よろしいですか? では、参りましょう。 引き続きイメージしながら歩いて下さいね。 洞窟の床は平な大理石で出来ていて、私のパンプスの足音だけが響きます。 そして、床は少し傾いていて、緩やかに下に向かって傾斜しています。 しばらく歩くと、洞窟の壁も床も真っ白な大理石になりました。 天井にはLEDランプが灯り、もう完全に転送施設に向かう通路ですね。 あなたは真っ白な通路を歩いていく。 言われてみれば、床が少し傾いているのを感じる。 少しずつ、少しずつ地下に向かって歩いていく。 パンプスの足音だけが聞こえる通路を歩いていると、自分がどこに向かっているのかわからなくなる。 頭の中は空っぽになり、これからドールの中に入ることだけを意識している。 もうどれくらい歩いたのだろう? どれくらい地下に降りているのだろう? コツコツと響く足音を聞いていると、考えることも出来なくなっていく。 ただ、地下へ向かう通路を歩いている。 歩きながら頭がボーっとして何も考えられない。 案内役のドールの足音だけが頭の中に響く。 目を瞑って、私の誘導に身を任せて、ただ歩くことに集中する。 コツコツと響くパンプスの音を聞きながら、ただ歩いてゆく。 ますます意識がボーっとして、もう自分が歩いていることさえ分からなくなる。 ただ、ドールに入り、自分がどうなってしまうのか? 女の快感がどんなものなのかが少しだけ気になってしまう。 そうですね、少しだけ女の快感についてお話しましょう。 今まで快楽堕ちのテストプレイに参加された方の感想を聞いているので、お話しておきますね。 プレイに参加した人は、M様、あなたで10人目です。 一人を除き、他の8人は男性に戻っています。 皆さん最初は女の快感なんて興味がないと言いながら、最後は滅茶苦茶気持ち良かったそうです。 クリトリスはもちろん、乳首やGスポットがあんなに感じるとは思いもしなかったようです。 何人かはポルチオ絶頂寸前までいきましたが、ギリギリ耐えて、かろうじて男性に戻りました。 さあ、もう少しで転送装置のある地下へのエレベーターに着きます。 装置とドールの生産工場は地下100mにあり、何故そんな地下深くにあるのかは、いずれお話しますね。 ここから床の傾斜が急になりますので、足元にご注意下さい。 傾斜がキツくなるイメージをして頂くと、歩きやすくなるので、想像してみて下さいね。 通路の床が急に傾き、どんどん地下深くへ降りていく。 まるで階段を下りるような急な傾斜。 心と体がエレベーターに吸いよせられるように、降りていく。 降りれば降りるほど、体が重くなり身動きが出来ない感覚に襲われる。 どんどん降りていく。 降りるほどに、足の底から体の力が抜けるように感じる。 力が抜ければ抜けるほど、体はどんどん重くなる。 足が重い 凄く重い 体が重い どんどん重くなる 体全体が重い 重い もうほとんど体を動かせない どんどん体が重くなり、もう歩けないと感じたところでエレベーターに辿り着く。 良かったですね。 もう歩けませんよね。 後はエレベーターに乗れば、転送装置のある部屋へ行けますよ。 さあ、エレベーターに乗り込みましょう。