○世界観
貧富の差がより大きくなった世界。
児童養護施設が完全民営化されたことにより利益追求をした結果、実質的な奴隷商売となった。
裕福層に高額で購入させるために教育用カリキュラムが組まれ、成績上位者や容姿の優れた者が順にオークションに出される。
成人までに引き取り手の見つからなかった里子は処分される。また里子に決まった場合その子供の人権は全て里親に譲渡される。
取引額の相場は少女の場合五百万円〜一千万円。

○ルイーズ
本作のヒロイン。年齢１〇歳。
父親が虐待で逮捕されたことにより最終的に児童養護施設に入れられる。
過去の心的外傷により大人の男に恐怖を感じ、大きな音や痛みに敏感になっている。
児童養護施設に入れられる前は面倒見がよく芯の強い少女だった。主人公に買われた時点では、猜疑心が強く、自身の心を守るための防衛反応により人格をある程度乖離している。
容姿が優れ、若く処女であり、知能が非常に高いためオークションでの落札額は１億５千万円にまで膨れ上がった。

好き→知的好奇心を満たす、読書、家事、人の世話
嫌い→痛いこと、怖いこと、汚いこと、大きな音、大きな動き、大人の男

○作品のコンセプト
心に傷を負ったヒロインが主人公と暮らしていく内に徐々に恐怖が薄まり、素の性格が出始める純愛作品。
ストーリーがメインでないため世界観やヒロインの過去、性格はあくまで裏設定として聞き手には公開せずに作中のセリフなどから匂わせる程度に留める。