 【みちる】 「はい……ふぁぁ…………おやすみ、なさい…………今日はほんと、楽しかったです…………」 【みちる】 「また、あした……………………ん………………」 【みちる】 「…………すぅ………………すぅ………………」